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大塚の芝生の上で、本とたわむれる。宇野書店で見つける「ちょうどいい」時間。


JR大塚駅から歩いて5分もしない場所。
賑やかな街の気配を感じながら、トントンと階段を上がっていくと、そこには、鮮やかな人工芝の世界が広がっていました。批評家・宇野常寛さんがプロデュースした無人の本屋、**宇野書店**です。

階段を上がった先、脱いだ瞬間にスイッチが切れる


入り口でまず靴を脱ぐスタイル。
これが意外と効いていて、脱いだ瞬間にふーっと体の力が抜けました。駅からすぐの場所なのに、靴を脱いだ瞬間に家についた時のような開放感があって、一気にリラックスモードになれるんです。
芝生の上に座りたくなるような雰囲気は、まるで誰かの家のリビングにお邪魔したような、あるいは子供の頃の秘密基地を思い出すような居心地の良さ。外の緊張感を持ち込まずに、無意識に「ゆっくりしていこう」と思わせてくれる不思議な空間です。

本に囲まれて過ごす、自由な「庭」の時間


私がここをいいなと思った大きな理由は、本を眺めながらコワーキングスペースとしても利用できる点です。
室内でありながら、そこはまるで**「ほどよい庭空間」**。
他のお客さんと直接言葉を交わすことはありませんが、そこには不思議と心地よい一体感があります。
芝生に座って読書に没頭する人、机に向かって勉強する人、奥の方で静かに談笑する人たち。訪れる人の年齢層もバラバラですが、決してうるさすぎることはありません。それぞれが自分の時間を大切にしながら、同じ空間を共有している。その「つかず離れず」の距離感が、たまらなく落ち着くのです。

「偶然の出会い」が散らばる、遊び心ある棚


こちらのテーマは「偶然の出会い」。
その言葉通り、選書は驚くほどバラエティ豊かです。決して一つのジャンルに偏ることなく、硬軟織り交ぜた「本当にいろいろな本」が並んでいます。
棚を眺めていると、思わず「こんなところまで!」と心の中でツッコミを入れたくなるような、遊び心たっぷりの選書に出会うことも。世代を問わず、あるいは特定の世代にはグッとくるような絶妙なフックが随所に仕掛けられていて、気づけば時間を忘れてゆっくりと見入ってしまいました。

大塚で見つけた、心地よい寄り道先


大塚駅から歩いてすぐ、階段を上がればそこにある、自由な場所。
無人だからこその気楽さと、芝生がもたらす開放感。
ちょっと一息つきたくなった時や、自分だけの集中タイムが欲しくなった時。大塚のあの階段を登って、心地よい「寄り道」をしてみてはいかがでしょうか。
【Information】
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