闘病と向き合う中で見つけた、編み物の心理的効果
心理学的アプローチから見る手仕事の効果
自宅療養中、私にとって編み物は単なる趣味ではなく、精神的な支えでした。病気の治療には長い時間がかかり、副作用や体調の変化と向き合わなければなりません。そんな中で、手を動かして何かを作り上げることは、気持ちを落ち着かせ、前向きな気持ちを保つための大切な時間になりました。
手仕事がもたらす心理的効果
化学療法の影響で手足のしびれを感じることがありました。その感覚に意識を向けすぎると、どうしても不快感が増してしまいます。しかし、編み物に集中していると、そのしびれを意識する時間が減り、気持ちが楽になるのを実感しました。これは「認知的転換」と呼ばれる心理的な働きによるもので、痛みや違和感から注意を逸らす効果があるそうです。
また、作品を完成させることで達成感が得られ、「まだ自分にもできることがある」という自信につながりました。手作りしたものが形になり、それを実際に使えることは、病気と向き合う中での小さな希望や喜びを生み出してくれました。次は何を作ろうかと考えることで、未来への楽しみが増えたのも、編み物の大きなメリットでした。
編み物との再会
実は、編み物自体は中学生の頃に少し経験していました。受験勉強そっちのけで、はまってしまった経験もあります。そして、卒業記念に担任の先生へかぎ針編みのこたつカバーを贈ったことがあります。また、棒針編みでベストを作ったこともありましたが、本格的に続けることはありませんでした。
それが、病をきっかけに再び編み針を手に取ることになったのです。懐かしさとともに、YouTubeで当時よく聴いていた音楽や今流行している音楽を流しながら作業することで、心が落ち着くのを感じました。編み物のリズムと音楽が心地よい一体感を生み、病気と向き合う中での安らぎの時間となりました。
編み物作品と作成時間
リハビリを兼ねての編み物に取り組み、無理をせずに1日5時間を目安に進めました。一般的な趣味の範囲より少し長めの時間ですが、それだけ集中できることが心の支えになったのです。

右:かぎ針編み・猫耳帽子・約10時間・GRANDE デニムブルー
左:輪針・ニット帽・約15時間・ダイソー レジェループ・グレー
帽子の下:棒針編み・ベスト・約20時間・ダイソー フォギーブルー
〇猫耳帽子参考URL
https://www.youtube.com/watch?v=iAPVecqHC14&t=518s
ニット帽・ベストは自分のサイズをはかって、網目を調整し適当に編んでいきました。どの作品も毛糸は2本取りで編みました。
〇かぎ針編み・猫耳帽子に使用
〇輪針6号 帽子を編むので40cmを購入しました
手ぬぐい帽子(作成時間1つあたり20分程度)

https://www.youtube.com/watch?v=zZRGb_W_2RU&t=582s
手ぬぐい帽子作成に使用
まとめ
自宅療養中に編み物と再会したことで、私はただ治療を受けるだけでなく、自分の時間をより充実させる方法を見つけることができました。手を動かし、作品を作り上げることで、心が落ち着き、前向きな気持ちになれます。
もしも今、闘病中でストレスを感じていたり、何か夢中になれることを探していたりするのなら、編み物のような手仕事を試してみてはいかがでしょうか?小さな一目一目が積み重なって形になっていく過程は、自分自身を励まし、前へ進む力を与えてくれるはずです。
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