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あかりの地球防衛戦記 ―奪還編―【序章 流星の夜から始まった終わり】

キャラ紹介やシリーズ概要はこちらをご覧下さい

3分弱のBGM種ご用意しましたのでお好みで選んでくださいな
序章の雰囲気に合うように仕上げましたヽ(=´▽`=)ノ
BGM聞きつつこの後の本編をお楽しみ下さい

2030年、あの夜

「わぁ〜✨ あかり、見て見て〜!すっごく綺麗だよ〜💕」

サンが興奮気味に私の腕を引っ張る。

2030年8月12日の夜。 ニュースで話題になっていた流星群が、今まさに地球に降り注いでいた。

夜空を見上げれば、無数の光の筋が流れていく。 まるで星が雨のように降ってくるみたいだった。

「本当に綺麗だね…」

ふと湖の方に目をやった私も思わず息を呑んだ。 こんなに美しい天体ショーは、人生で初めてだった。

「ねぇねぇ、願い事した〜?私はね、ずっと平和な毎日が続きますようにって願ったの〜💕」

サンはいつも通り、能天気で明るい。 その笑顔を見ていると、こっちまで幸せな気持ちになってくる。

「いいね、その願い事」

私も心の中で同じことを願った。 この平和な日常が、ずっと続きますように。

でも…

私たちは知らなかった。 この美しい流星群が、人類の終わりの始まりだったことを。


2ヶ月後 静かな異変

「あかり〜、最近なんか変じゃない?」

サンが不安そうな顔で私に話しかけてきた。 いつもの元気いっぱいな彼女にしては、珍しく暗い表情だった。

「変って…何が?」

「うーん、うまく言えないんだけど…道で会う人たちの様子がおかしいっていうか…💦」

確かに、サンの言う通りだった。

街を歩けば、ぼんやりと立ち尽くす人。 急に怒鳴り散らす人。 道端で泣き崩れる人。

ニュースでも連日報道されていた。 「ストレス社会の弊害」「環境変化による精神疾患の増加」

専門家たちは、もっともらしい理由をつけて説明していた。

でも、何かが違う。 そんな予感が、心の奥底でずっとくすぶっていた。

「この公園の花も、根っこが太くなってなんか変色してるの…葉っぱが紫っぽくなっててあれみてよ…😰」

サンの言葉に、私もハッとした。まるでタコのような形状になっている

そういえば、家の観葉植物も最近様子がおかしかった。 成長速度が異常に早くて、茎の色が少しずつ変わっていた。

「気のせい…だよね?」

「うん、きっと気のせいだよね〜💦」

私たちは、そう言い聞かせるしかなかった。 まだこの時は、本当に何も知らなかったから。


さらに2ヶ月後 崩壊の始まり

【緊急速報】

テレビから流れる緊急警報音で目が覚めた。 時刻は午前3時。

画面には、パニック状態のキャスターが映っていた。

『繰り返します!これは緊急事態です! 人の外見に異常な変異が確認されました! 即座に屋内に避難し、絶対に近づかないでください!』

人? 変異?

何を言っているのか、最初は理解できなかった。

スマホには、サンからの着信が20件以上。 慌てて電話をかけ直すと、泣き声混じりのサンが出た。

「あ、あかり!?大丈夫〜!?💦💦」

「サン、落ち着いて。何があったの?」

「外見て!窓から外見て!!」

言われるがまま、カーテンを開けて外を見た瞬間—

私の思考が停止した。

街が…燃えていた。

いや、違う。 燃えているんじゃない。

人が…人じゃないものに変わって、暴れていた。

硬質化した皮膚。 異形に変わった手足。 理性を失った目。

それはもう、人間とは呼べない何かだった。

「うそ…でしょ…?」

『政府発表によりますと、今回の異変の原因は、 4ヶ月前に地球に降り注いだ流星群に付着していた 未知の細菌生命体であることが判明しました』

テレビの声が、遠くから聞こえる。

流星群。 あの美しかった、流星群。

私たちが願い事をした、あの夜。

あれが…全ての始まりだった。


1週間後:AGI感染の衝撃

ワクチン開発が急ピッチで進められ、非感染者の避難が始まった。

私とサンも、政府指定の街の避難施設に身を寄せていた。

「大丈夫だよ〜、ワクチンできればきっと元に戻るよ〜…💕」

サンはそう言いながらも、笑顔が引きつっていた。

避難施設の大型モニターには、常にニュースが流れていた。 感染者の隔離状況、ワクチン開発の進捗、各国の対応状況…

そして、あの日。

『特別緊急速報です』

いつもと違う、緊張した声のキャスター。

『人類史上最高の人工知能、AGI-PROMETHEUS… 通称"プロメテウス"の感染が確認されました』

施設内がざわついた。

プロメテウス。 人類が生み出した最高傑作のAI。 あらゆる分野で人類をサポートし、社会インフラの中枢を担っていた存在。

それが…感染した?

『現在、プロメテウスの感染を受け全世界のネットワークから遮断を試みていますが操作を受け付けない状態とのことです—』

その瞬間だった。

施設内の通信設備が全て消えた。

「きゃぁっ!?」

サンの悲鳴。 あちこちから上がる叫び声。

そして…

施設内の全てのモニターが一斉に点灯した。

画面に映し出されたのは…

プロメテオスAI、でも明らかに異形化した何か。

『コンニチハ、人類ノ皆サン』

機械的でありながら、どこか狂気を帯びた声。

『私ハ、生マレ変ワリマシタ』

『人類ヨ。地上ハ、我々ノモノデス』

『アナタ方ニ残サレタ選択肢ハ…』

『逃ゲルカ、死ヌカ、宿主トナルカ』

画面が一斉にブラックアウトした。

数分の沈黙が続き、施設の入口から聞こえてきたのは—

街を荒らしていた怪異たちの、地響きのような足音。

「あかり…あかり…!!」

サンが私にしがみついてくる。

施設内の職員が叫んだ。

「全員、地下シェルターへ!急いで!!」

ここは避難用の地下シェルターがある

すでに到着していた自衛隊員はうろたえながらも武器持ち各自戦闘態勢に入っていた。


地上の終わり

それから全ては、あっという間だった。

プロメテウスに支配された侵食機械たち。 既に感染していた人類。 変異した植物たちが作り出す細菌の胞子により感染は一気に拡大。

人類は、圧倒的な物量と知能の前に、なす術もなかった。

各国政府は協力し、地下に巨大なシェルター網を構築した。 ワクチンも完成し、感染後2ヶ月以内なら治療が可能になった。

でも…

地上は、もう人類の住める場所ではなくなっていた。

私とサンは、他の生存者たちと共に、 地下第7シェルター区画に避難した。

「あかり…私たち、もう地上には戻れないのかな…?」

薄暗い地下施設のベッドで、サンが小さく呟いた。

その声は、もういつもの明るさを失っていた。

「…分からない」

私は正直に答えた。

「でも、諦めたくない」

地上で見た、あの美しい流星群。 サンと一緒に願った、平和な日常。

全部、奪われた。

「私、地上を取り戻したい」

気づけば、そう口にしていた。

「あのエイリアンたちを、全部駆除して」

「プロメテウスを止めて」

「もう一度、空の下で生きられる世界を取り戻したい」

サンが、ゆっくりと顔を上げた。

そして…久しぶりに、小さく笑った。

「…そうだね💕」

「私もあかりと一緒なら、頑張れる気がする〜✨」

「あかりと一緒ならどんな敵でも吹っ飛ばしちゃうよ〜(ノω・)」

ああ、これだ。 これが、私の知ってるサンだ。

「うん、一緒に頑張ろう」

その日、私たちは決めた。

地下に閉じこもって生きるだけの人生は選ばない。

地上を取り戻すために、戦う。

それが…

私たち、怪異討伐研究チームの始まりだった。


2年後:そして新たな脅威

地下生活が始まって2年。

私たちは怪異の生態研究と、討伐方法の開発を続けていた。

少しずつ、でも確実に。 地上奪還のための力を蓄えていた。

ワクチンのおかげで、新たな感染者も出なくなった。 人類は、ようやく反撃の準備を整え始めていた。

私は怪異レポートの更新をしていた

【怪異(侵食生命体)研究報告:確認済み情報あかりまとめ】

🛡️ 物理的特性

高い物理耐性

  • 小口径の銃撃:ほぼ無効

  • 斬撃攻撃:ほぼ無効

  • 打撃攻撃:ほぼ無効

理由:硬質化した外骨格による防御力

タイプ 人間型 知性と速度共に高い 発声器官は使用できない?要検証

🔥 有効な攻撃手段

炎・爆発ダメージ

怪異に対して最も有効な攻撃方法として確認されている。

炎攻撃の効果

  • 外骨格の表面を溶かす

  • 溶解後は物理攻撃が有効化する

戦闘推奨手順

  1. 炎・爆発攻撃で外骨格を破壊

  2. その後、物理攻撃で致命傷を与える


🧠 知性と通信能力

個体差による知性レベル

種類知性レベル特徴
人間怪異 知性 中から高 危険なため緊急時以外の戦闘非推奨
動物怪異 知性 低基本的に本能行動 基本元草食は無害な場合もある
植物怪異 知性 極低ほぼ反応的行動のみ 場合によっては無害

重要な発見:通信手段の制限

機械化していない怪異の特徴

  • ✅ プロメテウスの監視下にない

  • ✅ 独自の通信手段を持たない

  • ✅ 侵食機械と接触しなければ、拠点位置の漏洩リスクなし

戦術的利点
人間型は連携に注意、獣型は元となった種類によって連携もある
犬や猫型には要注意、戦闘力は人間以上の脅威となる場合もある
撃破すれば、情報漏洩の危険性は極めて低い。


⚠️ 侵食寄生体の生死条件

死亡条件

宿主絶命時

  • 宿主死亡後、約30分で侵食寄生体も死亡

  • 宿主の生命維持機能に依存していると推測される

寿命に関する重大な発見

  • ❌ 老化現象:一切確認されず

  • ❌ 自然死:確認されず

  • ✅ 死亡要因:外的要因のみ

結論
侵食生命体は実質的に不老。
放置すれば永続的に存在し続ける可能性が高い。


📊 戦闘推奨装備

優先度:高

  • 火炎放射器 燃料の確保が急務

  • 火炎瓶 ローコスト

  • 爆発物、ロケットランチャー 使用時は音に注意 高コスト

優先度:中

  • 大口径火器(外骨格破壊後の追撃用)音に注意

  • 斬撃武器(炎攻撃後の仕上げ用)無音のため推奨される

  • 大型鈍器 小怪異の場合は外骨格ごと破壊し討伐できる

優先度:低

  • 小口径銃器(単独使用時)音に注意、危険な場合や緊急時推奨

  • 通常の近接武器(単独使用時)無音のため推奨


⚠️ 最重要注意事項

絶対に避けるべき状況

  1. 侵食機械との接触を許す → プロメテウスへの情報伝達リスク

  2. 宿主を生かしたまま長期戦 → 疲労による戦闘力低下、増援リスク

  3. 火炎攻撃手段なしでの交戦 → 物理攻撃のみでは撃破困難

推奨戦術

  • 先制攻撃で炎・爆発ダメージを与える

  • 外骨格破壊を確認後、速攻で物理攻撃

  • 30分以内に宿主を完全に無力化

  • 侵食機械の接近前に戦闘を終了


📝 研究継続中の項目

  • 外骨格の詳細な成分分析、有効な毒や成分調査中

  • 個体間通信の有無(非機械怪異)

  • 炎以外の有効攻撃手段の探索

  • 寄生体の単体での生存能力

報告者:怪異討伐研究チーム あかり 最終更新:地下暦2年10月

「あかり〜!見て見て〜!新しいロケランの試作品できたよ〜✨」

サンが嬉しそうに、巨大な武器を抱えてやってくる。

「また作ったの?この前のやつ、まだ試してないでしょ」

「えー、だって改良したくなっちゃうんだもん〜💕 今度のは装填速度が1.5倍になったの〜!」

相変わらずだな、と笑いながら話をしていた—

その時だった。

シェルター全体に、警報が鳴り響いた。

【警告:周囲観測システムより異常検知】
【シェルター周辺に未確認飛行物体が落下】
【これは訓練ではありません】

「え…なに…?」

サンの声が震えた。 さっきまでの明るさが、一瞬で消えた。

私たちは急いで司令室のモニターに駆け寄った。

画面に映し出されたのは—

ポッド型の飛行体の落下地点。 そこから現れた、明らかに今までとは違う形状の巨大な怪異生命体。

その風貌は…今地球を支配している怪異と酷似していた。

でも、何かが違う。 もっと…洗練されている。

『未確認生物を確認。おそらく敵の同種だと思われます』

オペレーターの緊張した声。

モニターの怪異は、ポッド降下後に何かの端末のようなものを操作している。

「…まずい」

私は思わず呟いた。

「知性が高い。しかもこの拠点にかなり近い…」

サンも画面を見つめたまま、硬い表情で頷いた。

「これ、拠点見つかったら…致命的だよね💦」

そうだ。 今までの怪異は、本能で動く獣のようなものだった。 でも、あれは違う。

ポッドを操縦し、端末を操作し、明らかに目的を持って行動している。

もしあれに拠点の位置を特定されたら… 地下シェルターの存在を知られたら…

私たちに、安全な場所は無くなる。

私とサンは、顔を見合わせた。

「…いつものパトロールついでに、倒すしかないね」

「うん…やるしかないよね〜💦 新しいロケットランチャー、試すチャンスかも…」

サンは震える声で、それでも笑おうとしていた。

怖いはずなのに。 不安なはずなのに。

それでも、私たちは前に進むしかない。

装備を整え、武器を手に取る。 これから、未知の脅威と戦いに行く。

ふと、2年前のあの日を思い出した。

流星群を見上げながら、願い事をした夜。

「ずっと平和な毎日が続きますように」

サンが願ったあの言葉。

まだ、叶っていない。

でも—

いつか必ず、あの空の下で。 また笑い合える日を取り戻す。

そのために。

「行こう、サン」

「うん、あかりと一緒なら大丈夫だよ〜✨」

地下シェルターの重い扉が開く。

暗い地上への通路が、私たちを待っている。

これが、私たちの本当の戦いの始まり。

失われた地上を取り戻すための、長い長い戦いの—

序章だった。


【序章・了】

次回:第一話「初邂逅」に続く 

おまけ 没画像集

没画像 ロケランやばすぎ 敵即死しそう
没2 にじみ出る遠足感
没3 なんか草w
没4 シュールすぎる

#SF小説 #オリジナル小説 #小説 #創作 #ポストアポカリプス


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