有料で土地を“処分”!? 急増する引取ビジネスの裏側と安全な手放し方
今日は「売れない土地を“有料”で引き取るサービスって、本当に助け舟? それとも別の沈没船?」というお話を書きたいと思います。
じつはこのサービス、若干問題視されている部分があるんです。
相続した土地については、「遠くに住んでいて利用する予定がない」、「周りの土地に迷惑がかかるから管理が必要だけど、負担が大きい」
といった理由により、土地を手放したいというニーズが高まっています。
これに対し、相続又は遺贈(遺言によって特定の相続人に財産の一部又は全部を譲ること)によって土地の所有権を取得した相続人が、一定の要件を満たした場合に、土地を手放して国庫に帰属(国に引き取ってもらう)させることを可能とする「相続土地国庫帰属制度」が創設されました。
しかし条件が色々あって、実際にはハードルが高いという現状があるんですよね。
問題提起:お金を払ってでもはやく手放したい?
最近、「〇十万円払えば負動産をまるごと引き取ります!」という広告をよく見かけます。
引っ越しの不用品回収みたいでラクに聞こえますが、土地の話となるとスケールもリスクも桁違いです。
国交省の調査では、こうした“有料引取”事業者は少なくとも59社に増加。
しかも約3割は宅建業免許ナシという現状です。
ほんとに「払って終わり」?
よく聞くアドバイスは「もう売れないならすこしお金を払ってでも引き取ってもらおう」。
確かに相続税や草刈りコストを思えば、はやく精算できるのは魅力的です。
でも…。
登記が移らないトラブルや、引取後に管理が放置されるリスクも指摘されています。
国交省も「取引の安全性や管理不足が将来の空き家を増やす」と注視中なんです。
葛藤は”心の税金”
「固定資産税+ご近所迷惑+罪悪感」でメンタルが毎年すり減る、そんな声をぼくも現場で聞きます。
こうなれば少しでも早く手放したくなる気持ち、すごく分かります。
提案:3つのセルフチェック
登記移転タイミング
・・・引取料の支払いは“登記完了後”か要確認。前払いは赤信号。宅建業免許&協議会
・・・免許の有無だけでなく、業界の自主規制団体(不動産有料引取業協議会)参加企業かチェック。引取後の活用計画
・・・ 山林でも農地でも「その後どうするか」を公開していない事業者は要注意です。
とはいえ、全部ダメとは言いません
遠方の原野で毎年赤字…そんなケースでは、こういった引取サービスが“最後の出口戦略”になることもあります。
要は「信頼できる引取先」と「透明な手続き」をどう確保するかです。
もう一つの視点:まず“ゆるく管理”で時間を買う
ここでもう一つの視点「いきなり有料引取」ではなく、
年1回の巡回
雑草と庭木だけをプロが処理
必要なら自治体の空き家バンクと連携
こうしてランニングコストを最小化しながら2〜3年かけて出口を探す方法もあります。
ぼくたち空き家管理士協会の会員が実践しているのも、この「ゆるく管理+出口探し」モデルなんです。
結論は“焦らず、でも放置せず”
お金を払って手放す選択肢は、確かに存在感を増しています。
ただし「負担ゼロの魔法」ではなく、別のリスクを前払いしているだけかもしれません。
もし「どうしても迷う…」と感じたら、
まず無料相談などで現状把握
3つのセルフチェックで事業者を選定
それでも不安なら「ゆるーく管理」で様子を見る
肩の荷を下ろす方法は一つじゃない、という新しい視点が今日のゴールです。
▼空き家にまつわる様々なトピックスが毎日読める協会HPはこちら↓↓
https://www.akiyakanrishi.org/
▼instagramでは「空き家フォトコンテスト」の作品も見られます↓↓
https:、/www.instagram.com/akiyakanrishi/
▼空き家管理舎では全国にビジネスパートナー募集中です↓↓
https://www.akiyakanrisha.net/
▼youtubeでポッドキャスト始めました↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCUMANO48IlzDM7gLSpPFn5A
▼LINE公式アカウントを友だち追加できます。ご質問、ご相談などお気軽にご利用ください。↓↓
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはコーンウイスキーに使わせていただきます!