「隠れ空き家」お年寄りが極端に増えた団地の一角で。
今日は、【隠れ空き家】についてお話ししようと思います。
以前「かくれ特定空き家」について書いたことがあるかと思いますが、今回は隠れ空き家です。
皆さん、【隠れ空き家】という言葉を聞いたことがありますか?
隠れ空き家とはどういった建物なのか・・ここでは「災害公営住宅で家財が放置されたままになっている部屋」を指しています。
最近、この災害公営住宅での「隠れ空き家」の問題が全国で注目されるようになってきました。
たとえば、ある調査によると、入居者が亡くなったり、施設に入所したりして1年以上家財がそのままになっているケースが、12の自治体で管理されている災害公営住宅の中で108戸もあることが分かっています。
なぜこれが問題なのか?
一番の問題は、本当に必要な方が入居できないということです。
ここ最近の日本は、毎年のように想定を超える自然災害に見舞われています。
地震、台風、そして線状降水帯による豪雨災害。
過去30年間で、1時間降水量50mm以上の大雨の発生件数が1.4倍に増加していると言われています。
こうした災害が起こるたびに、多くの方が避難生活を余儀なくされます。
ニュースで映し出される避難所の映像、何度も見たことがあると思います。
体育館や公民館で雑魚寝する様子が今もなお当たり前のように続いています。
特に、小さなお子さんがいるご家庭にとっては、肉体的にも精神的にも負担が大きいものです。
では、こうした状況に対して空き家がどのように活用できるのでしょうか?
実は、全国にある戸建ての空き家のうち、新耐震基準(1981年以降)を満たしており、震度6強~7でも倒壊しないとされる住宅が約100万戸あると言われています。
これは、家族単位で避難する場合の受け皿として、最大100万世帯分の可能性があるということです。
「空き家=負動産」というネガティブなイメージが強いですが、見方を変えれば、こうしたクッション的な役割を果たせる可能性もあります。
これからも空き家問題にしっかりと向き合い、空き家を適切に維持し、有効に活用できる道を模索していきたいと思います。
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