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その置き方、燃えます…家事代行6年目、1000件超の現場で見えた“生活火災”の共通点

家事代行の現場に入っていると、
「この家、ちょっと危ないな」と感じる瞬間がある。

汚れているとか、散らかっているとか、そういう話ではない。

“燃えやすい配置”になっているのだ。

特に多いのが、キッチン。

ガスコンロのすぐそばに、

* キッチンペーパー
* ラップ
* アルコール除菌スプレー
* 布巾
* レシピ本
* ビニール袋

など、可燃物や引火性のものが平然と置かれている。

本人にとっては、
「よく使うから近くに置いてる」
ただそれだけ。

でも、現場を何百件も見ていると、
その“ちょっとした便利”が、
事故の入口になっていることがわかる。

特にアルコールスプレー。

最近は当たり前のように各家庭にあるが、
アルコールは揮発しやすく、引火性が高い。

火の近くに置くには、本来かなり注意が必要なものだ。

しかも最近の住宅は、

* 調理スペースが狭い
* モノが多い
* 「見せる収納」が流行
* デザイン優先

になりやすく、

“火を扱う場所”と“可燃物”の距離が近い。

家事代行をしていると、
単なる掃除ではなく、
その家の「暮らし方」そのものが見えてくる。

例えば、

* 換気扇に油が蓄積している
* コンセント周りにホコリ
* 延長コードのたこ足配線
* トースターの上に布巾
* 電子レンジの排気口を塞ぐ
* 猫がコンロを触れる位置にいる
* 高齢者宅で火の消し忘れが起きやすい配置

これらは全部、
“生活動線の中に潜む火災リスク”だ。

私は最近、
家事代行と消防設備士の世界って、
実は近いのではないかと思い始めている。

消防設備士は、
建物側から防災を見る仕事。

一方、家事代行は、
「暮らし方」から危険を見る仕事だ。

どちらも、
事故が起きてからでは遅い。

だから今日も私は、
コンロ横のアルコールスプレーをそっと離しながら、

「この家、あと数センチで事故を避けているだけかもしれない」

そんなことを考えている。

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