ショートショート 「宇宙世紀1010戦争」 #毎週ショートショートnote #ソーセージ座流星群
バーベキュー銀河は、永きにわたりカルビ星団とハラミ宙域連合の衝突に揺れていた。両陣営は鉄板惑星の表面で激しく火花を散らしていた。
その混乱を、静かに観測していた存在がある。
ソーセージ座流星群・赤い彗星は参戦の機を窺っていた。
「今だ。両陣営が緩んだ……逆襲の時だ」
赤い彗星が鉄板惑星の軌道へ侵入しようとした瞬間、空間がねじれた。
重力波のような白煙が立ち上り、次元の裂け目から二つの影が降下する。
ベジタブル銀河連邦―オニオン星人とピーマン星人。
彼らの着地と同時に、鉄板惑星の表面で音が爆ぜる。それはまるでスチーム・バースト。
「……野菜も食べなさい」
その声は、銀河の中心に潜む暗黒卿のものだった。彼女の言葉は、重力場のようにすべての生命体を従わせる。
僕とソーセージ座流星群・赤い彗星は静かに鉄板惑星の戦況と暗黒卿の顔色を伺うしかなかった。
完
(本文365字)
あとがき
田原にかさんの企画「毎週ショートショートnote」お題「ソーセージ座流星群」に参加させて頂きました。バーベキューの鉄板上を戦場に見立てて書いてみました。〇ンダムや〇ター・ウォーズぽい表現が出てくるのは気のせいです。
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