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3年で「メンコン」を弾くための時間試算と戦略

私にはメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲(メンコン)をいつか弾きたい、という野望があります。
とりあえず、3年以内に弾けるようになりたい、という目標を現在立てています。

「大人が今から始めて、そんな大曲が弾けるようになるのか?」

漠然と練習するだけでは辿り着けない壁だということはわかっています。
現在の私のYouTubeの動画の練習状態を見て、いやいや、何言っているの?この人。。と誰もがそう感じることだと思います。
子供たちからもそういわれています。

だからこそ、感情論ではなく、「時間」と「物理」の観点から、メンコン到達までに必要な道のりを論理的に試算してみました。

プロの「1万時間の法則」から逆算する

一流になるには1万時間の練習が必要だという「1万時間の法則」。
実はこれ、ベルリン音楽アカデミーのバイオリン専攻生を対象とした研究が発端だそうです。

これを基準にすると、音大生レベル(プロの入り口)が1万時間。
私が目指すメンコンのレベルは、その少し手前、中高生で真面目にバイオリンを練習し、メンコンが良い感じに弾けているレベル(このままいくと音大に入るのかな~?という子たちの実力)に達するにはどれくらいかかるのか?

結論から言うと、プロの60〜70%、すなわち「約6,000時間」が一つの目安になるようです。

身近な「5,000時間」の成功例

実は、我が家の子供の一人が、バイオリンを始めて7年でメンコンを弾けるようになっていました。その7年間の練習スケジュールを振り返り、合計時間を計算してみました。

  • 3歳~5歳(1日30分):約365時間

  • 5歳~7歳(1日1時間):約730時間

  • 7歳~10歳(1日平均3.5時間):約3,832時間

合計:約4,927時間(約5,000時間)

一般的な6,000時間という目安に対し、子供は3歳からの継続的な基礎固めと、7歳以降のストイックな練習(年間約1,277時間)の掛け合わせにより、約5,000時間でメンコンという大きな山を越えていました。やはり、数字は嘘をつきません。

3年で5,000時間を達成するためのスケジュール

では、大人の私が、この「5,000時間」を3年間でクリアしようとしたらどうなるか。計算すると、1年あたり約1,666時間(約1,700時間)の練習が必要になります。

これを日々のスケジュールに落とし込むと、「平日3時間、土日各6時間(週27時間)」というペースになります。

社会人としては限界に近い、音大生並みのかなりストイックなスケジュールです。しかし、「いつか弾けたらいいな」ではなく、3年という明確な期限を設けるなら、これだけの物理的な投下量が必要だという現実が可視化されました。

大人の最強のアドバンテージ:「読譜力」と「正解の音」

ただ時間をかければ良いというものではありません。ここで、大人から始めた私ならではの「強み」をどう活かすかが鍵になります。

私には、長年のピアノ経験で培った「読譜力」「音楽の構造理解」があります。さらに、子供たちの練習を長年見てきたため、「曲の完成形(正解の音)」「練習方法(ポジション移動やビブラートのアプローチ)」もすでに頭に入っています。

実は、これが絶大なアドバンテージになのではないか、と思っています。

ゼロから音楽を始める場合、楽譜を読み、リズムを理解し、どんな音を出せばいいのかを探ることに膨大な時間を奪われます。実際に子供たちはここに膨大な時間を費やしていました。(そして譜面を読むのは私が手伝っていました)
しかし私は、そのプロセス(おそらく1,000〜1,500時間分)を完全にショートカットできるのではないか、実質3500時間~4000時間ぐらいで弾けるのではないかと見積もっています。そうすると、

平日 2~3時間
土日 5~6時間
ぐらいの練習時間になりそうです。これだったらできそうな気がします。

脳のワーキングメモリを「読譜」に割く必要がないため、練習時間の100%を「右腕の重さの乗せ方」「左指の角度」といった、純粋なバイオリン特有の身体操作の獲得(神経回路の構築)に全振りできると仮説を立てています。

「わかる」のに「できない」

現在は、スズキの3巻やカイザーに取り組み始めています。
ポジション移動も始まりました。

頭の中には「こう弾きたい」という完璧な理想像があるのに、実際の筋肉と神経がその通りに動いてくれない。16音符のスラーになると左手がもつれ、右手の弓はまっすぐになっていない。音程のわずかなズレが気になって1小節から抜け出せなくなることも多々あります。

でもきっと4000時間、費やしてこの調子で練習していったらきっと弾けるのだろうな、と漠然とした試算ができました。

日々の練習を客観的に分析しながら、3年後の発表会でメンコンを弾くという目標に向かって、1日1日の時間を積み上げていきたいと思います。

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