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ドラマ日記『べらぼう』(第16話)

江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜流星さん)。お上に目を付けられても、面白さを追求。蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた痛快エンターテインメント大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第16話「さらば源内、見立は蓬莱」。

家基(奥智哉さん)の急逝した事件は、確固たる証拠を得ぬまま幕引きとなる。意次(渡辺謙さん)は源内(安田顕さん)に、これ以上詮索を控えることを告げると、源内は激怒する。一方、蔦重は源内の住む“不吉の家”と呼ばれる屋敷を訪ねる。

家基に続き、松平武元(石坂浩二さん)も暗殺されたことが濃厚だったため、次は自分や将軍・家治(眞島秀和さん)、さらには盟友の源内にも危険が及ぶと判断した意次。自分への周囲の疑惑の目を覚悟で、沈黙を選んだのでした。

一方、長屋を追い出されることになった源内でしたが、大工の久五郎(齊藤友暁さん)の紹介で無料の「不吉の家」に住むことになり。さらには、丈右衛門(矢野聖人さん)の依頼で、旗本屋敷の普請の図面を作成することに。源内自身は、仲違いした意次がこっそり手をまわしてくれたと思い込み。

そんな中、訪ねてきた蔦重の依頼を受けて、手にした人間が次々と死んでいく「死を呼ぶ手袋」の話を書き始めたの源内でしたが…。どこまで真相に辿り着いていたかは不明ですが、その想像力は黒幕の一橋治済(生田斗真さん)には都合が悪いもの。

源内は嵌められ、丈右衛門が口封じした久五郎殺しを、己の犯行と思わされ。「不吉の家」に移ってから、久五郎に勧められた、恐らくは阿片入りの煙草で、正常な判断ができないほどに、精神が蝕まれていたのでしょう。

一度は源内に会いに行った意次でしたが、これが今生の別れ。盟友を「切る」もやむなしと判断した意次に、無罪を訴えに来た蔦重らでしたが、そこに源内が亡くなったという知らせ。

源内が亡くなったとされるのが安永8年12月18日。そして蔦重と小芝風花さんが演じた花の井(→瀬川→瀬以)との合作ともいえる「伊達模様見立蓬莱」は、安永9年正月に蔦重の耕書堂から刊行されています。

今週のサブタイトル「さらば源内、見立は蓬莱」は、この「伊達模様見立蓬莱」がまずあって、さらには「蓬莱」という言葉が持つ、「理想郷」や「不老不死」のイメージを、源内が生き延びた説や、源内が名付けてくれた「耕書堂」の「理想」に向かう蔦重の覚悟も重ねているのでしょう。

いや、あまりにも凄かった安田顕さんの芝居。濃密すぎる45分でした。と、その直後に日本テレビで始まった『ダメマネ! -ダメなタレント、マネジメントします-』。安田さんは主人公(川栄李奈さん)のドS上司として復活(笑)。タイミングが良いのか悪いのか。


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