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ドラマ日記 『べらぼう』(第39話)&『ザ・ロイヤルファミリー』(初回)

江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜流星さん)。お上に目を付けられても、面白さを追求。蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた痛快エンターテインメント大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第39話「白河の清きに住みかね身上半減」。

地本問屋の株仲間を発足させた蔦重は、改めを行う行事たちをうまく丸め込み、山東京伝=政演(古川雄大さん)作の三作品を『教訓読本』として売り出した。一方、きよ(藤間爽子さん)を失い、憔悴した歌麿(染谷将太さん)は、つよ(高岡早紀さん)とともに江戸を離れる。

『教訓読本』は絶版処分となり、蔦重と政演は連行されてしまいます。そして詮議の場に現れたのが定信(井上祐貴さん)。蔦重は「白河の清きに魚住みかねて元の濁りの田沼恋しき」という有名な狂歌を持ち出し、定信の「正論」と激突。

須原屋(里見浩太朗さん)は蔦重の振る舞いを「盛大に戯けた」と評しましたが、蔦重は死も覚悟して「傾いてみせた」のだろうなと。戦国末期から江戸初期にいた「傾奇者」が、江戸中期に再来した感。

てい(橋本愛さん)の柴野栗山(嶋田久作)への決死の働き掛けもあり、蔦重は「身上半減」処分で決着。それを逆手に取ってに「身上半減の店」を名乗り、店は大賑わい。逞しい。

税理士・栗須栄治(妻夫木聡さん)が挫折を味わい、希望を見出せなくなってしまった中、馬主である山王耕造(佐藤浩市さん)との出会いにより、突然止まってしまった人生が大きく動き出す…人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語『ザ・ロイヤルファミリー』の初回。

ロイヤルヒューマン社の競馬事業撤廃のための実態調査を依頼された栗須は、事業を推し進めるワンマン社長・山王耕造を訪ね、北海道へ。競馬とは無縁だった栗須は、耕造の勢いに圧倒されつつも、馬や人との絆に心を突き動かされる。

ビジネスの世界は厳しく、ある意味冷酷。「銀行マンは社長を殺して初めて一人前」なんて話がありますが、本作と同じTBS日曜劇場『半沢直樹』でも、主人公(堺雅人さん)の町工場を経営する父親(笑福亭鶴瓶さん)は、銀行の「貸し剥がし」で自殺に追い込まれました。

同枠には様々な作品がありますが、王道は「情」に訴える物語だと思います。冷酷無比な圧倒的強者に対し、弱者側が「情」によって団結し、大逆転する物語。現実的ではありませんが、日曜日の夜に一瞬だけそんな夢物語に浸る幸せ。本作はまさにそんな「情」を描いた王道作品でした。

耕造の息子・優太郎(小泉孝太郎さん)は極悪というほどではないですが、利益最優先の冷静なビジネスマン。栄治も一度は依頼通り、競馬事業撤廃のための資料を作るのですが、馬が「処分」されるかも知れないことを知り、もう一度詳しく経理資料を調べ始めます。

結果、使途不明金は耕造の部下の横領と判明し、競馬事業撤廃は一旦は白紙。しかし、英治は責任を取って会社を辞めることに。そんな英治を競馬に誘った耕造。そして北海道で英治が会った馬が、まさかまさかのジャイアントキリング。1着は逃しましたが、人馬一体の熱いレースとなりました。

牧場長の林田純次(尾美としのりさん)に感謝された英治は、亡き父の言葉を思い出し、生前向き合ってこなかった後悔を涙ながらに耕造に告白。無職となった英治を会社に誘い、その前に墓前に線香をあげてこいと、耕造もまた「情」に厚い男でした。

英治の元カノで、シングルマザーの野崎加奈子役を松本若菜さんが演じていて非常にいですね。いわゆるヒロイン的なポジションで、英治との恋愛展開があるかも知れません。息子のクラクションは、英治への警戒心ということでしょう。で、恐らくは成長したら目黒蓮さん(笑)。

JRAの全面協力もあって、映像の迫力が凄いですね。ロケも多めでお金の掛け方が違うと思ったら、Netflixでの配信も予定しているとか。競馬初心者にも親切な作りになっており、馬に興味がない方でも引き込まれる仕上がりになっています。



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