「天皇制」
わたしは天皇制はもう廃止した方がいいと思ってる。
そんなことをいうととんでもない過激派だと思われかねないし、いまの社会の中でそう思われることをわたしは恐れている。
わたしは上皇陛下、美智子様、天皇陛下、雅子様、愛子様、秋篠宮家の人々への敬意と尊重をもって、天皇制の廃止を望んでいる。
参政権、選挙権がないからだ。
以前は自分が天皇制の廃止を望む理由はそれのみだった。参政権がないという人権のなさがあるだろうかと思っていた。
いま、皇室典範改正が語られる中で、声高にそれを望む言葉の数々に驚いている。「皇族数の確保」「男系男子」。人への尊重を欠いた言葉の真ん中に、生きている皇室の人々がいる。
八歳で終戦を迎えた「敗戦国の皇太子」である上皇陛下に、わたしは敬意がある。震災のあと避難所を訪ねて膝をついて被災者に語り掛ける姿に、わたしもこの場面に遭遇したら泣くだろうと思った。
高齢で譲位した上皇陛下、美智子様の一年をご存知だろうか。沖縄、海外の激戦地、日本の被災地、息をつく暇もない巡礼の日々だ。祈りの旅だ。
象徴と呼び、参政権を奪われた人々に背負わせているものが大きすぎる。
もちろんこれは庶民に生まれたわたしの視点でしかない。
だから彼らに選ぶ権利と、自由に発言する権利をまず渡してほしい。
天皇陛下と雅子様の結婚と愛子様の誕生には、少しの時間がかかったように記憶している。背負わされたものへの苦しみも語られてきた。ご本人たちの気持ちを尋ねず、踏みにじるような養子案が辛く恥ずかしい。
天皇制を維持しようとすることでそんなにも人を踏みつけるなら、人間に
「象徴」という言葉を背負わせる制度の廃止を望む。
それがわたしにとっての美しい国の強い在り方だ。
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