教師のためのAI教材研究ツール「NotebookLM」で授業準備をもっと効率的に!:先生方のためのガイド
先生方、日々の教材研究、お疲れ様です。
授業準備には多くの時間と労力がかかりますよね。
そこで今回は、Googleが開発したAIツール「NotebookLM」を紹介します。
NotebookLMは、資料の読み込み、要約、質問応答などをAIがサポートしてくれる、まさに教師の強い味方となるツールです。この記事では、NotebookLMの登録方法から具体的な活用例まで、先生方向けに分かりやすく解説します。
NotebookLMとは?
NotebookLMは、アップロードした文書に基づいて、AIが要約、説明、そして質問への回答を生成してくれるオンラインツールです。大量の資料を効率的に整理し、教材研究の時間を大幅に短縮できます。
NotebookLMの特徴
文書のアップロードと解析: PDF、Word文書、テキストファイルなど、様々な形式の文書をアップロードできます。
AIによる自動要約と補足説明: アップロードした文書をAIが自動で要約し、重要なポイントを抽出します。
質問応答機能: 文書の内容に関する質問をAIに投げかけることができます。まるで資料に詳しいアシスタントがいるようです。
ノートブックの作成と共有: 複数の資料を整理し、ノートブックとして保存・共有できます。
無料で利用可能:基本機能は無料で使えるため、コストを気にせず導入できます。
NotebookLMの始め方
1.NotebookLMのウェブサイト(https://notebooklm.google.com/)にアクセスします。

2.Googleアカウントでログインします。
※Chromeブラウザ(ログインした状態)を利用すると自動的にログインされます。
※自治体から貸与されたアカウントではログインできません。個人のアカウントを利用してください。
3.「新しいノートブック」を作成します。

4.教材として使用したい資料をアップロードします。(最大50個のソース、各ソース最大500,000語、ファイルサイズ200MBまで)

NotebookLMを使うメリット
時間の節約:膨大な資料を効率的に整理できるため、教材研究や授業準備の時間を大幅に短縮できます。
柔軟な活用:教科やテーマを問わず、さまざまな用途に対応可能です。
初心者でも簡単:直感的な操作で使えるため、ITに詳しくない教員でも安心して利用できます
教科別活用事例
国語
複数の物語の比較分析: 複数の物語をアップロードし、登場人物、テーマ、構成などを比較分析する際に、AIによる要約やキーワード抽出が役立ちます。
児童文学作品の読解指導: 児童文学作品をアップロードし、あらすじの要約や登場人物の心情分析などをAIに手伝ってもらうことで、授業準備を効率化できます。
質問生成:作品のテーマや登場人物についてAIに質問し、生徒に考えさせるためのディスカッション用資料を作成可能です。
社会
資料の分析: 授業内容に関連する資料をアップロードし、内容要約やキーワード抽出を行うことで、社会事象の理解を深めることができます。
地理情報の活用:地図や統計データをアップロードし、地域ごとの特徴をAIにまとめさせることで、授業資料を簡単に作成できます。
複数の資料からの情報統合: 教科書、地図、年表など複数の資料をアップロードし、AIに情報を統合させることで、多角的な視点から社会現象を考察する授業を展開できます。
算数
教科書と参考書の比較: 教科書と複数の参考書をアップロードし、単元の解説の違いや問題のバリエーションなどを比較検討できます。
過去のテスト問題分析: 過去のテスト問題をアップロードし、出題傾向や難易度分析を行うことで、効果的なテスト対策を立てられます。
解説作成:難解な問題の解説をAIに依頼し、生徒向けのわかりやすい説明資料を作成できます。
理科
複数の科学論文の要約と比較: 複数の科学論文をアップロードし、研究内容の要約や異なる研究のアプローチの比較を行うことで、最新の研究動向を把握し、授業に反映させることができます。
実験手順書の作成補助: 実験に関する資料をアップロードし、手順書の作成をAIに手伝ってもらうことで、実験準備の時間を短縮できます。
データ分析:実験結果のデータをAIに解析させ、グラフや統計情報を生成することも可能です。
画面と内容の説明:国語(4年「ごんぎつね」を例に)
各教科の実用例を示していきます。
その教科も最初に「小学校学習指導要領解説」を基本的な資料としてアップロードするとよいでしょう。指導要領を基に教材研究が行えます。
ソースのアップロードと画面の説明
まず、「小学校学習指導要領解説国語編」と「ごんぎつね」をスキャンまたはスクショし、PDF化したファイルをドロップします。
※PDF化は、画像ファイルをペイントなどで開き「印刷」から「Microsoft Print to PDF」を選びます。PowerPointに貼り付けてPDFで保存する方法もあります。


「ごんぎつね」をアップロードすると、「Gon, the Fox」というタイトルと要約文が表示されました。タイトルは「国語:ごんぎつね」などに直しておきましょう。ソースの要約が、以下のように作成されました。
この文章は、新美南吉の童話「ごんぎつね」からの抜粋です。悪戯好きの狐「ごん」が、人間、特に兵十とその家族との関わりを通して、自身のいたずら心と償いの感情を経験する物語が描かれています。ごんは兵十の母親の死に関わったと誤解され、その後兵十に栗を贈るなどして償いを試みますが、最終的に兵十によって撃たれてしまいます。物語は、ごんの純粋な気持ちと、人間の誤解や報復の残酷さを対比的に表現しています。
Studioパネル1:音声概要
画面の右側に「Studio」というパネルがあります。
これも一つ一つ見てみましょう。見てみましょう。

音声概要
ソースの概要を男女二人が会話する形の音声が作成されます。作成される音声は、英語のみです。
注意事項には、このように書いてあります。

音声概要は、ソースの主要なトピックの要約を、活発な「掘り下げた」ディスカッション形式にしたものです。これは試験運用中の機能です。ご利用にあたっては以下の注意事項をご確認ください。
複数のソースがある場合、カスタマイズをクリックして、焦点を当ててほしい内容を指定すると、それに合わせて音声を作成してくれます。指定しないと、自分が意図しないものがつくらる場合があります。
※カスタマイズせず生成したら、指導用要領解説編を要約したものができました。

カスタマイズに「ごんぎつねの解釈」と指示し、音声を生成しました。できあがりは英語なので、ダウンロードして日本語の要約をつくってみました。
※(方法)ダウンロードした音声データをNotebookLMのソースに入れて、要約してもらう。
この音声データは、日本の小学校の教科書にも掲載されている児童文学「ごんぎつね」を題材に、その物語の解釈の多様性について議論するものです。物語のあらすじ、特に主人公である狐の「ごん」の行動とその結果としての悲劇、そしてごんの贖罪の試みが紹介されています。さらに、仏教における因果応報や、ごんを悲劇の主人公と捉える解釈など、複数の解釈の可能性が提示され、日本の文化における曖昧性の受容という観点からも考察されています。最終的には、読者それぞれが自身の経験や価値観に基づいて物語を解釈し、多様な解釈を受け入れることの重要性が強調されています。
Studioパネル2:メモ
「学習ガイド」「ブリーフィングドキュメント」「よくある質問」
「タイムライン」という4つの項目があります。
それぞれ見ていきましょう。

Studioパネル3:学習ガイド
クリックすると、「ごんぎつね研究ガイド」というメモができました。

このメモをクリックしてみましょう。

一瞬で「短答式クイズ」10問と回答、論述式問題5題、用語解説が出力されました。これを読むだけで教材研究になりますね。
Studioパネル4:ブリーフィングドキュメント
クリックすると、「ごんぎつねと国語科指導要領」というメモができました。クリックしてみます。


国語の学習指導要領と照らし合わせて、解説してくれています。このメモに「ごんぎつね」と小学校国語科指導要領との関連性・結論という部分があるので、引用します。
4. 「ごんぎつね」と小学校国語科指導要領との関連性
「ごんぎつね」の物語は、小学校国語科指導要領の目指すところと非常に密接に関連しています。
**話すこと・聞くこと:**物語は、ごんと兵十、そして村人たちの間のコミュニケーション、特に言葉の不足や誤解が物語の展開に大きく影響していることを示しています。指導要領で示されている「相手の反応を踏まえる」「共通点・相違点に着目する」といった点は、物語の解釈や登場人物の心情把握に直接結び付きます。
**書くこと:**物語の筋立て、登場人物の心情描写、場面描写などは、文章構成力や表現力の優れた例として活用できます。指導要領にある「事実と感想を区別する」「根拠を明確にする」といった点は、物語を深く理解し、自分の考えを文章で表現する際に重要となります。
読むこと:「ごんぎつね」は、児童にとって読みやすく、かつ深い感動と教訓を与える作品です。指導要領にある「内容を解釈する」「自分の考えをまとめる」といった活動は、この物語を通して効果的に行えます。物語を読み解く過程で、児童は登場人物の心情や行動の背景を想像し、自分の考えを深めることができます。
我が国の言語文化:「ごんぎつね」は日本の伝統的な文化や風習が背景に描かれています。指導要領で重視される伝統的な言語文化への親しみを促す教材としても活用できます。
5. 結論
「ごんぎつね」は、小学校国語科指導要領の理念と整合性の高い教材と言えます。物語を通して、児童は言語活動の重要性を理解し、思考力・表現力・コミュニケーション能力を高めることができます。 教師は、この物語を効果的に活用することで、指導要領に示された目標達成に大きく貢献できるでしょう。 特に、登場人物の心情や行動を分析する活動、物語の展開を自分の言葉で説明する活動、自分の考えを文章で表現する活動などは、指導要領の各領域と効果的に連携させることができます。
こじつけ感もありますが、教材研究の視点を広げてくれる内容ではありますね。
Studioパネル5:よくある質問
クリックすると、先ほどと同じタイトル「ごんぎつねと国語科指導要領」というメモができました。クリックしてみます。


8つのQ&Aが作成されていました。
1. 「ごんぎつね」の物語において、ごんはなぜいたずらをするのでしょうか?
2. 「ごんぎつね」で描かれる兵十とごんの関係は、どのように変化していくのでしょうか?
3. 国語科の指導要領で重視されている「思考力、判断力、表現力等」とは具体的にどのような力ですか?
4. 国語科の指導要領において、「話すこと」「聞くこと」「書くこと」「読むこと」の各領域はどのように関連しているのでしょうか?
5. 国語科の指導要領では、どの様な言語活動を重視していますか?
6. 指導要領における「我が国の言語文化に関する事項」とはどのような内容が含まれますか?
7. 国語科の指導要領における「語彙」の育成について、具体的にどのような点が求められていますか?
8. 「ごんぎつね」を国語の授業で扱う際の指導上のポイントは何ですか?
この中で、7と8を引用します。
7. 国語科の指導要領における「語彙」の育成について、具体的にどのような点が求められていますか?
指導要領では、単なる語句数の増加だけでなく、語彙の質的な向上を目指しています。 日常生活で使える語句の習得はもちろん、語句の意味を正確に理解し、文脈に応じて適切に使い分ける力、類義語・対義語などの関係性を理解する力、そして言葉の響きやニュアンスを感じ取る「語感」を磨くことが求められています。「ごんぎつね」においては、登場人物の心情を表す言葉や、情景描写の言葉などを分析することで、語彙の質を高める学習ができます。
8. 「ごんぎつね」を国語の授業で扱う際の指導上のポイントは何ですか?
「ごんぎつね」は、児童の想像力や共感力を育むのに適した教材です。指導に当たっては、物語のあらすじだけでなく、ごんの心情や行動、兵十の心の変化などに焦点を当て、児童に自分の考えを述べさせることが重要です。 また、登場人物の心情を想像させたり、言葉の選び方や表現技法に注目させたりすることで、思考力・判断力・表現力の育成を図ることを意識する必要があります。さらに、作品の時代背景や、作者の意図なども考慮しながら、多角的な視点から考察できるよう促すことが大切です。
Studioパネル6:タイムライン
何を意味しているか分かりませんが、クリックしてみると「ごんぎつね:物語のあらすじと登場人物」というメモができました。次の内容でした。
ごんぎつね 主要出来事年表
この物語は明確な年代が示されていませんが、出来事の順序に基づいて年表を作成します。
第1章:秋のある日: 大雨の後、ごんは自分の穴から出てきます。川で兵十が魚を獲っているのを目にします。ごんは兵十がウナギを捕まえる様子を隠れて見ています。
第2章:十日後: ごんは村を通りかかります。弥助の家では家内が歯黒をしているのを見、新兵衞の家では家内が髪をすいているのを見ます。ごんは村に何かあると感じます。
同日午後: 兵十がいないことを確認したごんは、兵十の置いていったびくからウナギを取り出し、川に投げ込みます。その際、ウナギにごんの首を巻き付かれ、兵十に「ぬすっとぎつねめ!」と怒鳴られながら逃げます。
同日夕方: ごんは村の墓地で、お葬式の様子を隠れて見ます。兵十が白い喪服を着ているのを見て、亡くなったのは兵十の母親だと推測します。
第3章:数日後: ごんは兵十が一人になったことを悲しみ、栗を兵十の家の物置に置いていきます。
第4章:月のある晩: ごんは中山様の城の近くで兵十と加助の会話を聞きます。兵十は、誰かが毎日栗や松茸を置いていくことを不思議に思っています。ごんは自分が栗を置いていたことを自覚しています。
翌日: ごんはたくさんの栗を持って兵十の家に行きます。兵十は顔に擦り傷をつけ、いわし屋にひどい目に遭わされたことをぼやいています。ごんは自分がいわし屋の件に関わっていたことに気づき、悔やみます。
第5章:後日: ごんは兵十と加助が吉兵衞の家で読経をしている様子を見ています。加助は栗や松茸は神様のしわざだと発言します。
同日: 兵十はごんが栗を置いていたことに気づきます。
第6章:翌日: ごんは栗を持って兵十の家に行き、兵十に撃たれてしまいます。
ごんぎつね 登場人物紹介
ごん: 物語の主人公である狐。一人ぼっちで、いたずら好きだが、心優しい一面も持っている。兵十の母親の死をきっかけに、兵十を気遣うようになる。
兵十: 村の少年。貧しい暮らしの中で、母親を亡くし、一人ぼっちになる。ごんのいたずらに当初は怒っていたが、後にごんの親切に気づき、感謝する。
兵十の母: 兵十の母親。病気で亡くなる。ウナギを食べたがっていたという描写から、病弱だったと考えられる。
弥助: 村の百姓。その家内は、物語の中で歯黒をしている様子が描写されている。
新兵衞: 村の百姓。その家内は、物語の中で髪をすいている様子が描写されている。
加助: 兵十の友人。兵十と共に栗や松茸を神様のしわざだと考え、感謝している。
新美南吉: 愛知県生まれの作家。1913~1943年。代表作に「おぢいさんのランプ」、「花咲村と盗人達」などがある。
国語.pdf の抜粋は、小学校の国語科の学習指導要領に関する内容であり、「ごんぎつね」の物語とは直接関係ありません。そのため、登場人物や年表には影響しません。
物語をタイムラインに沿って要約してくれています。
しかし、AIはもっともらしい嘘をつく。
この中に間違いがいくつか含まれているので、油断なりませんね。嘘を見破るのも教材研究の一つと思って使うといいでしょう。
実際の教材研究:国語(4年「ごんぎつね」を例に)
単元計画をつくる
光村の指導計画は、以下のようになっています。
<指導事項>
知識及び技能
(1) 言葉の特徴や使い方
オ 様子や行動、気持ちや性格を表す語句の量を増し、話や文章の中で使うとともに、言葉には性質や役割による語句のまとまりがあることを理解し、語彙を豊かにすること。
思考力、表現力、判断力等
C 読むこと
エ 登場人物の気持ちの変化や性格、情景について、場面の移り変わりと結び付けて具体的に想像すること。
オ 文章を読んで理解したことに基づいて、感想や考えをもつこと。
指導計画:全11時間
1「ごんぎつね」全文を読み、初発の感想をもつ。
2漢字や語句の確認をする。学習課題を設定し、学習計画を立てる。
3全文を読み、ごんが兵十にしたことと、その時のごんの気持ちをまとめる。
4~9ごんが兵十にしたことと、その時のごんの気持ちを発表し、日記としてまとめる。
10ごんと兵十の気持ちの変化について考えたことをまとめ、話し合う。
詳しく読んでわかったことなどをもとに、初発の感想と比べてもう一度感想を書いて伝え合う。
11新美南吉作品を読み、感想を交流する。
NotebookLMでは、画面の一番下の入力欄に、自分がやりたいことを入力していきます。
まず、大まかな単元計画を作ってもらいましょう。上記のことは入力せず、質問してみましょう。

プロンプト
学習指導要領解説をもとに、小学校4年生の国語「ごんぎつね」の授業を全11時間で行います。各時間の授業内容を作ってください。1時間の実際の時間は45分です。
AIが1分ほど考えてつくった指導計画が次のものです。
小学校4年生の国語「ごんぎつね」の授業を全11時間で行う授業計画について、学習指導要領解説に基づいて各時間の授業内容を提案します。ただし、具体的な教材や活動については、各学校や児童の実態に合わせて調整する必要があることに留意してください。
授業計画の前提
●目標:
○物語の構成や登場人物の心情を捉え、内容を深く理解する。
○叙述を基に登場人物の行動や気持ちを想像し、自分の体験と結び付けて感想を持つ。
○言葉の抑揚や強弱、間の取り方などを工夫して読む。
○自分の考えを支える理由や事例を明確にして文章に書く。
○事実と感想、意見などを区別して文章を読んだり、書いたりする。
●各時間の流れ: 45分授業を想定。
○導入 (5-10分): 前時の振り返り、本時の学習内容の提示
○展開 (25-30分): 主体的な学習活動、グループワーク、発表など
○まとめ (5-10分): 本時の学習内容の振り返り、次時への見通し
各時間の授業内容
第1時:
○導入: 「ごんぎつね」の**題名から想像を広げ、**教材への関心を高める。
○展開: **物語を読み始め、**登場人物や舞台設定を確認する。
○まとめ: 物語の簡単なあらすじを把握し、次時への期待感を持たせる。
第2時:
○導入: 前時のあらすじを振り返り、物語の続きを予測する。
○展開: **物語を読み進め、**ごんと兵十の最初の出会いの場面に注目する。
○まとめ: **登場人物の行動や心情について話し合い、**次時の学習内容を確認する。
第3時:
○導入: 前時の内容を振り返り、登場人物の心情についてさらに深く考えることを確認する。
○展開: **物語を読み進め、**ごんが兵十の家でいたずらをする場面について話し合う。
○まとめ: 叙述を基に、ごんの気持ちの変化を想像する。
第4時:
○導入: 前時の内容を振り返り、物語の展開を予測する。
○展開: **物語を読み進め、**ごんが兵十に食べ物を届ける場面に注目し、その行動の理由を考える。
○まとめ: **物語の登場人物の行動の背景にある心情を理解し、**次時への学習につなげる。
第5時:
○導入: 物語のこれまでの展開を振り返り、今後の展開について予想する。
○展開: **物語を読み進め、**ごんが兵十に誤解される場面について、心情を読み解く。
○まとめ: **誤解が生じた原因を考察し、**登場人物の心情の変化を整理する。
第6時:
○導入: 前時の学習内容を振り返り、物語のクライマックスに向けての気持ちを高める。
○展開: **物語を読み進め、**ごんが死んでしまう場面を読み、その時の登場人物の気持ちを想像する。
○まとめ: **物語のクライマックスでの登場人物の行動や心情を深く捉え、**次時の活動へつなげる。
第7時:
○導入: 物語のクライマックスの場面を振り返り、物語全体の構成について考えることを提示する。
○展開: **物語全体の構成を捉え、**中心となる出来事や場面を整理する。
○まとめ: **物語の構造を理解し、**物語全体のテーマを考察する。
第8時:
○導入: 物語の構造を振り返り、物語のテーマについて考察することを示す。
○展開: 物語のテーマについて意見交換をし、自分の考えを深める。
○まとめ: **文章の内容と自分の体験を結び付けて感想をまとめ、**次時の活動へつなげる。
第9時:
○導入: これまでの学習内容を振り返り、「ごんぎつね」を基にした自分の考えを文章にまとめることを示す。
○展開: **「ごんぎつね」を読んで感じたこと、考えたことを基に、**自分の考えを整理し、文章に書く。
○まとめ: **自分の考えを文章で表現し、**次時で共有することを確認する。
第10時:
○導入: 書いた文章をグループで共有することを示す。
○展開: グループ内で書いた文章を読み合い、感想や意見を交換する。
○まとめ: **互いの文章の良いところを見つけ、**自分の文章を修正する。
第11時:
○導入: 最終の文章を完成させ、発表会をすることを示す。
○展開: **自分の文章を発表し、**クラス全体で共有する。
○まとめ: **「ごんぎつね」の学習を通して、**自分の成長や学びを振り返る。
授業展開のポイント
●音読・朗読: 登場人物の心情に合わせて、言葉の抑揚や強弱、間の取り方などを工夫して音読する活動を取り入れる。
●話し合い活動: 登場人物の心情や行動について、グループやクラス全体で話し合う活動を多く取り入れる。
●書く活動: 自分の考えを文章で表現する活動を取り入れ、論理的に書く力を養う。
●事実と意見の区別: 物語の内容を捉える際に、事実と意見を区別して考えることを意識させる。
●言語活動と教科の関連: 他の教科(例えば、道徳)で学んだ内容と関連付けながら授業を展開し、より深く考える視点を与える。
その他
●授業時間や児童の実態に合わせて、活動内容や時間を調整してください。
●必要に応じて、辞書や事典を活用し、語彙を豊かにする活動を取り入れてください。
●資料を活用することによって、より分かりやすい表現を工夫する。
この授業計画が、小学校4年生の「ごんぎつね」の授業をより充実したものにする一助となれば幸いです。
授業展開のポイントには、指導要領の出展も明示されています。
単元計画が気に入ったならば、これを基に修正していきましょう。
1時間目の授業の詳細をつくる
では、各授業もつくれるかどうか試してみましょう。
プロンプト
先ほどの計画を基に,第1時のの詳細を時間配分も含めて作成してください。
これも、AIが1分ほど考えてつくった指導計画が次のものです。
第1時:「ごんぎつね」の世界へ飛び込もう
●目標
○「ごんぎつね」という題名から想像を広げ、教材への関心を高める。
○物語を読み始め、登場人物や舞台設定を確認する。
○物語の簡単なあらすじを把握し、次時への期待感を持たせる。
●時間配分 (45分)
1.導入 (5分)
■あいさつをして、授業を始める。
■本時のめあてを提示する。「今日は、『ごんぎつね』というお話を読んでいきます。題名からどんなお話か想像してみましょう。」
■児童に問いかけ、「『ごんぎつね』という題名から、どんなお話を想像しますか?」と問いかけ、発表を促す。
●児童の自由な発想や意見を尊重し、積極的に発表できる雰囲気をつくる。
●「きつねが出てくるお話かな?」「ごんって誰だろう?」など、様々な意見が出るように促す。
2.展開 (30分)
■教科書の準備を促し、教師が範読をする。
●教師は、登場人物の心情に合わせて、言葉の抑揚や強弱、間の取り方などを工夫して読む。
●児童は、教科書を目で追いながら、教師の読む声に耳を澄ませる。
■物語を読み進める (p.〇~p.〇)。
●最初の場面の情景を想像させる。「お話に出てくる場所はどんなところでしょう?どんな様子ですか?」などと問いかけ、想像力を働かせる。
●登場人物は誰か、どのような様子で登場するかを確認する。
○ごんの行動や様子に注目させ、物語のキーポイントとなる要素を意識させる。
■読み終わった箇所までの簡単なあらすじを把握する。
●児童に物語の重要な出来事を語らせる。
○教師は、児童の理解度を確認しながら、必要に応じて補足説明をする。
■語彙指導:「ごんぎつね」に出てくる言葉で、意味が分かりにくい言葉を取り上げ、辞書や事典を使って意味を調べ、語彙を豊かにする。
●言葉と意味を結び付けることで、読解を深める。
3.まとめ (10分)
■本時の学習内容を振り返る。
●今日学習したことを児童に言葉でまとめさせることで、内容の定着を図る。
■次時の予告をする。「次からは、今日読んだところの続きを読んでいきます。ごんは、これからどんなことをするでしょうか?想像しながら、次回の授業を楽しみにしていてください。」と伝え、次時への期待感を持たせる。
■宿題があれば、ここで指示を出す。例えば、今日読んだところまでをもう一度読み返す、など。
●授業展開のポイント
○範読: 教師が物語の世界観を伝えることを意識して読む。
○視覚的な要素: 必要に応じて、挿絵や地図などを提示し、物語の理解を助ける。
○発問: 児童の思考を促すために、様々な発問を投げかける。
○学習規律: 児童が授業に集中できるよう、聞く姿勢や発言のルールなどを確認する。
●評価
○児童が題名から想像を広げることができたか。
○物語の導入部分を理解し、登場人物や舞台設定を把握できたか。
○物語のあらすじを簡単に説明できたか。
この詳細な授業計画が、第1時の授業をより充実したものにする一助となれば幸いです。
「学習規律」とかも出してくれるのですから素晴らしいです。新採用は絶対書けない内容ですね。新採用は、NotebookLMをこういうふうに使って勉強していけばいいんです。指導教員もいらなくなります。
また、授業の一つ一つに指導要領の出展が入ってます。
以下、同じようなプロンプトで、全授業の計画が作成できると思います。(試してません。)
ごんぎつねで話題になる部分を聞いてみる
ごんぎつねの授業では、「兵十の気持ちが変わったのは、A:うちの中を見たとき、B:土間においてあるくりを見たとき C:ごんに目を落としたと
きのいつですか」という発問が見られます。
NotebookLMに解説してもらいましょう。
プロンプト
「兵十の気持ちが変わったのは、A:うちの中を見たとき、B:土間においてあるくりを見たとき C:ごんに目を落としたときのいつですか」という問いについて、どれが正解か解説してください。
回答をそのまま貼り付けます。

この回答を自分の教材研究にどう生かしていくかが大切です。すべて正しいと思い込むのではなく、この回答を検討することで、教材研究になります。
Kahoot!の問題は作れるか
試してみましょう。
プロンプト
ごんぎつねの本文から、読解力を深める4択問題を作成してください。問題は小学校4年生レベルで10問作成します。正解は、本文の中にあるものにします。正解と解説を付けてください。
しっかりつくってくれました。文章をよく読まないと間違いそうな問題が多いです。量が多いため、一部、抜粋して貼り付けます。

実際の教材研究:社会(5年「日本の様々な気候」を例に)
単元ではなく1時間の授業の教材研究
教育出版のデジタル教科書のサンプル版を使用させていただきます。(https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/r6shou/digital/sample/KSK_SR6_SHAKAI_D/index.html)

NotebookLMのトップに戻り、新規作成をクリックし、ソースをアップロードします。今回は、教科書見開きのPDFと小学校学習指導要領解説社会編です。

アップロードしたら、必要に応じてメモを作成していきます。
※今回は、Studioパネルの「学習ガイド」「ブリーフィングドキュメント」「よくある質問」「タイムライン」はすべて指導要領をソースとしたメモになりました。
役に立たないので、早速指示を出していきましょう。
本時の学習計画を立てる
プロンプト
ソース「日本の様々な気候.PDF」は小学校5年生社会科教科書「日本の国土と私たちのくらし」という単元の中の「日本の様々な気候」を学習するページです。この教科書の内容を45分で学習します。この時間の学習計画を小学校学習指導要領解説社会編を基準にして、時間配分、発問、指示、留意事項を含めて作成してください。
授業のねらい
●日本の気候の特色を理解し、それが私たちの生活にどのように関わっているかについて考えることができる。
●地図やグラフなどの資料を活用して、情報を適切に調べまとめる技能を身に付ける。
●社会的事象について、主体的に学習問題の解決をしようとする態度を養う。
時間配分と学習活動
1.導入(5分)
○発問: 「日本には四季があるけど、いつも同じ天気かな?」「住んでいる場所によって天気は違うのかな?」と問いかけ、児童の興味関心を引く。
○指示: 教科書24ページのイラストを見て、どんな季節があるか確認する。
○留意事項: 身近な気象現象の話題から入り、児童が主体的に学習に取り組む意欲を高める。
2.展開1(15分)
○指示: 教科書24ページの3つのグラフを比較し、読み取る。
■発問: 「3つのグラフで、気温や降水量に違いはあるかな?」「それぞれのグラフは、どの地域の気候を表しているのかな?」と問いかけ、気づきを促す。
■指示: グラフの読み取り方を確認し、気温と降水量の変化を読み取る。
○指示: 教科書24ページの文章を読み、日本の気候の特徴について確認する。
■発問: 「日本は、なぜこんなに気候が変化するのかな?」「日本の気候は、私たちの生活にどんな影響を与えていると思う?」と問いかけ、考察を促す。
○留意事項: グラフの読み取り方や、読み取った情報を整理する方法を丁寧に指導する。
3.展開2(15分)
○指示: 教科書25ページのイラストや文章を参考に、季節ごとの気候の特徴を理解する。
■発問: 「梅雨や台風は、日本のどこで、いつ頃、どんな影響があるの?」「季節によって、天気や気温、風の吹き方がどう変わるのか?」と問いかけ、気候と生活の関わりについて考える。
○指示: グループで話し合い、日本の気候の特徴をまとめる。
○留意事項: 児童が主体的に考え、話し合う活動を重視する。
4.まとめ(8分)
○指示: 学習した内容を振り返り、ノートにまとめる。
■発問: 「今日の学習で、一番印象に残ったことは何かな?」「日本の気候を調べてみて、どんな発見があったかな?」と問いかけ、学習内容の定着を図る。
○留意事項: 児童が、自分の言葉でまとめることを促す。
5.振り返り(2分)
○指示: 本時の学習で理解できたことや疑問に思ったことなどを簡単に発表し、次時への学習につなげる。
○留意事項: 児童の疑問や興味関心を引き出し、主体的な学習につなげる。
発問のポイント
●児童の既有知識や経験を基にした発問を心がけ、学習意欲を高める。
●単なる知識の確認だけでなく、思考力、判断力、表現力を養う発問を意識する。
●発問の意図を明確にし、児童の考えを引き出すことを重視する。
指示のポイント
●指示は具体的でわかりやすく、児童がスムーズに学習活動に取り組めるようにする。
●活動の目的や方法を明確に伝え、児童が主体的に学習に取り組むように促す。
●児童の活動状況を見ながら、必要に応じて指示を修正する。
留意事項
●児童の主体的な学びを促すために、グループワークや話し合いの時間を適切に設定する。
●地図やグラフなどの資料を効果的に活用し、視覚的に理解を深めるようにする。
●児童の興味関心を引き出すために、身近な話題や具体例を交えながら説明する。
●個別の学習状況に配慮し、必要に応じて個別指導や支援を行う。
●小学校学習指導要領解説社会編の目標に基づき、「社会的事象の見方・考え方」を働かせながら学習を展開する。
●各教科等において通常行われている学習活動(言語活動,観察・実験,問題解決的な学習など)の質を向上させることを主眼とする。
●1回1回の授業で全ての学びが実現されるものではなく,単元や題材など内容や時間のまとまりの中で,学習を見通し振り返る場面をどこに設定するか,グループなどで対話する場面をどこに設定するか,児童生徒が考える場面と教師が教える場面をどのように組み立てるかを考え,実現を図っていく。
●深い学びの鍵として「見方・考え方」を働かせることが重要になること。各教科等の「見方・考え方」は,「どのような視点で物事を捉え,どのような考え方で思考していくのか」というその教科等ならではの物事を捉える視点や考え方である。各教科等を学ぶ本質的な意義の中核をなすものであり,教科等の学習と社会をつなぐものであることから,児童生徒が学習や人生において「見方・考え方」を自在に働かせることができるようにすることにこそ,教師の専門性が発揮されることが求められる。
●基礎的・基本的な知識及び技能の習得に課題がある場合には,その確実な習得を図ることを重視する。
●教科等横断的な学習を充実することや,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を,単元や題材など内容や時間のまとまりを見通して行うことが求められる。
この計画はあくまで一例です。児童の実態や授業の進捗状況に応じて、柔軟に修正してください。
これだけで、教科書をきっちり使った授業ができそうです。
Kahoot!の問題をつくる
別のnoteで、ChatGPTでKahoot!の問題をつくる方法を書きましたが、NotebookLMでも問題がつくれます。今回は分野分けせず、一気に10問つくってみましょう。ただし、AIとしてGeminiが使われていますので、一抹の不安はあります。
プロンプト
ソース「日本の様々な気候.PDF」から小学校5年生「日本の国土と私たちのくらし」の内容に沿った4択問題をつくります。問題は小学校5年生レベルで10問作成します。正解は、本文の中にあるものにします。正解と解説を付けてください。
量が多いため、一部、抜粋して貼り付けます。

第4問は、Geminiあるあるで、でたらめな問題です。この選択肢にあるグラフは一つも載っていません。平気で嘘をつくので、問題は慎重に見極めないと行けません。この点をGeminiに指摘しました。
すると、こんな言い訳をしました。
ご指摘ありがとうございます。「日本の様々な気候.PDF」の資料には、「札幌のグラフ」という言葉が直接的には書かれていないことは事実です。しかし、これらの要素は、問題の作成において、資料の内容を解釈し、小学校5年生の学習内容に合わせて推論した上で使用しました。
○資料には、具体的な都市名が明記されたグラフは含まれていませんが、「気温と降水量」を示すグラフが複数提示されています。これらのグラフを比較することで、年間を通して降水量が少ない地域があるという情報を読み取ることができます。問題作成にあたっては、資料全体の傾向から、札幌が年間降水量の少ない地域にあたると推測し、問題を作成しました。これは、小学校5年生の社会科で学習する、日本の気候の地域差を理解させるための意図的な解釈です。
勝手につくられたら、教科書が役立ちません。当然、そこまで考えられる子どもを育てることは必要で、教師が持つべき視点としては大切です。でも、教科書に基づいたKahoot!の問題としては不適切ですね。発展問題ではOKですけどね。
まとめ
NotebookLMは、小中学校の教員が教材研究や授業準備を効率化するための強力なツールです。
国語、算数、理科、社会といった教科での活用例を参考に、ぜひ日々の教育活動に取り入れてみてください。
登録も簡単で、無料で利用できるため、まずは気軽に試してみることをおすすめします!
続き書きました。↓
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