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【すっぱいチェリーたち🍒】スピンオフ阿久⑥~文化祭でバンド編〜


すっぱければすっぱいほど輝く
創作物語。
「すっぱいチェリーたち」

これはある高校のクラスを舞台に繰り広げられる学園コメディ。
高校生の日常エピソード『あるある』で展開して行くストーリー。
それぞれの悲喜こもごもを通して、
少年たちが自分の可能性を見つけたり、
広がりを感じたりしながら成長して行く姿を描く。
ちょっとヘタレで平凡な主人公を通して、
先生や家族や仲間への理解や絆を深めたり深めなかったり、
繋がったり繋がらなかったり。
誰の心の中にも残る、思い出すと今も胸がちょっと
すっぱくなる青春の1ページを紡ぎ合う

あらすじ



▼プロローグは
こちら(たねさん)

▼告知記事は
こちら(うりもさん)


▼登場人物はこちらをみればわかります(おおさわさん)

(文化祭バンド編)
読んでもらえたら
流れがわかります。

#レッツチェリー 🍒

オレの名前は
阿久佳祐(あくけいすけ)。
母親がサザンオールスターズ好きで
佳祐と名付けられた。
田梨木(たりき)高校に通う17才。
(偏差値40前後)


文化祭で
『ミスッタチェリヤネン』
(通称ミスチェリ)
というバンドを組んで
ギターボーカルとして出演した。



我々の目的はただ一つ!
文化祭でバンド演奏をして

『女子にモテたい❗️』

それだけだ。

宇利、阿久(アコースティックギター、ボーカル)
吉田(ベース)
保志田(ドラム)

バンド構成


2曲の演奏後、

アンコール曲
「抱きしめたい」も大ウケし
盛り上がる会場内。
舞台袖の俺たち
ミスッタチェリヤネン4人組は
完全に舞い上がっていた。


阿久『こうなったら、もう一曲いっちゃう?俺が「若者のすべて」歌うわ』

宇利『待てぃ!ここはノリに乗ってる俺に「GIFT」歌わせろ』

吉田『俺に「お嫁サンバ」歌わせて!密かに練習してたんや』

保志田『サンバならワシに「マツケンサンバ」歌わせて。街をカーニバルにしたるから!』


完全に勘違いする
チェリー4人組。

その時、

『これをもちまして全ての行事が終わりました。皆さまお気をつけてお帰りください♪』


終わりを告げるアナウンスが流れた。


阿久『あ〜残念、A組の子猫ちゃんたちを俺の歌でメロメロにしてあげたかった!』

宇利『メロメロて古いねん!』

吉田『みんなに俺の歌声を聞かせたかったなぁ。クソ〜』

保志田『みんなの思いはわかった。それならこれから宇利の家で4人で打ち上げしようや!』

宇利『なんで?なんでそうなるの?おかしい、おかしいって!』

阿久『宇利ったら、こんなに喜んで可愛いな。さぁ片付けて行こか!』

宇利『待って待って〜そうじゃないんですよ〜』


片付けがすんで
体育館から外に出ると
波都子がこちらに向かって歩いてくる。
相変わらずオシャレで可愛い。
迷わず飛び出す阿久。


『お〜子猫ちゃん、そんなに待ちきれなかったのかい?可愛いなぁ〜』

調子に乗って
肩に手を回そうとした瞬間、

ドスッ!!


膝から崩れ落ち倒れる阿久。

見事な波都子の右ボディプローが
炸裂した。

『気安く触るんじゃねぇよ!タコ!』



すごむ波都子。

固まる3人。


そこに現れた圭子。
すかさず飛び出す宇利。

『圭子、ちょっと待ってちょっと待って〜サインは後でするから。今は握手だけにしてくれる?』



完全に自分をスターと勘違いした
宇利が右手を差し出す。

ニッコリ微笑みながら
右手を差し出す圭子。
その刹那、
宇利が膝から崩れ落ちた。


ドサッ!


圭子のカウンターの
右ボディプローが決まった。


『アタイの右手はそんなに安くねぇんだよ!このタコ!』


かつて、
不良少女としてしのぎを削った
2人の拳が唸ったのだ。


恐れおののく吉田と保志田。


そこへ
走り寄ってくる壽賀美と千代子。


吉田に向かって

『めっちゃ頑張ってたなぁ〜
見てたよ!』



壽賀美が
笑顔で声をかけてきた。


顔を赤らめながら
小走りで駆け寄る吉田。


『なあなあ壽賀美。さっきベースを弾く俺を見て赤くなってたやんなぁ?』



吉田もチェリーの勘違い。

さっきまで
大映の名作ドラマごっこをして
遊んでいた壽賀美と千代子。
突然、壽賀美が
『不良少女とよばれて』の
名台詞を叫んだ!

『不良少女とよばれて』主人公笙子


「人が死んだらよー。世界中はその一人の為に泣くべきだぜ!』


吉田『えっ何が?何言うてんの?』


『さっきからゴチャゴチャうるせえんだよ!』



壽賀美の素早いの蹴りが
吉田のみぞおちに決まった!


ウゴッ!


前のめりに倒れる吉田。


残るは保志田1人。

『何?この展開怖い!怖い!』


ゆっくり近寄る千代子。
その顔は大映ドラマ
「ポニーテールはふり向かない」
ヒロインのドラマー・麻生未記だ。

通称ミッキー


笑顔の千代子にホッとする保志田。

『千代子、ドラムのスティック持ってるけど、ドラム好きなん?俺のスティックさばき見てくれた?中々上手いやろ!』


ドヤ顔で保志田は言った。

千代子が流し目で言った。

「怒りも悲しみもドラムに叩きつけて生きていくんだ」


言い終わるや
突然、
麻生未記パリの必殺スティックが
火を吹いた。

ビシッ!!
バシッ!!
ビシッ!!

スティックが唸る。


『痛い!痛い!ウア〜』


保志田の断末魔のような叫び声が
響き渡った。

ドサッ!


千代子が

『ここでは昔の名前は通用しないんだよ!』


小さくつぶやいた。

後ろを振り返りもせずに歩き出す
壽賀美&千代子。

地面に横たわる
ミスッタチェリヤネン4人組。


偶然通りかかる茶保先生。

『アンタら、こんなとこで寝てたら風邪ひくで!早よ起きんかいな』


その声で
うっすら目を開けた4人。

阿久がつぶやく。

『地面がキンキンに冷えてやがるぜ!』


宇利『カイジかよ!』


声を出して笑う4人。


どこまでもすっぱい
チェリー4人組。


この日、
ミスッタチェリヤネン4人組は
絶頂と挫折を同時に味わうのであった。


まさかこのバンドが、
のちに武道館を超満員にする
バンドになるとは、
この時はまだ誰も知らないのであった。


出演者
宇利盛男…うりもさん
阿久佳祐…アークン
保志田…ほっしーさん
吉田吉夫…よしよしさん
波都子…love heartさん
圭子…西野圭果さん
橋田壽賀美…ららみぃたんさん
千代子…チョコさん
茶保先生…ちゃぼはちさん



(告知)
令和6年12月13日(金)
21時から
『モノマネフェス』

(参加者)
・トシさん
・脱サラ料理家ふらおさん
・彩夏さん
・うりもさん
・アークン

テーマは
『モノマネの向こう側』
です。
#向こう側って何


もはや似てるか
どうかではない。
#言っちゃったよ


別の勝負になっています。
向こう側を覗きたい方は
当日聴いてください。
5人のサムライが暴れます。





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