新人リハ職さんの「人間関係」②――「対策サイト」を眺めながら(なんとか連作…笑)
▼新人リハ職さんの「人間関係」①
――反応・距離感・紅茶の香り
(たぶん連作…笑)
この記事からの 続きになります
やっぱり わたしの苦手な
「人間関係」
についてです
わたしなりに 悩みながら
逃げながら
お話を続けますね
とほほ…
ケイティ・ジョージ――カナダの天才ジャズシンガー
あ!
今度は
ケイティ・ジョージ
ですね
彼女も わたし 大好きで
よく聞きますよ
△最新アルバム You Irritate Me So のプレイリストです( youtube )
彼女が 高校生の時だったかな?
ボーイフレンドと 共通の会話を作ろうと思って
ジャズを聴き始めたのが
彼女のジャズへの入り口なんですよね
たしか 最初に聞いたのが
さっきまで流れていた
マイルス・デイヴィス
だったと聞いた覚えがあります
…(耳を傾ける)
いやぁ やっぱり いいなぁ~
彼女のスキャットが
どうも話題になりやすいけど
普通に ステキな声と歌
だと想いません?
…
え?
話をそらしてる?
ええ
バレました?
なははのはー
バレちゃしょうがないですね
じゃぁ
お話 つづけましょうかね…
はぁ~ぁ… 笑
新人リハ職さんが直面する「職場の人間関係」
今ね
ネットで
理学療法士が悩みやすい
人間関係のトラブルと向き合い方
という サイトを見ていたんです
転職サイトが作ったものです
書いているのは 理学療法士さんなのかな?
正直認識に
ん?
え?
と想うところがあるけれど
だいたいこんなことが 書いてありますね
1.職場で起こりやすいトラブル
・他職種との壁
リハビリという仕事への理解が低いから
リハビリの提案を拒まれることがある
あぁ これ
ありましたねぇ
ある患者さんが退院する目途がたったんです
食事の時
食堂まで 廊下を歩いてほしかったんです
骨折で入院された患者さん なんですけど
リハビリが進んで
杖で歩けるようになったんです
退院したら 歩いて生活される方
でしたからね
一日3回の食事のたびに
廊下を歩行することは
とても重要なリハビリであり
退院支援の一環です
でも まだ
その歩きは 不安定でした
ご高齢の方で
転倒リスクがまだありました
ですので 廊下の途中までは
車イスで移動だけど
途中から 杖歩行
してもらうことにしたんです
で 介護士さんにお願いしたんです
すごく 嫌な顔 されましてね
でも こっちは 新人だから
「お願いします」
しか 言えないでしょ?
でも 嫌な予感 がしたんです
案の定 看護師さんからの情報で
「歩いていない
全部車いすで移動させられている」
ことが 判明したんです
あの時は 大変でしたね
「歩行の付き添いを お願いしましたよね?」
って 介護士さんに確認したんです
すると リーダー格の介護士さん が
「あの人の歩き ゆっくりなんです
それに付きそう
時間的余裕なんてないんです!」
って反論されましたね
歩行訓練は 医師の承諾を得ているし
むしろ 医師の指示でもあったから
最後は
「主治医の指示」
で
歩いてもらうことになりましたね
ちなみにね
わたしじゃなくて
先輩のリハビリスタッフが
" その介護士 " にお願いすると
言うことを聞くんです
『新人だから 舐められたんだ!』
って
若いわたしは 想いましたねぇ
まぁ わたしを舐めてもいいんですけど
それによる
患者さんの不利益は
許しがたいものが ありますよね
その介護士さんはベテランでしたけど
そのうち いなくなりましたね
・作業療法士 言語聴覚士との意見の相違
あぁ これね
うんうん ありました ありました
回復期で働いているとき
ひとりの患者さんに
理学療法士 作業療法士 言語聴覚士
3人が担当するんです
脳卒中の患者さんでした
その時は 結構年配の作業療法士さん
が
一緒の 担当だったんです
理学療法士が新人だと
だいたい 作業療法士はベテランさんに
なりやすいです
で その作業療法士さんがね
「ちょっと 確認してもいい?
例の患者さん
アルさん 歩行訓練しているけど
あの人
退院しても 歩けるって評価しているの?」
なんて 聞かれるんです
こっちは 経験が無いから
「はい 歩行獲得できると評価しています!」
なんて 自信満々に答えることはできない
でも
歩行訓練しなければ
患者さんの
回復の可能性が
一気に低下してしまう
でも 自信を持って
はっきり 答えられない
つらいですよねぇ…
さすがに その場にいた
指導係の先輩の理学療法士さんが
助けてくれました
新人の頃は
誰かと会話するとき
「1対1」は
絶対に 避けた方がいいですよ
新人さんと
「1対1」で 話したがるスタッフ
たまーに いますけど
そんな人の話は
聞かなくていいです
「スミマセン ここでは
考えがまとまらないので
スタッフルームで お願いします」
と 言った方がいいです
スタッフルームで話せない内容なら
なおさら 聞く価値
ありません
・同僚や上司からの干渉
はははは いますね
「アルさんの リハビリのエビデンスってどうなん?」
って ちくちく 言ってくる人いましたよ
男の理学療法士です
当時 主任だったかな?
でね たくさんの論文を見せながら
「ほら 俺のリハビリは こういう論文に則っている」
って 自慢してくるんです
「ボバースなんかやめて
一緒にエビデンスベースの
リハビリを勉強しないか?」
って 言うんですね
ただ彼は
論文集めて
その真似をしているだけ
なのだと
わたし わかっていましたので
その誘いには のりませんでした
…
彼ね
陰で言われていたんですよ
「廃用手メーカー」
ってね
ひどい言葉ですけど…
脳卒中の患者さんを 彼が担当すると
無理な歩行訓練ばかりさせるから
麻痺した腕が
ひどい変形
をするんです
そのような
" もう使えない手 " を
「廃用手」
というんですね
「実用手」―「補助手」―「廃用手」
という言葉があるんです
当時のその病院では
麻痺が重くて
手を実用的には動かすことができない
患者さんでも
拘縮(こうしゅく)という
関節が曲がって固まった状態は
ほとんど作らないリハビリを
していたんです
入院期間中に 動かなくても
退院後の可能性
を 残していたんです
でも 彼が担当する患者さんは
拘縮による廃用手 を
作っていた
だから とてもじゃないけど
彼の 味方 には
なりたくないですよね?
でも わたしは 新人で
陰で「ダメPT」って
呼ばれていた時期です
だから 善意で解釈すれば
彼は わたしを 自分の方へ引き寄せて
わたしを 指導 したかったのかもしれない
彼なりに わたしを 助けたかったのかもしれない
(ヒソヒソ声で)
ま 弱みにつけこんで
当時孤立していた 自分の味方を
ひとりでも 増やしたかった
だけなんですけどね…
(ヒソヒソ終わり)
はははは
でも 彼からの しつこい 勧誘は
当時のわたしには
苦痛でしたね…
ちなみに いまでは
彼が その病院の
リハビリ部の トップですよ
新潟県理学療法士協会
の
お偉いさん
でもある
新潟の 理学療法士協会の
未来は 明るいですね
ふふふ
(紅茶を一口飲む)
あ ごめんね
紅茶マズくなるようなこと
言っちゃいましたね 笑
2.患者・家族とのトラブル
まぁ これはね…
" いろんな人 "
がいますからね…
わたしも 患者さんやご家族と
いろいろ ありましたねぇ…
患者さんとの関係づくり
今は たぶん 問題ないと
想っていますけど…
新人の頃は
難しかったですね…
はっきりいって
その時って
わたしの リハビリが
患者さんの 役に立っている
という 実感 が
持てませんでした
でも
40分とか 1時間
患者さんと 相対するわけです
『せめて 嫌われないようにしたい』
って 想うんですよね
患者さんの
気持ちを 読もうとしてばかり
いましたね
自分に 悪い印象をもたれないように
気にしていましたね
でも ダメなんですよ
" それだけ " じゃ
関係は つくれないんです
3.その「対策」
逃げてもいい――あなたは悪くない
で?
このサイトでは
どんな 対策が すすめられているのかな?
(画面をスクロールする)
ふむふむ
・小まめな連携
他職種や担当スタッフと些細な変化も共有し 相手の視点も確認します
・ラポール(信頼関係)の形成
言葉遣いだけでなく アイコンタクトなどの非言語コミュニケーションも意識します
あとは?
・転職の検討
改善が難しく心身に支障が出る場合は 環境を変えるために転職を選ぶことも一つの手です
あっはっはっはっ
さすが 転職サイトですね!
やっぱり 最後の結論は ここに持ってきましたねぇ~
いや
笑っちゃったけど
別に 転職の検討
批判はしていないです
わたしは 何度も 言っているかもしれないけど
資格とは
逃げられる「盾」
でもあるからね
新人さんの
人格を否定するような職場なら
さっさと 逃げるべき
あなたは
立派な人です
こういう 話を
聞けるあなたは
人格を否定されるような
人なんかじゃない
壊れる前に
逃げてくださいね
…
でもね
あなたは しないと想うけど
この業界は狭い世界だから
あんまり 派手な
「リベンジ退職」
は
お勧めしませんよ
小まめな連携――報連相したくても…
それにしても
この対策たち
なかなか 新人さんには
ハードルが高い
ですね
そう 想いません?
「小まめな連携を」
って いわれてもね…
もちろん大事なんだけど
それが できないから
新人さんは 困っている
んじゃないかなぁ?
相談するたびに
厳しい質問を返されたり
患者さんの希望と
あまりにも異なる方針
つまり
誰かにとって都合の良い
方針を 指示されてしまうこともある
え?
って 思うかもしれないけど
現実には よくあることですよ
そんなことが 繰り返されたら
そのうち
小まめに連携
しなくなるのは
当然ですよね
で
「ホウレンソウ(報連相)を
怠っている」
と
指導されるんです
報連相って
新人の義務
みたいに いわれますけど
いや もちろん
組織として
そうなんだけど
新人にとっても
報連相をすることによる
メリット
が なければ
いけないんですよね
優しい言葉が欲しいんじゃないんですよ
どこに進むべきかを
明るく照らしてほしいんですよね
間違いそうなとき
違うよ
って 修正してほしいんですよね
先輩というのは
新人さんの報連相を
そういう気持ちで
受けとめるべきだって
わたしは 想っています
誰かの エゴを
新人さんに 押し付けるものではない
でも 新人さんは
そんな 反論 できないから
つらいですよね…
ラポール形成――そもそも信頼関係って…
あと
患者さんや ご家族との
ラポール形成
ですか…
ラポール形成…
概念は 好きですよ
人と人との間に
「心が通じ合うような信頼関係
が築けている状態」
のことを さすんでしたよね?
う~~~ん
むずかしいなぁ
…
ちょっと 聞いていいですか?
あなたは これまで
誰かと
「心が通じ合うような信頼関係」
を築けた人
何人 思い浮かびますか?
ちょっと 考えてみてください
え?
わたしですか?
ゼロ人!
わははは
…
ご友人とか
ご家族とか
何人か 思い浮かびました?
でね
さらに 聞きたいんですけど
その 思い浮かんだ人と
関係を作るとき
相手の話をさえぎらずに 最後まで丁寧に聞いて(傾聴)
相手の意見を否定しないで そのまま受け止めて(受容)
相手の立場に立って 気持ちを寄り添う(共感)
を してきましたか?
…
ねぇ?
普通 しませんよね?
というか
できませんよね?
プライベートと
対人援助職の仕事の場面を
一緒くたにしてしまっては
いけないんでしょうけど
でも なーんか おかしくないですか?
これね
たぶんですけど
カウンセリング場面の 話を
リハビリ場面に 持ってきているから
おかしな話になっている
って
わたしは 想っているんです
どうすればいい?――どうしましょうね?
リハビリの場面では
わたしたちは 患者さんと
「安心した 信頼関係」
を 築きたいですよね
それは リハビリの効果にも
直結するものでもあります
でも
傾聴 受容 共感
だけで
築けるものでしょうか?
というか
患者さんの気持ちを
わたしたちは
本質的に
「共感」
なんて
できるのでしょうか?
できないですよね?
では
どうすれば いいのでしょうね?
どう 想いますか?
難しいですよね
え?
なんです?
そのお目目は? 笑
わたしに 早く答えてって
そのお目目
言ってますよね?
はははは!
そんなこと
わかりません!(←きっぱり
ですからね
人間関係のはなし
聞く相手 間違っているんですよ
なははのはー
ま!
ケイティ・ジョージ の歌の中で
紅茶 飲みましょうよ
さてさて
どうすれば いいんでしょうねぇ~?
ふふふ
(つづき… 書けるかな? 笑)
新人リハ職さんの「人間関係」②
――「対策サイト」を眺めながら
(なんとか連作…笑)

UnsplashのChris Adamusが撮影した写真
