9月10日 ヤマザキマザック社に職人と自動化の極致を学ぶ
9月10日ですね。
名古屋では、ヤマザキマザック美術館と工作機械ギャラリーを訪問しました。
ヤマザキマザック社は世界の工作機械でシェアナンバーワンを取り続けている企業です。
工作機械ギャラリーでは、あらゆる形状に加工された成果物がたくさん並んでいました。また、少数点4桁の数字を駆使して自在に素材を加工するデモを見させてもらいました。
おそらくですが、工作機械に何らかの設定をするだけで、あとは工作機械が自由自在に加工してくれるのでしょう。
この仕組みを機械ごと販売する一方、仕組みそのものの内部機構はヤマザキマザック社が保持します。
お客様は購入した機械を用いて自在に成果物を生み出します。設定のお手伝いにはヤマザキマザック社のエンジニアの方がサポートするのでしょうが、その作業は購入した会社側の責任です。
もちろん、機械自体のメンテナンスもヤマザキマザック社が担うのでしょう。世界各地にテクニカルセンターを展開してらっしゃるそうなので、そうしたメンテナンス体制は整っているのだと推測します。
メンテナンス体制は整え、後の作業は、機械が作業を行います。
つまり、人が作業に介在しません。
そうすることで価値は最大化します。
その結果が、お隣にあるヤマザキマザック美術館です。17世紀以降の西洋、主にフランスの絵画が惜しげも無く並べられ、それはもう圧巻でした。
ロココ調の絵画や肖像画には惚れ惚れしました。当時のフランスで販売された家具やガラス工芸品の数々も見事でした。
この美術館は、企業メセナの一つのあり方として申し分ないと思います。
こうした活動ができるのも、人の作業を極力排し、人の能力や生産性の限界から解き放った価値の創出にあると思います。
一方では職人芸の極地である芸術作品を。もう片方では職人芸とは対極の自動化された機械を。この対比がとても印象的でした。
私は個人としては、職人的な世界を重んじます。芸術作品としても好きです。
しかし、経営者としては、人が介在する作業、それも人の判断や作業に頼っている限り、価値の増大、つまり、売上の極大化は難しいと実感しています。
人が判断し、手を動かす作業を担っている限り、会社は大きくなれない。残念ながら、これは事実だと感じています。
一方で当時の芸術家がパトロンの支援で生計を立てていたように、芸術家や職人にも価値はあります。
どちらを選ぶのか。
こちらの工作機械ギャラリーと美術館は、経営者としてのあり方にも思いを馳せることができました。
ここで学んだことは生かしていかなければ。
皆さんにもおすすめです。
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ありがとうございます。
弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。