労わりの時期(とき)――「前職の影」に悲しみの視線を
人生 という 道は
いろんな 道が ありますけど
この2か月
わたしは 坂道を 登っていました
だいぶ 登って
今は 休憩中です
そんなときに
一本の 電話が かかってきて
わたしを そっと
振り返らせて くれました
人と会話する――予定にない電話
昨日
ハローワークから 電話を いただきました
わざわざ 電話で連絡していただくこと
ハローワークの職員さんの
マニュアル的なお仕事ではなく
善意でのものだと
電話をしていて 感じられました
わたしが 受給する
失業保険 についての連絡です
いつだったか どこかの 記事で 書きましたが
失業保険には
レベル1・2・3
の区分があります
正式名称はあるのですが
名前が 似ている のです
ですので
ここでは分かりやすく
数字で呼ぶことにします
「アルさんは
(レベル2)
と なる方向ですが
それで よろしいでしょうか…?」
電話口の 担当の職員さんは
それを わたしに 確認してくださいました
「アルさんが
あれだけの 資料 診断書を
ご用意され それを踏まえて
元の勤務先に 事実を確認したのですが
全て 認めませんでした…
わたしたちでは 会社が認めなければ
これ以上は いかんともしがたく…
(レベル3) とは
いかない ということで
たいへん 申し訳ございません」
とても 申し訳ない というお気持ちが
こちらに 伝わってきました
公務員 と 話をしている
という 感じではなく
「そのひと」
と 話をしている
という
あたたかい印象 をいだきました
わたしは 答えました
「いえ 十分していただきました
あの会社は 認めないだろうとは
最初から 想定はしておりました
はい (レベル2) ですね
了解いたしました
その方向で すすめていただければと 存じます
ありがとう ございました」
2か月をねぎらう――細やかなご褒美
昨年 12月 から
準備を すすめてきました
医師より
「すぐに自宅療養が必要」
と 診断される状態まで
心身をすり減らし
そして 回復していく中で
準備を してきました
ここに至るまでの
約2か月間 の
自分のがんばりを
いた(労)わってあげよう
と思いました
昨夜は ちょっと奮発して
地元のスーパーで
「国産豚の ロース肉
中パック」
を いただくことに
あ
あと
「にごり酒」
も
ははは
信頼 失望 悲しみ――燃やすしかなかった心
レベル3 を目指すためには
会社で起きた事実の記録を 見直し
資料を 作成したり
医師に診断書を作成していただいたり
ハローワークに 足を運んだり
時間が かかります
診断書を書いていただくためには
お財布には それなりに お札を
用意しなければなりません
がんばったなぁ と 思います
以前のブログでは その頑張りの理由は
「自分という人間の 尊厳を守るため」
と 書きました
そういって 奮い立たせていたんですね
「これは 決して 自己都合の退職なんかじゃない!
これまで 同じような苦しみを味わってきた
スタッフたちの想いを
わたしが 代弁するんだ!」
異常な離職率
の 部署でしたから
そんな 思いも ありました
同僚の理学療法士が
辞めたいと言っている
なぜ そうなるのか?
なぜ つぎつぎ 辞めていくのか?
それについて 考えたことを
部長と 話しあうことにしたのです
それが
きっかけ でした
部長を 信頼していました
痛い部分も
今後のために
お伝えしました
これまでにも
何回か
お伝えしましたが
部長は その 問題を
「アルさんの 誤解
辞めようという これまでのスタッフは
皆 問題があった」
という 返答ばかりでした
そして 昨年12月17日
部長は こう答えました
「そうですか…
ご指摘ありがとうございます
ところで アルさん
あなたには
セクハラの疑いがあります
いえいえ アルさんの前の部署でのことですから
わたしは 詳細を存じませんが
思い当たることを
いま 全部言っていただけますか?」
…
もう 言葉が 出ませんでした
そうか…
そういう 会社だったのか…
理念に共感し
スタッフにも恵まれ
利用者さんとも いっぱい 笑った
でも
組織の 上は
このレベルだったのか…
…
とても
とても
悲しかったんです
わたしの 過去の記事では
会社での 経験を
たくさん 綴ってきました
みんな よい 想い出です
でも
だからこそ
あのとき
ほんとうに
何かが
「終わった…」
と 思いました
「大変申し訳ありませんが
そのような セクハラに当たる行為を
した 記憶はございません
ですが セクハラは
わたしの 何らかの発言で
どなたかが 不快な思いをされた
その時点で セクハラですし
わたしは それを 否認するつもりはありません
もしも そのような方が おられるのでしたら
どうか 謝罪させていただきたい
ですが ひとこと言わせてください
なぜ その時
指摘されなかったのですか?
なぜ その時
わたしに 事実の確認などの
対処をされなかったのですか?
被害にあわれたという その女性への
ケアとして 必要なことではないのですか?」
それだけは いいました
失望と 悲しみで
崩れそうになる こころ を
なんとか
燃やして
それだけは
いいました
「予想通り」「理解できる」――だからこそ悲しい
失業保険
実は わたしにとって
レベルが 2 でも 3 でも
実は ほとんど変わりは無いのです
ですが
あの会社にとっては
とても 大きな違いです
もしも レベル3 であれば
それは 会社が非を認めた ということ
そして
助成金を受け取れなくなったり
ハローワークの「ブラックリスト」に
記録され
人材確保が 困難となります
不利益しか 無いのです
ですから
あの会社が
わたしの記録を
認めることは
絶対にない
そう 思っていました
そして やっぱり
認めませんでした
抱いた 感情は
悲しみ
でした
一緒に 働いてきた
同僚達は みんな いいひとだったし
利用者さんとも 楽しい思い出が
いっぱいあったし
いっぱい 勉強させていただきました
さきほどの 部長だって
本質的には 悪人だとは
実は まったく思っていない
ただ
会社の在り方に
そまっているだけ
そう 思っています
だから
悲しかった
歴史の影――繰り返される「論理」
こんな はなしを
聞いたことがあります
むかし
ウィーンの
ある産婦人科のお医者さんが
「手を洗うと 産褥熱による死亡率
が 劇的に下がる」
ことを発見し
病院に「手洗いの徹底」を訴えたのだそうです
すると その後
そのお医者さんは
病院を追われ
そのまま 亡くなられたそうです
彼の手洗いの提案は
激しい拒絶
にあったのです
「一流の紳士である 医師の手が
汚れているはずがない」
「手洗いの強制は 医師のプライドを傷つけ
運営コスト(手間)を増やす」
~~~
子どものころ
わたしは スペースシャトルが
大好きでした
あのころ
アメリカが 大好きでした
無邪気なもんですね
そんな わたしに とって
スペースシャトル・チャレンジャー号
の
悲劇は
大変な ショックでした
でも 後に
あの 打ち上げの直前に
現場の技術者が
「気温が低すぎて部品が破損するリスクがある
打ち上げを中止すべきだ」
と 進言していたことを
知りました
「打ち上げを延期すれば多額の費用がかかる
プロジェクトの評判が下がる
中止させる 決定的な証拠(数値)を出せ」
そして
打ち上げた
結び――歩き出すまで少々お待ちを
わたしは
また 歩きだせるんですよね
さきほどの 産婦人科のお医者さんも
チャレンジャー号のクルーも
もう 歩きだせませんでした
いまは
社会保障の「網」の なかで
また 歩く 準備をしています
また
理学療法士としての わたし
施術家としての わたし
が
みなさんの
お役に立てるように…
そう
想っています
買った豚肉 ですが
いただきましたよ
豚肉って
美味しいんですね
豚肉など
「4つ足の動物」のお肉
をいただくのは
1年ぶりでした
美味しく いただいて
美味しく 飲んで
また
前を 向いています
でも
今朝は ちょっとだけ
後ろを
振り返らせて
いただきました
ということで
ここまで おつきあいいただき
ありがとうございました
今日という日が
あなたにとって
善い一日となりますように
UnsplashのUnexpected Cataloniaが撮影した写真

