【逆転】「邪魔な空き家」が災害時の救世主に?
今日は、三重県で始まった面白いプロジェクトについて書いてみたいと思います。
これはこれから非常に重要になってくる、「空き家問題と防災対策」を同時に解決する、まさに一石二鳥の取り組みなんです。
空き家と防災対策に関しては空き家管理士協会としてもいろいろ取り組みというか社会実験をしています。
「空き家は迷惑」という思い込み
「空き家が増えて困る」「早く取り壊すべき」という話をよく聞きますよね。確かに、放置された空き家は問題です。
でも、すべての空き家が悪者なのでしょうか?
ぼくは、空き家が増えること自体は問題だと思っていません。
問題なのは、放置されて誰からも関心を持たれなくなった空き家です。
「とりあえず取り壊そう」の落とし穴
空き家の相談を受けると、「借り手や買い手がいないなら早めに取り壊したい」とおっしゃる方が多いです。
気持ちはよく分かります。
維持費もかかるし、近所の目も気になる。
でも、ちょっと待ってください。
取り壊すには数百万円かかることもあります。
そして一度壊してしまったら、もう元には戻せません。
それに、固定資産税の特例もなくなってしまいます。
「あの時、もう少し考えればよかった」と後悔する人を、ぼくはたくさん見てきました。
三重県の画期的な取り組み
とはいえ、三重県で始まったプロジェクトは、そんな常識を覆すものでした。
平常時は観光客向けの宿泊施設として運用し、災害時には「みなし仮設」として被災者の生活拠点にする。
つまり、一つの空き家に二つの役割を持たせるんです。
簡単に言えば、普段は民泊、緊急時は仮設住宅ということです。
これって、考えてみればすごく合理的ですよね。
観光客がいない時期でも、防災拠点としての価値は変わりません。
逆に、災害が起きていない時でも、観光資源としてしっかり活用できます。
「二刀流」の魅力
このプロジェクトの面白いところは、空き家の「二刀流」にあります。
普通、宿泊施設は稼働率が収益を左右します。
でも、防災拠点としての機能も併せ持つことで、使われていない時間にも意味が生まれるんです。
読者の皆さんが感じるかもしれない不安
「でも、うちの空き家でそんなことできるのかな?」と思われるかもしれません。
確かに、立地や建物の状態によって向き不向きはあります。
でも、大切なのは発想の転換です。
空き家を「お荷物」ではなく「可能性の宝庫」として見ることから始まります。
観光地じゃなくても、防災拠点としての需要はあるかもしれません。
逆に、災害リスクが少ない地域でも、観光資源として活用できる可能性があります。
地域の宝として空き家を見直す
とはいえ、すべての空き家がこのプロジェクトに向いているわけではありません。
でも、この取り組みが示しているのは、空き家を「負の遺産」ではなく「地域の宝」として捉える視点です。
適正に管理され、地域に愛される空き家は、きっと素晴らしい価値を生み出してくれるでしょう。
新しい可能性を探してみませんか
というわけで、もし手つかずの空き家をお持ちの方がいらっしゃったら、一度「取り壊し」以外の選択肢も考えてみてください。
防災拠点、観光資源、地域交流の場、アートスペース。
空き家の可能性は無限大です。
大切なのは、その空き家が地域にとって、そしてあなたにとって、どんな価値を生み出せるかを想像してみることです。
きっと、思いもよらない答えが見つかるかもしれませんね。
▼最後までお読みいただきありがとうございました。
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