第314回: 2024年の年末に思うこと
≡ はじめに
前回は、JSTQBのALTAシラバスの「7. 参考文献」と「8. 付録A」について書きました。
前回の内容は、そもそもシラバスってどういうもの?でした。
参考文献の数に圧倒されてしまったかもしれませんね。
「ソフトウェアテスト読書マップ」などを参考にして、気になった本を読んでみるのが一番良いと思います。あと、テストエンジニアの実務的には並行して「品質保証の本」と「プログラミングの本」を読むと良いと思います。
「品質保証の本」は、「なんでテストをするんだろう?」、「テストで何を評価すると良いのかな」という疑問に答えてくれます。
定番の一冊は『ソフトウェア品質保証入門』です。
「プログラミングの本」は山ほどあって困っちゃいますよね。こちらは、本ではなく『オンライン学習サイト』がよさそうです。(すみません。私は利用したことがないので、噂で書いています。)
プログラミングの能力をつけるには、ストップウォッチでも、メール到着を知らせるbiffソフトでもなんでもいいから作ってみるのが良いですが「なんでも」が思いつかないんですよね。(だから学習サイトの演習が役に立ちます)
前回の復習は次の連載の第1回目で行います。
「ALTAの連載が、終わった」
「連載が終わると、どうなる?」
「知らんのか?」
「また連載が始まる」
元ネタを知らない人もいらっしゃるかもしれないので貼っておきます。

そういえば「芝蘭之化」という素敵な四文字熟語を知ったのはこちらのテンプレがきっかけでした。
しらん【芝蘭】 の化
(「孔子家語−六本」の「与㆓善人㆒居、如㆑入㆓芝蘭之室㆒、久而不㆑聞㆓其香㆒、即与㆑之化矣」による) よい友人とつきあうことによって自然に受ける徳の感化。〔書言故事−朋友類・芝蘭〕
ということで、すでにお気づきのことと思いますが、今回は箸休め回です。
思いつくままに書いて、ろくに推敲もせずに公開します。
≡ 感動した言葉
偉人は本当に良いことを言うものだけれど、今年、感動したのはアインシュタインの言葉として紹介されていたものです。
◾️ 魚を木登りの能力で評価しない
Everyone is a genius. But if you judge a fish by its ability to climb a tree, it will live its whole life believing that it is stupid.
誰もがみな天才だ。でも、もし魚を木登りの能力で評価したら、魚は自分がバカだと思い込んで一生を過ごすことになる。
なんとこちらの言葉は、アインシュタインが言った言葉では無いそうです。
詳しくは「こちら」を参照してください。
で、誰が言ったか知らないけど、大切な真実を述べているなあと思います。
紹介がしにくいので、誰の言葉かハッキリさせてよと思います。
思い出せば、私が会社員を始めたおよそ40年前のこと。一つ上の先輩の西沢さんがこんなことを言いました。
「秋山さぁ。秋山は本を読むのが苦にならないようだけど、俺は本は読まない。
読んでも頭に入ってこないんだ。
その代わり映像だと頭に入ってくるし、映画も年に200本は観てる。
人は一人ひとり違うんだ。」
柴田芳樹さんと同期入社の西沢さんとは、5年くらい一緒に働いたけれど、部署が変わってしばらくしたら体調を崩されて会社を辞めたと聞きました。
愛知の実家に引っ越してからは疎遠になってしまったけど、お元気かな。
色々と教えてもらったはずなのに、覚えているのは上の一言だけです。
でも私が間違わないようにしてくださった一言です。
さて、「魚を木登りの能力で評価しない」の話に戻ると、自分に対しても他人に対しても、「しない」どころか、これをしちゃっている人が多いことに気が付きます。
私もしているかもしれないので気をつけようと思いました。
「けものフレンズ」(2017年)のように「君は〇〇が得意なフレンズなんだね」って良いところを見つけていきたいです。
◾️ 1万の技を知っているより
名言と言えば、
I fear not the man who has practiced 10,000 kicks once, but I fear the man who has practiced one kick 10,000 times.
も良いなと思いました。「私が恐れるのは、一つの蹴りを一万回練習した者だ」
≡ 2024年のふりかえり
ここ何年か、ずっと年末の振り返りをしてこなかったのだれけど、12月29日のタイミングですし、みんなブログでふりかえっていて、それを読むのが結構好きなので自分も書いてみたくなりました。
◾️ CMMI
年初めは、CMMIのレベル5の取得でわちゃわちゃしてました。その後、noteのマガジンにまとめたりもしました。良い経験になりました。
プロセス改善は、流行っていないかもしれないけどソフトウエアエンジニアリングの実践であり、実践できていないところを改善する活動だからおすすめです。
◾️ にしさん本
6月くらいからは、ずっとこの本のことが頭にあって、10/18に『にしさんの教え』というタイトルのKindle本を出版できて良かったなと思っています。何より自分が読みたかったものが手に入ったので自分が幸せです。
また、特にクリスマスの日に奥様とお子様に届けられたこと、喜んでもらえたことがなにより「よかったなあ」と思いました。
先日、出版記念打ち上げ(と言っても4名)の時にHさんから、
「秋山さんと西先生はずっと一緒にやってこられたんですか?」と聞かれました。
「いや、2015年くらいまでかなあ。その先はほとんど接点はないですよ。」と答えたら、
「じゃあ何で、こんな大変なこと始めようと思ったんですか?」と聞かれてうまく答えられませんでした。
たぶん、今もうまく言葉にできないので、ここにも書けません。←なんじゃそれ?
◾️ ぐんちゃリナ
7月8日に「ぐんちゃとリナがお互いの発表を見る会」を開けたのもファインプレーだったなと思います。私は、シュークリームをASTERの経費で買ったくらいで、何もしてないけど。
上に書いた「魚の能力」の話の裏バージョンで、ぐんちゃさんと、リナさんの発表能力が見事に排他的だったので「お互いの発表を見合ったら良いのに」と思っていたら、そういう会が開かれたという件です。ありがたやー。
◾️ USDM
こちらは「ひとりアドカレ」の件です。
清水吉男さんの素晴らしさを伝えたくて伝えた件です。伝わったかどうかは分かりませんが、私がUSDMで知っていることはほとんど書きました。
1つのPDFにまとめた方がいいかもしれない。
≡ 世情
昔は、幽霊とか洞穴とか怖いものを積極的に見に行くタイプでした。怖いものを放っておくと想像が膨らんで何倍にも怖くなるからです。
だから見に行って「なーんだ」って安心していました。
でも、今年はそれをしていたら「殺人現場の動画」や「戦場の悲惨な動画」を見ることになってしまいました。
その半分くらいはAIがつくったフェイク動画なのかもしれないけど、それでも、「もうバンジー怖くて出来ない」というタイトルを見て「なーんだ」と安心したくて開いた動画で本当に綱が切れたり、交通事故を起こしてしまった相手に下手に後遺症が残ると、何年もその補償をすることになって大変だからと、まだ生きている人を何度も轢き直す動画とか、もう無理です。
「忖度」と「エグい」という言葉が広まった頃から、世の中の人目に触れる部分の白さは増して、見えない部分の闇は深くなった気がします。
と、こんな暗い話で今年のnoteを終えるのは嫌なので、来年に向けて孔子の言葉を。

「知ってるだけの人は、好きな人に敵わないし、好きなだけでは楽しんでいる人には敵わない」といったような「学びの原動力」についての教えです。
≡ おわりに
ということで、箸休め回でした。
最近知ったのですが、50歳のときに脳出血になった人の平均余命は10年だそうです。
えっ、わたし12年経ってるし、再発する気配ないし……。ラッキー。
ではでは。
