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23|夏をオレンジにしない。陽炎と短い影で暑さを写す画像生成プロンプト設計|あいりちゃん

対象読者

夏らしい風景、旅行・店舗・季節バナー用の背景を、暖色フィルターに頼らず作りたい人。

この記事で得られること

  • 真昼の暑さを視覚要素へ分解する方法

  • 陽炎を遠景だけへ限定する指定方法

  • 自然言語の完成プロンプト

  • JSON変数とJinja2テンプレート

  • 用途・構図・比率・配色別の派生

  • 全体ぼけ、夕焼け化、水面化を直す修正プロンプト

導入

「暑そうな夏」と書くだけでは、画像全体がオレンジ色になったり、夕焼けのようになったりします。
真昼の熱気を作りたいときは、色より先に、光・影・空気の揺れ・路面の反射を分けて指定しま
す。
ひらめいた! 暑さは色ではなく、現象の組み合わせです。

設計意図

暑さは物体ではありません。そこで、熱が周囲へ与える変化を指定します。

  1. 光源は白い太陽光1つ

  2. 影は短く硬くする

  3. 陽炎は遠景20〜35%へ限定する

  4. 前景の主役は鮮明に保つ

  5. 路面は乾いた素材として保持する

  6. オレンジ色のフィルターを禁止する
    陽炎と通常のピンぼけを混ぜないことが重要です。陽炎は空気の屈折、背景ぼけはレンズの表
    現として分離します。

作例の設計

完全に架空の郊外バス停を主題にします。道路の奥だけを微細に揺らし、手前のベンチ、屋根、
標識の輪郭は鮮明に残します。青白い空、乾いた灰色のアスファルト、色あせた水色のベンチを
使い、暖色を増やさずに真昼の熱気を作ります。

イメージ

コピーして使える自然言語の完成版プロンプト

真夏の午後1時、完全に架空の日本の郊外にある小さなバス停を写した、写実的な風景写真。
画面手前の色あせた水色のベンチと簡素な金属屋根を主役にし、道路は画面中央から奥へ伸
びる。白く強い真昼の太陽光がほぼ真上から当たり、ベンチ、屋根、標識の影は短く硬い。前景
から中景までは高い解像感を保ち、道路の最奥20〜35%だけに微細な陽炎による空気の屈折
を入れる。陽炎は背景の輪郭をわずかに上下へ揺らすが、画面全体をぼかさない。乾いたアス
ファルトには白い照り返しを入れるが、水面、波紋、鏡面反射にはしない。空は青白く、植生は少
し乾いた低彩度の緑。真昼の静けさ、強い日差し、遠くで熱が揺れる感覚。35mm相当、目線の
高さ、自然な遠近感、16:9。文字、人物、車、実在する交通事業者、路線名、地名、ロゴ、透か
し、夕焼け、オレンジ色のフィルター、画面全体のぼけ、道路の水面化、過剰なレンズフレアを入
れない。

英語版プロンプト

A photorealistic midsummer landscape at 1:00 p.m., showing a completely fictional small
suburban bus stop in Japan. A faded pale-blue bench and a simple metal roof are the sharp
foreground subjects, while a dry asphalt road extends toward the center background. Strong
white overhead sunlight creates short, hard shadows beneath the bench, roof, and sign.
Keep the foreground and midground crisp and detailed. Apply subtle heat-haze refraction
only to the farthest 20–35% of the road and distant background, with slight vertical waviness
rather than global blur. Add bright dry glare to the asphalt without making it look wet,
reflective, or like water. Pale blue-white sky, slightly dry low-saturation green vegetation,
quiet midday atmosphere, intense summer heat. Eye-level view, 35mm lens, natural
perspective, 16:9. No text, people, vehicles, real transit company, route name, place name,
logo, watermark, sunset, orange color cast, global blur, wet road, ripples, mirror reflection, or
excessive lens flare.

JSON形式の変数例

{
"location": "完全に架空の日本の郊外バス停",
"main_subject": "色あせた水色のベンチと簡素な金属屋根",
"time": "真夏の午後1時",
"lighting": "白く強い真上からの太陽光",
"shadow": "短く硬い影",
"heat_haze_zone": "道路と背景の最奥20〜35%",
"heat_haze_behavior": "輪郭を微細に上下へ揺らす空気の屈折",
"sharp_zone": "前景から中景まで",
"surface": "乾いた灰色のアスファルト",
"surface_reflection": "白い照り返しのみ",
"sky": "青白い夏空",
"vegetation": "少し乾いた低彩度の緑",
"camera": "目線の高さ、35mm相当、自然な遠近感",
"aspect_ratio": "16:9",
"mood": "真昼の静けさと強い熱気",
"negative_prompt": "文字、人物、車、実在する交通事業者、路線名、地名、ロゴ、透かし、夕焼
け、オレンジ色のフィルター、画面全体のぼけ、道路の水面化、過剰なレンズフレア"
}

Jinja2テンプレート

{{ time }}、{{ location }}を写した写実的な風景写真。画面手前の{{ main_subject }}を主役にし、
道路は画面中央から奥へ伸びる。{{ lighting }}が当たり、{{ shadow }}を作る。{{ sharp_zone }}
は鮮明に保ち、{{ heat_haze_zone }}だけに{{ heat_haze_behavior }}を入れる。陽炎は画面全
体をぼかさない。路面は{{ surface }}として保持し、{{ surface_reflection }}を加えるが、水面や鏡
面にはしない。空は{{ sky }}、植生は{{ vegetation }}。{{ mood }}。{{ camera }}、{{ aspect_ratio
}}。禁止事項:{{ negative_prompt }}。

置換可能な変数

  • location:郊外バス停/商店街/海辺の道路/学校の校庭/工場脇

  • main_subject:ベンチ/自動販売機/日傘/看板/商品

  • heat_haze_zone:最奥20%/最奥3分の1/水平線付近のみ

  • surface:アスファルト/コンクリート/乾いた土/白いタイル

  • aspect_ratio:16:9/4:5/3:2/9:16

  • mood:静かな真昼/観光地の熱気/無人の夏休み

用途別の派生版

noteバナー

比率を16:9にし、主役を右寄せ、左側40%を文字用の青白い空または明るい壁として空けます。

X・Instagram

4:5に変更し、主役を中央より少し下へ配置。陽炎は上部ではなく、道路奥だけに限定します。

商品広告

前景の商品を完全に鮮明にし、陽炎は商品より後ろの背景にだけ適用します。商品の輪郭、ラ
ベル面、色は変形させません。

観光・店舗背景

地名やロゴを生成させず、看板は無地にします。実在店舗の外観を再現しないようにします。

構図別の派生

  • 正面構図:道路の消失点を中央へ

  • 斜め構図:主役を右手前、道路を左奥へ

  • 低い視点:路面の照り返しを強調しつつ、水面化を禁止

  • 俯瞰:陽炎を弱め、短い影と乾いた表面を中心にする

配色別の派生

  • 青白い夏:青白い空、灰色、低彩度の水色

  • 海辺:シアン、白、乾いたベージュ

  • 商店街:生成り、色あせた赤、深緑。ただし暖色フィルターは禁止

  • 無機質:白、薄いグレー、青みのある影

よくある失敗と修正プロンプト

失敗1:画面全体がぼやける

陽炎を道路と背景の最奥25%だけへ限定してください。前景の主役、中景の建物、道路手前は
高い解像感を保ち、通常の被写界深度ぼけや霧を追加しないでください。

失敗2:夕焼けやオレンジ色になる

時間帯を午後1時の真昼へ戻し、光源を白い直射日光1つにしてください。空は青白色、影は青
みのあるニュートラルグレーにし、オレンジ、赤、金色のカラーグレーディングを除去してくださ
い。

失敗3:道路が水面に見える

路面を乾いた粗いアスファルトとして再構成してください。波紋、反射像、鏡面、水たまり、濡れた
質感を除去し、白い照り返しだけを残してください。

失敗4:陽炎が見えない

道路の最奥と地平線付近だけに、ごく細かな垂直方向の屈折と輪郭の揺らぎを追加してくださ
い。前景をぼかさず、背景の直線だけを弱く揺らしてください。

失敗5:影が長く、夕方に見える

太陽をほぼ真上へ移動し、物体の直下に短く硬い影を作ってください。斜めに伸びる長い影と夕
方の斜光を除去してください。

まとめ

暑さを作るときは、色を足す前に、光・影・空気・素材を分けます。まずは遠景だけを少し揺らし、
手前をくっきり残してみてください。1枚の中に「熱い空気」と「読ませる主役」を両立できます。

品質確認

  • 実際の自然言語プロンプトを収録済み

  • 英語版を収録済み

  • JSON構文を確認済み

  • Jinja2変数とJSONキーの対応を確認済み

  • 未置換変数、null、空文字なし

  • 用途・構図・比率・配色別の派生あり

  • 失敗例と修正プロンプトあり

  • 権利面の注意あり

  • 未公開・確認用下書き

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