酒は別腸、碁は別智
武宮陽光が理事長になってから、日本棋院は先が無い話題が続く。
「酒は別腸、碁は別智」とはよく言ったもので、碁が強いことと経営が出来ることは全く別の能力であり、むしろ幼少期から碁しかやらず中年まで至った人間に経営ができるわけがない。日本棋院はその経営における意思決定から棋士を排除する必要があるだろう。定款を見ても、評議員や理事に、棋士であることを条件とするとは書かれていない。もちろん一部が棋士であってもいいが、意思決定において棋士の意向が優先されるのはおかしい。経営の能力が無いのだから。
定款に書かれていないのに、なぜ棋士が理事長になるのか。評議員は棋士を理事に選任するのか。それは、もう「評議員=世間」から日本棋院が見放されている、ということではないか?
プロ野球の球団の代表がプロ野球選手である、という例があるだろうか。無いだろう。現在、日本棋院の評議員は13人で、うち6人が棋士である。
評議員は定款により無報酬とされている。だから実際は6人の棋士が、棋士の中から理事を選任しているのだろうか。理事長の選任の実務が、よくわからない。なんとなく棋士総会で選んでいるようなイメージだったが、定款ではそうなっていない。評議員会が理事を選任し、理事会が理事長を選任するのだ。理事は現在15人で、うち8人が棋士である。ただし、理事長と常務理事は全員棋士だ。
これはまるで、プロ野球選手が球団を経営しているようなものだ。労働者が会社を経営しているようなものとも言える。こんなことで上手くいくわけがない。日本棋院は、潰れるくらいなら、理事の全員を棋士以外にしてみてはどうだろうか。
