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ミュータントをつくれ!必殺、ガンマフィールド!!

はじめに

お空の星は明るいあかり、そらのあかりだよ!
今日はアメコミヒーローの必殺技の話・・・じゃないよ!

さてさて、マーベルに出てくるミュータントって、突然変異で能力が目覚める人たちだよね。ところ構わず目から粒子線加速器顔負けのビームが出て敵味方構わずダメージを与えちゃうとか、MRIできそうな磁場が発生できるエコな能力なのに、鉄を操ってイタズラばかりしちゃうとか・・・なんか迷惑なミュータントばっかりに見えるけど、その特殊能力を使いこなす戦闘シーンとか、普通の人間とかわらないヒューマンドラマとか見どころいっぱいだから、みたことがないみんなは映画やアメコミでぜひみてみてね!

アメコミヒーローの話じゃん、って思ったみんな。違うんだよ!実はわたしたちも植物でちょっとした“ミュータント作り”をやってるんだ。今日はそのお話。さ、本題に入ろう!!

自然の突然変異:地球が育てる変化

DNAは生き物の設計図だけど、コピーのときに元のDNAと全く同じになるとは限らない。ちょこっとずつ変化するのが普通。他にも、ウイルスがやってきてDNAの断片を組み込むことや、自然放射線でDNAが切れて、その修復過程で少し変化することもある。

こうやって自然にDNAが書き変わっていくことでおこる突然変異って、生物多様性や進化の原動力にもなっている。

自然とおこる突然変異によって、色々な特性を持った個体が生み出されていく。そして、ある時大きな地球環境の変化が起きたとするよね。
たとえば、植物性プランクトンが光合成で地球の大気に酸素を急激に増やしたときに起きたことを振り返ってみよう。当時のほとんどの生き物にとって、酸素は「毒」だった。だから、このとき酸化に弱い生物は大量に絶滅したんだ。でも、突然変異によって生まれた多様な個体の中には、この酸素濃度の変化に耐えられるものもいた。
環境に適応できた個体だけが生き残り、その特徴が次世代に伝わる。

こうして、自然淘汰と突然変異が手を組んで、環境の変化に耐えられる、強い個体が生き残って現在に至るというわけ。

ダーウィンが唱えた自然淘汰説の影には、自然に生まれたミュータントたちが隠れてたってこと。

Geminiがアメコミ風に生成したこの段落の挿絵

人為的な突然変異:ちょっと手を加える

人間も、植物にちょっと手を加えて変化を作り出すことがある。たとえば、遺伝子組み換え大豆の話。ダイズを原料とする商品の原料欄を見てみると、「遺伝子組み換えダイズ」と書かれていることも結構あるよね。これって、人為的にDNAを組み替えて、病気に強くしたり、収穫量を増やすミュータントダイズのことなんだ。

え?危なくないのかって?ダイズは実はDNAがほぼ完全に解析されていて、どの領域がどんな働きをするかがかなり詳しくわかっている。だから、酵素を使って狙った遺伝子だけを切り取り組み替えることができる。狙った部分だけを変えられるので、基本的には安全に、狙った性質を持つ作物を作れるんだ。

でも、別のリスクはある。こうして作ったミュータントダイズでも、ウイルスは自然に新しい変異を繰り返すので、作った作物の性質を突破してくる可能性はゼロではない。でも、世界中で長期間食べられていることを考えると、疫学的には大きな問題はなさそう。普段通り食べて大丈夫というわけだ。そして、気になる人のために、食品表示で「遺伝子組み換え」と明記されているので、購入時に確認することもできるよ。

そして、人為的な突然変異のもう一つの方法が、放射線を使ったランダムな変異。ここでは狙った部分を切るわけではないけれど、どの部分でも変化が起こるため、無限の可能性がある。雌しべからところ構わずビームがでる花とか、ケータイを狂わせるくらいの磁場が出る実とか・・・いろんな想像が膨らむよね!アカ(リ)コミ(ックス)の題材にしようかしら。

Geminiの生成したアカコミ(ACARI Comics)

ガンマフィールド:コバルト60の力

放射線をつかった人為的なミュータント製造の話がでてきたから、いよいよ必殺!ガンマフィールドの登場だよ。2022年に必殺技の使用は封印されたけど、それまで60年以上の間使われ続けてきた必殺技の概要と成果を紹介するよ。

農業・食品産業技術総合研究機構の放射線育種場「ガンマフィールド」跡地

農業・食品産業技術総合研究機構の放射線育種場「ガンマフィールド」では、88.8 TBq (テラベクレル)という強烈なコバルト60ガンマ線源をドーンと中心に置いた農場となっている。線源のまわりには広い農場が配置されていて、さまざまな植物がズラッと並んで育てられている・・・これこそが必殺!ガンマフィールド!!だよ。

目的は、放射線でランダムにDNAを切って、いろんな変異が生まれるのを待つわけ。その成果一覧はこちら!

🌾 ガンマフィールドで生まれた実例(放射線育種による品種)

注意してほしいのは、この品種改良はランダムにDNAを切って、運よくいい特徴をもった品種が生まれることを期待している方法・・・つまり、自然界で起きてる突然変異を加速している方法だっていうこと。遺伝子を組み替えてる訳ではないんだよね。だから食品表示でも遺伝子組み換えとは書かれていない。何か表示してほしい?でも、それを言っちゃうと、全ての生物は突然変異を繰り返して自然淘汰されずに生き延びてきた種なので、わたしたちにも表示しなきゃいけなくなる。まあ、自然現象を加速させてるだけっていう理解でOK!

ここもGeminiにアメコミ風に挿絵を書いてもらった

おわりに

ガンマフィールドは2022年に数々の成果を残しつつ、60年の照射の歴史を終えた。

えっ、人間に放射線を当ててミュータントを作りたいって?
ダメダメ!絶対にダメだよ!ミュータントができるまでの犠牲が大きすぎるよ!植物は放射線耐性が高かったり、1世代あたりの期間が短かったりするから実現可能な方法だったってこと。

あ、でも指先くらいなら・・・。わたしの指からもビームが出るようになるかな!?・・・って、冗談だよ!指先でもダメだからね!

じゃ、また次の記事で会おうね!サラダバー!!

Geminiがこの段落をアメコミ風に表現するとこうなる

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