Dell S3225QCが89,980円──4K有機ELをメインモニターにする現実的なチャンス
Amazonタイムセールで、Dellの31.6インチ有機ELモニター「Dell S3225QC」が大きく値下がりしている。
通常価格129,800円のところ、セール価格は89,980円。
31%オフ。過去最安値と同水準。
この価格まで来ると、4K有機ELモニターはかなり現実的な選択肢になる。
しかもこのモニターは、私が今まさにメインで使っているモデルである。
使っている立場から見ても、この価格ならかなりおすすめしやすい。
31.6インチ、4K、QD-OLEDという贅沢な画面
Dell S3225QCは、31.6インチの4K QD-OLEDモニターである。
解像度は3840×2160、リフレッシュレートは120Hz、応答速度は0.03ms GTG。公式仕様でも、DCI-P3 99%、VESA DisplayHDR True Black 400、Dolby Vision、AMD FreeSync Premium Proに対応していることが確認できる。
まず、画面を見た瞬間に感じるのは黒の沈み込みだ。
IPS液晶の4Kモニターも十分きれいだ。
作業用としてはむしろ扱いやすく、白背景の文書、ブラウザ、表計算、写真確認などで安定感がある。
しかし、有機ELは黒が違う。
暗部がグレーっぽく浮かず、画面全体に締まりが出る。写真、動画、映画、ゲームを表示した時の奥行き感がかなり強い。
明るい場所でただスペックだけを見ると、4K IPSでも十分ではないかと思うかもしれない。
しかし実際にメインモニターとして使うと、有機ELの黒、コントラスト、色の濃さはかなり印象に残る。
写真や動画を見るのが楽しくなるモニター
このモニターの良さは、単に「スペックが高い」ことではない。
写真を表示した時に、画面に少し艶が出る。
ライブ写真、ポートレート、夜景、暗めの背景、照明のコントラストがある写真と相性がいい。
特に暗部が多い写真では、有機ELらしい黒の深さが効いてくる。
黒が沈むことで、被写体の輪郭や光の当たり方が見えやすくなる。
動画や映画もかなり気持ちいい。
DisplayHDR True Black 400やDolby Vision対応もあり、HDRコンテンツを見る環境としても魅力がある。Amazonの商品情報でも、QD-OLED、DCI-P3 99%、DisplayHDR True Black 400、120Hz、0.03msといった仕様が掲載されている。
個人的には、これは「作業用モニター」というより、作業もできるエンタメ寄りの高画質モニターという印象が強い。
120Hzと0.03msの気持ちよさ
4Kモニターというと、まだ60Hzのモデルも多い。
しかしこのS3225QCは120Hz。
マウスカーソルの動き、スクロール、ウィンドウ操作の滑らかさが違う。
ゲームをしない人でも、120Hzの恩恵はある。
普段の操作が少しなめらかに見えるだけで、画面全体の体感が変わる。
応答速度0.03msという有機ELらしい速さもあり、映像の動きはかなりキレがいい。
ライブ映像、スポーツ、ゲーム、動画視聴などでは、このあたりの気持ちよさが出やすい。
USB-C接続できるのも便利
接続面では、USB-CとHDMIを備えている。
Dell公式仕様では、USB-CアップストリームポートはDisplayPort 1.4 Alt Modeと最大90W給電に対応している。USB-Cケーブル1本で映像出力と給電をまとめられるのは、MacBookやノートPC運用ではかなり便利だ。
デスクまわりをすっきりさせたい人には、このUSB-C給電対応は大きい。
ただし、入力端子が豊富な万能モニターというよりは、かなり割り切った構成でもある。
複数のPC、ゲーム機、外部機器を大量につなぎたい人は、事前に端子構成を確認したほうがいい。
内蔵スピーカーも意外と強い
S3225QCは、5Wスピーカーを5基内蔵している。
公式仕様でも、内蔵スピーカー数5、合計25Wのスピーカー出力が記載されている。
モニター内蔵スピーカーというと、おまけ程度の印象がある。
しかしこのモデルは、音まわりもかなり意識して作られている。
もちろん本格的な外部スピーカーには勝てない。
しかし、作業中に動画を見る、軽く音楽を流す、YouTubeを見る、といった用途なら十分実用的だ。
モニター単体で映像と音をまとめたい人には、かなり使いやすい。
有機ELとIPSの色の違いには注意したい
ここは実際に使っていて感じる注意点でもある。
有機ELはとてもきれいだ。
黒が深く、色が濃く、写真や動画がかなり映える。
一方で、IPS液晶で見た時と印象が違うことがある。
有機ELで見ると、写真が少しリッチに見える。
黒が締まり、色が乗り、コントラストも強く感じる。
しかし、IPS液晶で同じ写真を見ると、少し明るく、あっさり見えることがある。
これはどちらが正しいというより、表示デバイスの性格の違いだと思っている。
写真編集をする人は、有機ELだけで判断しすぎないほうがいい。
特にSNSやnoteに載せる写真は、読者がIPS液晶、スマホ、有機ELスマホ、安価なノートPCなど、いろいろな環境で見る。
そのため、有機ELで気持ちよく見える写真が、他の画面でも同じように見えるとは限らない。
私はこのモニターをかなり気に入っている。
しかし、写真編集では「有機ELで映えすぎていないか」という視点は持っておいたほうがいい。
焼き付きリスクも理解して使う
有機ELモニターである以上、焼き付きリスクはゼロではない。
ブラウザ、メニューバー、Dock、タスクバー、同じ編集画面、同じアプリのUIなどを長時間表示し続ける使い方では、多少気をつけたい。
画面をつけっぱなしにしない。
スクリーンセーバーを使う。
明るさを必要以上に上げすぎない。
固定表示のまま長時間放置しない。
このあたりは意識したい。
ただ、普通に気をつけて使うなら、有機ELの美しさはかなり魅力的だ。
焼き付きが怖いからといって、最初から候補から外すのは少しもったいない。
販売元とサポート条件は必ず確認
今回のようなセール品で特に注意したいのが、販売元である。
Amazonの商品ページには、デルのサポート対象は「Amazon.co.jp が販売する新品製品のみ」であり、それ以外のマーケットプレイスや中古販売については販売元・出品元へ問い合わせるよう記載されている。
ここはかなり大事だ。
価格だけを見て飛びつくのではなく、販売元がAmazon.co.jpなのか、マーケットプレイス出品なのかは必ず確認したい。
モニターは大きく、初期不良や保証対応が重要になる製品だ。
数千円の差なら、サポート条件を優先したほうが安心できる。
89,980円なら、かなり試しやすい
4K有機EL。
31.6インチ。
120Hz。
0.03ms。
DCI-P3 99%。
DisplayHDR True Black 400。
USB-C給電。
内蔵スピーカー。
高さ調整対応。
この内容で89,980円なら、かなり魅力がある。
もちろん、万人向けの完璧なモニターではない。
IPS液晶のほうが自然に使いやすい人もいる。
長時間の事務作業だけなら、焼き付きリスクのないIPSやVAのほうが安心という考え方もある。
しかし、写真、動画、映画、ゲーム、音楽コンテンツ、そして日常作業まで1台で楽しみたいなら、S3225QCはかなり面白い。
自分が今メインで使っている立場から見ても、この価格ならおすすめしやすい。
「4K有機ELモニターを一度試してみたい」と思っていた人には、かなり良いタイミングだと思う。
4K有機ELをメインモニターにする入り口
Dell S3225QCは、ただの安い4Kモニターではない。
有機ELらしい黒の深さ。
31.6インチの大画面。
4Kの精細感。
120Hzのなめらかさ。
USB-C接続の便利さ。
そして、映像を見る楽しさ。
IPS液晶とは見え方が違うため、写真編集では少し注意が必要だ。
しかし、それを理解したうえで使えば、かなり満足度の高いメインモニターになる。
129,800円が89,980円。
31%オフ。
この価格なら、4K有機ELをメインモニターにする入り口として、かなり現実的だ。
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