33|版ズレをノイズにしない。2色・網点・重なりで作るリソグラフ風ポスター|あいりちゃん⭐︎
導入
「リソグラフ風」と書くと、画面全体へノイズが乗ることがあります。でも印刷らしさは、汚れの量ではなく版の役割にあります。今回は2色だけ。少ないからこそ、重なりが効いてきます。
設計意図
第1版を大きな色面、第2版を輪郭と影へ割り当てます。重なった場所だけを第三色として見せ、網点と版ズレは狭い領域に限定します。
作例解説
蛍光コーラル版に三日月と鳥の胸、ネイビー版に鳥の輪郭と翼の影を担当させました。鳥の下端だけを1〜2mmずらし、翼の影だけへ粗い網点を置いています。

自然言語の完全版プロンプト
温かなオフホワイトの無塗工紙へ、三日月と架空の夜鳥を2色刷りした縦型4:5ポスター。第1版は蛍光コーラルの面、第2版は深いネイビーの輪郭と影。重なりだけ暗いくすみ紫。網点は翼の影と月の下端、版ズレは鳥の下端と右翼のみ1〜2mm。紙繊維、わずかな濃度差、まばらなインク粒を残す。文字、ロゴ、ブランド、特定作家風、全面グランジ、RGB分離、CGを除外する。
JSON変数例
{
"ink_1": "fluorescent coral",
"ink_2": "deep navy",
"overprint": "muted violet",
"subject": "fictional night bird and crescent",
"halftone_area": "wing shadows and lower moon edge",
"registration_area": "bird lower edge and right wing",
"registration_width": "1-2mm",
"paper": "warm off-white uncoated paper",
"ratio": "4:5"
}Jinja2テンプレート
{{ ratio }}の2色刷りリソグラフ風ポスター。{{ paper }}へ{{ subject }}を印刷する。第1版は{{ ink_1 }}の面、第2版は{{ ink_2 }}の輪郭と影。重なりは{{ overprint }}。網点は{{ halftone_area }}、版ズレは{{ registration_area }}だけ{{ registration_width }}。文字、ロゴ、ブランド、全面グランジ、RGB分離は入れない。置換変数
モチーフ:花、建築、食器、鳥、抽象形
インク:コーラル+ネイビー、黄+群青、ミント+朱、黒+蛍光ピンク
紙:生成り、薄灰、クラフト、淡い青
網点:影、背景円、奥行き面のどれか1〜2領域
ズレ:下端、片側輪郭、円の外周の一部
用途・構図・サイズ・配色別の派生
X:4:5、主役を中央より少し右、左に投稿タイトル用余白
note:16:9、モチーフを右、左50%に見出し余白
A3:上下余白を広くし、モチーフを中央下へ
正方形:月と鳥を対角線へ配置
落ち着いた配色:墨黒+くすみ黄
明るい配色:蛍光ピンク+シアン
失敗例と修正プロンプト
全面が汚れる
「紙の汚れを除去し、インク粒は輪郭付近だけに限定する」RGBずれになる
「デジタル色収差を除外し、2つの印刷版の位置差として1〜2mmだけずらす」色が増える
「使用インクを2色に固定し、第三色は重なりでのみ作る」網点が全面を覆う
「網点は翼の影と月の下端だけ、広い平面はベタ版に戻す」シルクスクリーンの厚盛りになる
「インク膜を薄くマットにし、紙繊維がわずかに透ける」
まとめ
版ズレは増やすほど印刷らしくなるわけではありません。面、輪郭、重なり、網点、ズレの順に役割を決める。まず2色だけで、重なった場所に第三色が生まれる設計を試してみましょう。
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