10 累計感想10000件を超えて複数受賞を可能とした目的ドリブン思考による物語構成
まずこういう刺激的なタイトルで釣るのは本来好きではありませんが、どうしても伝えたいことがあってこういった形にしてみました。
もちろん、累計感想が10000を超えているのは嘘ではないですし、むしろかなり少なく見積もっています。
受賞数も小説賞だけで6回以上あります。
ですが、結果と呼ばれるものよりも大事なものがあります。
この意識を持つ作家が増えれば、世の物語はもっとおもしろくなると信じており、私が書かなければならないと感じました。
前提として世の中で「結果」と呼ばれているものそれ自体も大事な指標ですし、モチベーションになるでしょう。
ですが、一番大事なのは動機や初心を忘れないことであり、仮に何ら反応がなくとも、己を貫き、死ねるかどうか、結果より生き方や美学をとれる覚悟です。
その覚悟さえあれば、世の中で結果と呼ばれているものはついてきます。
私はAAAタイトルのゲームディレクション、アートディレクション、マネジメント、小説出版、アニメ化、漫画連載、ゲーム化など様々なことを経験してきました。
累計感想はいつの日か数えることが不可能になりましたが、少なくとも数万はいってます。
特にアニメの1話目だけで1万近く行ったので間違いないと思います。
否定的な感想込みとはいえ、客観的に見れて様々な結果を出していることは間違いないでしょう。
その理由に自覚はありまして……。
これは初手、つまり「動機」にこそ他の人と大きな違いがあります。
例えば戦争を経験した人が、絶対に戦争をさせてはいけないという動機で物語を描いたとき、そこに生まれるのは現実世界を強く変えたいと圧倒的な動機です。
もっと分かりやすく説明すれば読書感想文。
誰かにこの本のおもしろさを伝えたいと思って書くのと、宿題だから何となく書くのでは完成度に全くの違いが出ます。
目的や動機に立ち返ることこそが、実は創作なおいて大事なことなのです。
例えば企業でもビジョンが大事といわれますが、単に本の知識を鵜呑みにして掲げたビジョンであればホームページ上の表示のみで形骸化します。
知識として「ビジョンが大事」とか「動機が大事」レベルでは人の心を刺して変えることは難しいということです。
何が何でも読者の心をガンガンに揺さぶり届け、変えたい。
捻じ曲げたい、誰を救うほど、誰かを殺すほどの相当な覚悟と手法がなければ何かを変えることはできません。
私は圧倒的な動機によって物語を書いています。
詳しくは書きませんが、どうすればこの世界に、人類に変化をもららせられるか?
その水準の意識です。
その結果、ハリウッド脚本術や起承転結、序破急、三幕構成などではなく、まったく異なる目的ドリブン思考による物語作法を編み出しました。
今回はその手法を紹介したいと思います。
これはある意味で、現在プロデュースしているトゥルーバッドハッピーエンドという物語の根底に「何が流れているのか」を紐解く記事でもあります。
物語とは何かを理解する
目的を思い描く前に、そもそも物語とは何かを理解する必要があります。
結論から言うと、物語は祈りだと考えます。
物語を物語と認知してもらい続けるためには「残る」必要があります。
エンタメ重視ですぐ忘れられる物語ではなく、強烈に爪痕を残し続ける物語はたくさんありますが、例えば桃太郎。
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