北海道ろぅかる記⑤:変わった桜を見たいならここ!エドウィン・ダン記念公園のオンコ桜
北海道にも桜の時期がやって来ました。
札幌市には桜の名所が多く、観光客を含めたくさんの人の目を毎年楽しませています。温かい春の日差しを受けながら、艶やかな風情の桜の木を眺めるのは心が満たされますね。
けれど、たまには風変わりな桜を見てみたいと思いませんか?
そこで、今回は美しいだけではないちょっと変わった桜の木、エドウィン・ダン記念公園にある「オンコ桜」をご紹介したいと思います。
エドウィン・ダン記念公園とは

エドウィン・ダン記念公園は、もともとは「真駒内中央公園」という名称でしたが2005年に改称され、現在のエドウィン・ダン記念公園になりました。札幌市南区の「地下鉄南北線真駒内駅」から徒歩10分ほどの場所にあります。
広々とした公園内は、たくさんの緑や花があり、豊かな自然を眺めることができます。中央には真駒内用水が流れ込む池もあります。
エドウィン・ダン記念公園
〒005-0015
北海道札幌市南区真駒内泉町1丁目6
北海道酪農の父エドウィン・ダンとは

公園内には、は北海道酪農の父として知られるエドウィン・ダンの像が設置されています。エドウィン・ダンは、明治期に北海道開拓使に招かれたアメリカ人の獣医師・畜産指導者です。
北海道における酪農の礎を築いた人物として知られており、エドウィン・ダン記念公園には、エドウィン・ダン記念館が隣接されています。
記念館には開拓時代の貴重な写真や、ダンゆかりの遺品などが複数展示されています。北海道の酪農の歴史に興味のある方にはたいへん勉強になる場所なので、ぜひ行ってみてください。
エドウィン・ダン記念館にある「オンコ(イチイ)桜」

エドウィン・ダン記念館のすぐそばに、何やら風変わりな木が立っています。
おやおや? よく見るとオンコの木の間から、別の木が生えているような……。
そう!これこそオンコと桜の木が合体した「オンコ桜」です!

オンコとは?

オンコとはイチイのこと。
北海道では、イチイのことを一般に「オンコ」と呼んで親しんでいます。
なぜ「オンコ」なのでしょうか?
北海道森林管理局によると、東北地方のイチイの愛称として呼ばれていた「アカギッコ」が、「アッコ」→「オッコ」→「オンコ」となったということです。なるほど、北海道には東北出身の方が多いので納得ですね。
かつて「オンコ」は、一般住宅の庭先や公園、街路樹によく見かけました。小さい頃は筆者もよく、宝石のようにきれいな赤くまん丸い小さな実を摘んでは遊んだものです。
それにしても、なぜオンコの木と桜の木が合体したのでしょうか。

オンコ桜に掲示されている説明文によると、小鳥の落としていった桜の種がオンコの木の上で育ち、そのまま共生しているということのようです。このような木のことを樹上木と呼ぶそうです。
オンコの樹上にある桜の木は、春には見事な花をつけ、毎年多くの人を楽しませているそう。自然の素晴らしさを感じますね。
風変わりな「オンコ桜」を見に行こう!

札幌市真駒内のエドウィン・ダン記念公園にある風変わりな桜の木、「オンコ桜」をご紹介しました。
北海道札幌市にこんな変わった桜があるなんて知らなかった、という方も多いのではないでしょうか。
ちょっと風変わりな桜を見たい方は、ぜひエドウィン・ダン記念公園に足を運んでみてください。
そして美しいだけではない、オンコ桜の神秘的な雰囲気に触れて、春の喜びを満喫してくださいね!
photo by 文(ふみ)
※イチイの実の画像はフリー素材からです。
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