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アメリカーノ → カナディアーノ

「カナダをアメリカの51番目の州に」とトランプ大統領が言ったとか言わなかったとか。
しかもトルドー首相を「トルドー知事」と呼んだとも。これほど国民感情を逆撫でする言動ってあるかしらん。

カナダとアメリカの関係が急激に悪化しているという記事を読んだ。その中でもカナダ東部ケベック州・モントリオール郊外のカフェが、商品名の「アメリカーノ」を「カナディアーノ」に変更し、好評なのだという。
思わずニヤついてしまった。

20年以上前、カナダのモントリオールで1年間だけ暮らした。そのときに実感したのが、「モントリオールの人は、アメリカをよく思っていないんだなあ」ということだった。

・夏になると国際花火大会というイベントが開かれるのだが、イタリアやフランス、日本など毎週のように見に行っていた近隣の住人が「アメリカの花火なんて見るかよ」的なことを言っていて「ふーん、そうなんだ」と思った。

・合コン(らしきもの)に行ってきた友人が「トロントの女の子たちはみんなアメリカ人みたいで、ほんと嫌だった」と言っていた。

・星条旗を頭に巻いている日本人男性を目撃した友人が、「星条旗を身につけるのは危険だから、やめておいた方がいいって言っといて」とアドバイスしてくれた。

モントリオール市があるケベック州は、もともとフランスの植民地。公用語はフランス語で、住民は「わたしたちはカナダ人ではなく、ケベック人です」という気概を持っているという印象があった。

なので、ケベック州以外の「英語が公用語」の地域、さらにその先のアメリカ合衆国のことを良くも悪くも特別視しているような雰囲気を、わたしはなんとなく感じ取っていたが、、、。

「自分の立ち位置」に敏感な人々だから、「アメリカーノ」を「カナディアーノ」に変更しちゃって、それが周囲にも歓迎されているという。
「らしいな」と思ったのでした。

20年以上前、「わたしたちはケベック人です」という気概に満ちていた人々は、今はどうしているだろう。国全体がナショナリズムを試されているような現状を、どのように感じているのだろうなあ。

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