MacでAirPodsが突然、片耳だけ接続されない理由と対処法
ある日突然、AirPodsの片耳だけが沈黙する。
右は音が出るのに、左は無音。再起動しても、設定を開いても、
一向に戻らない──そんな現象に悩まされたことはないだろうか。
実はこの症状、AirPods本体の故障ではなく、
macOSのBluetoothキャッシュ破損によって起きることが多い。
なぜ片耳だけが認識されなくなるのか
macOSは、接続デバイスごとにBluetooth設定情報をキャッシュとして保存している。
このキャッシュは、接続履歴やペアリング状態、音量レベルなどを記録し、
次回の接続をスムーズに行うための“記憶領域”だ。
しかし、macOSのアップデートやスリープ中の通信エラーによって
このキャッシュが破損すると、片耳だけが認識されない・途切れるといった
奇妙な現象が発生する。
特にmacOS Sonoma以降で報告が増えている。
正しいリセット手順
Bluetoothキャッシュを削除し、再ペアリングすることで
多くの場合は即座に復旧する。
AirPodsをケースに戻してフタを閉じる
MacのBluetoothをオフにする
Finderを開き、以下のフォルダに移動する
/Library/Preferences/com.apple.Bluetooth.plist を削除
Macを再起動する
AirPodsのケース背面ボタンを15秒長押しして白点滅にする
MacのBluetoothをオンにし、再度ペアリング
これで新しいBluetoothキャッシュが再生成され、
両耳が正常に認識されるようになる。
それでも直らない場合
・別のデバイス(iPhone / iPad)では正常に動作するか確認する
・Bluetooth干渉(USB 3.0ハブや無線マウスの近接)を避ける
・~/Library/Preferences/ByHost 内の関連ファイルも削除する
これらを行っても解決しない場合は、
ハードウェア的な接触不良(充電端子の汚れ)を疑うのが良い。
綿棒+無水エタノールで清掃すると改善することもある。
静寂の中に戻るAirPods
AirPodsは、ただのワイヤレスイヤホンではない。
それはMacとの親密な会話を、静寂の中にデザインするための装置だ。
音が途切れるとき、そこには「整合性の乱れ」がある。
キャッシュを整えることで、再びその透明な音の世界が戻ってくる。
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