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06|「透明感」だけではプラスチックになる。架空コスメ広告の質感プロンプト設計|あいりちゃん

はじめに

透明なボトル、ぷるんとしたジェル、やわらかな光。この組み合わせ、見た瞬間の「触ってみたい」が強いんです。

でも、プロンプトへ「透明、ツヤ、光沢」と並べるだけでは、ガラスもジェルも同じプラスチックのように見えることがあります。

イメージ、見えた! 今回は質感を形容詞で終わらせず、「光をどう通し、どう返すか」まで設計します。

Canvaが公表した2026年デザイントレンドでは、ガラス、半透明、ワックス、超写実的な素材感を前面に出す「Texture Check」が紹介されています。Canva内の「soft neutral backgrounds」「tactile design」関連検索は前年比30%増、約1,600万インプレッションと報告されています。

なぜ「透明感」だけでは足りないのか

透明素材には複数の見え方があります。

  • 透明ガラス:背景が比較的はっきり透ける

  • 曇りガラス:光は通すが、背景はぼける

  • ジェル:内部で光が散り、輪郭がやわらかい

  • アクリル:硬く、輪郭と反射が明確

  • ワックス:半透明だが、光の広がりが鈍い

これらをすべて「glossy」「transparent」と指定すると、表面の強い反射だけが共通して強調されます。そこで、素材ごとに透過、内部散乱、屈折、反射、接地を分けます。

今回の作例設計

主役は、完全に架空の美容液ボトルです。

  1. ボトル:乳白色の曇りガラス

  2. 中身:透明で液面がかすかに見える

  3. キャップ:マットなアイボリー

  4. 台座:半透明のコーラルジェル

  5. 光源:左上からの大きな拡散逆光

  6. 接地:底面の暗部と、やわらかな影を1つ

透明素材を増やすのではなく、役割を分けるのがポイントです。

簡易イメージ (台座)

自然言語の完全版プロンプト

完全に架空の美容液を主役にした、上質でミニマルな縦型4:5の商品広告画像。ラベル、文字、ロゴ、記号のない、透明な液体が入った円筒形の曇りガラス製スポイトボトルを1本だけ、画面右寄りに立てる。マットなアイボリー色の無地キャップを使用する。

ボトルは、表面がゆるく波打つ半透明のコーラルピンクのジェル台座へ接地させる。背景はミントから淡い水色へ変化する継ぎ目のないスタジオ背景。左上には文字を後から置ける広い余白を残す。

左上からの大きく拡散した逆光を使い、ジェルには柔らかな透過光、内部散乱、自然な屈折、床面への控えめなコースティクスを作る。曇りガラスは乳白色の半透明を保ち、輪郭に柔らかなハイライトを入れ、液面をかすかに見せる。ボトルと台座の接地を明確にし、やわらかな影を1つだけ作る。台座の近くに透明な水滴を3つだけ配置する。

清潔で静かな日本の美容エディトリアル、写実的なスタジオ写真。アイボリー、コーラルピンク、ミント、淡い水色、ソフトブラックの限定配色。人物、手、花、果物、葉、追加商品、ラベル、文字、ロゴ、ブランド、実在商品を想起させる包装、透かしは入れない。プラスチックのようなガラス、白飛び、強い鏡面反射、宙に浮く商品、歪んだ容器、曲がったキャップ、過度な光沢、派手な水しぶきを避ける。

JSON変数例

{
  "product": "ラベルのない円筒形の曇りガラス製美容液ボトル1本",
  "product_material": "乳白色の半透明な曇りガラス。透明な液体の高さがかすかに見える",
  "cap": "無地でマットなアイボリー色のスポイトキャップ",
  "support": "表面がゆるく波打つ半透明のコーラルピンクのジェル台座",
  "background": "ミントから淡い水色へ変化する継ぎ目のないスタジオ背景",
  "composition": "商品を中央右へ配置し、左上に広い文字用余白を残す",
  "lighting": "左上からの大きく拡散した逆光",
  "material_response": ["ジェルの柔らかな透過光と内部散乱", "自然な屈折と控えめなコースティクス", "曇りガラスの柔らかな輪郭ハイライト", "接地面に一つの柔らかな影"],
  "accent_props": "透明な水滴を3つだけ",
  "palette": ["ivory", "coral pink", "mint", "pale blue", "soft charcoal"],
  "aspect_ratio": "4:5 vertical",
  "negative_constraints": ["people", "hands", "flowers", "fruit", "leaves", "extra products", "labels", "text", "logos", "brands", "recognizable packaging", "watermarks", "plastic-looking glass", "blown highlights", "harsh mirror reflections", "floating product", "warped bottle", "crooked cap", "excessive gloss", "splash effects"]
}

Jinja2テンプレート

完全に架空の{{ product }}を主役にした、上質でミニマルな商品広告画像。商品の素材は{{ product_material }}。{{ cap }}を使う。

商品を{{ support }}へ明確に接地させる。背景は{{ background }}。構図は{{ composition }}。

光源は{{ lighting }}。{% for rule in material_response %}{{ rule }}{% if not loop.last %}、{% endif %}{% endfor %}を物理的に整合させる。{{ accent_props }}を配置する。

配色は{% for color in palette %}{{ color }}{% if not loop.last %}、{% endif %}{% endfor %}に限定する。比率は{{ aspect_ratio }}。清潔で静かな日本の美容エディトリアル、写実的なスタジオ写真。

{% for item in negative_constraints %}{{ item }}{% if not loop.last %}、{% endif %}{% endfor %}を避ける。

未置換変数、null、空文字がないことを確認してから生成します。

用途・構図・サイズ・配色別の派生

商品カテゴリ

  • 化粧水:背の高い透明ボトル、さらりとした液体

  • クリーム:半透明ジャー、ワックス風台座

  • 香水:透明ガラス、硬質アクリル台座

  • ヘアオイル:琥珀色ガラス、蜂蜜色のジェル台座

  • 雑貨:半透明アクリル製品、色付き樹脂の台座

媒体

  • X・Instagram:4:5、商品を中央右、左上に余白

  • note見出し:16:9、商品を右1/3、左半分を余白

  • Pinterest:2:3、商品と台座を縦方向へ配置

  • EC:1:1、商品を中央、余白を均等にする

配色

  • 清涼:ミント、淡い青、白、コーラル

  • 上品:アイボリー、薄いグレー、くすみピンク

  • ナイトケア:紺、薄紫、透明、銀灰

  • ボタニカル:セージ、琥珀、生成り、深緑

よくある失敗と修正

ガラスがプラスチックに見える

容器の表面を均一なプラスチック光沢から、微細な曇りを持つ半透明ガラスへ修正してください。輪郭に柔らかな光を通し、内部の液面をかすかに見せ、強い白い反射帯を減らしてください。

白飛びして形が消える

ハイライトの明るさを下げ、ボトルの輪郭とキャップの境界を残してください。光源は左上の大きな拡散光1つに限定し、露出を抑えて半透明素材の階調を回復してください。

商品が浮いて見える

ボトル底面をジェル台座へ明確に接触させ、接地面に小さな暗部と一つの柔らかな影を追加してください。宙に浮く隙間と不自然な二重影を削除してください。

ジェルが硬いアクリルに見える

台座の輪郭をわずかに丸く波打たせ、内部散乱と柔らかな透過光を増やしてください。硬い直線、鋭い角、完全な鏡面反射を減らし、弾力のある半透明ジェルとして表現してください。

まとめ

透明感を作るときは、形容詞を増やすより素材を分けます。

  • 商品、液体、台座を別素材として指定する

  • 透過、内部散乱、屈折、反射を分ける

  • 光源を1つに絞る

  • 接地面と影を書く

  • 小物の種類と数を制限する

質感は、名前より光の反応。ここを整えると、同じ商品でもぐっと触れそうに見えてきます。次は台座の素材だけ変えて、見え方を比べてみましょう。

出典:Canva, “Imperfect by Design: The visual design trends set to define 2026”

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