新曲「有刺鉄線」 - 黙ればよかった。
あなたに言えないことばかりが降り積もる。
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ボーカルはバージョンアップした Feng Yi さんの2です。
Synthesizer V も2で、初めてのFeng Yi 2書き下ろしです。
ごめんなさい。
歌詞以外のテキストは読まなくていいです。
ごめんね、終りにしないで。

呪詛の歌。7曲目。
呪詛シリーズなので、9/8拍子でコード進行は6543を執拗に繰り返す。
ボーカルの Feng Yiさんはやっぱりいいですね。
色っぽい間奏のスキャットが特に聴きどころです。
低音のスキャットやコーラスってあまり私はやってないなと思って作りました。
そして、ベースから始まるイントロも書いたことなかったなと思って。私の中でちょっといつもと違うイントロ。
サビは病める闇夜に寄せました。
呪詛アルバムの中で似たモチーフを繰り返したかったけど寄せすぎたかも?
アルバムとして聴けば成立してるんだけど。
今回は手癖っぽい編成にしました。
キックの土台に、ベースとピアノとストリングス、グロッケンシュピール。
パッドシンセやSEで幻想的な雰囲気を作りました。
ストリングスも初心に帰って、昔から使っているガーリタンのストリングスです。
大人数のストリングスではなくソロストリングスに、リバーブをたっぷりかけた音にしたかったのです。最近、大きい編成のストリングスが続いていたので。
もっと昔っぽくするならピアノではなくハープですが、ハープにはしませんでした。
昔はなんでハープを使っていたかというと、いいピアノ音源を持ってなかったからなんですね。
いまはピアノは Noire があるのでそっちのほうがいいかなと。今使っている高品質なハープ音源はオケにどんどん溶けちゃうからまた特性が違うし。
(前にも言ったかも。)
作曲、研究しながら書いたほうが上達はするんだけど、勢いが出るのは手癖のような気がして。
あと作り手としてはテクニックを意識しがちだけど、聴き手は勢いやパッションなども想像以上に重視しているように思って、今回は曲内容もあってその手の、楽譜にない何かを意識してみました。

動画はワインをイメージした赤でまとめました。
「酔いが醒めてしまうならば」という歌詞が後半に出てくるので、何かお酒の絵を入れよう、ワインがわかりやすいかな、色のイメージ的にも赤かな、と思い。
タイトルの「有刺鉄線」は歌詞中に出てこないので、絵で意味を補完。
今回は作編曲しながら動画制作も進めていました。
普段は楽曲が仕上がってから動画、と完全に作業を分けていたのですが、早く絵のイメージが浮かんだので描き進めていました。
なので現在この記事を書いている時点で、楽曲完成からそんなに日が経ってないんですね。
こうやって同時進行で楽曲も動画も作ると、熱が冷めなくてなかなかいいかもしれません。
普段私ひとりで作っているのだし、今後もまたこうやってで作ろうかな。

歌詞は去年6月ごろかな?に草案を書いていたもの。
歌詞のメロディラインもその時点でだいたい決まっていました。
草案はそのまま保留にしていましたが、それ以降もあまりにも同じフレーズを再び書きつづけていたので、もうこれは採用しないとどうしようもないなと思って引っ張り出しました。
歌詞は草案から半分ぐらい改変しました。
特に1番2番ともにサビの後半が変わっています。
タイトルも「有刺鉄線」に変更しました。
恋愛と有刺鉄線のイメージは10年くらい前の私も絵で描いていて、ずっと頭の中にあるものです。
歌詞の通りほんとうに「黙ればよかった」と思います。
今でもまだ黙っていられたらよかったな、と思ってます。
でももうなんだろうね、追い詰められてきてね、今回投稿に至りました。
別に大したことじゃない、もっと早く、カジュアルに伝えていればよかっただけのこと。
我慢すればするほど感情って捻じれて、心がすり減っていきますね。
別に愛想を尽かしたわけでもない、好きだという気持ちも紛れもなく真実で、それが真実じゃなきゃ追い詰められたりはしない。
言っちゃえば、もっと話を聞いてほしいってだけだよ。
あれも言えなかった、これも言えなかったっていつも思って。
でもここまで歌にしておいて捨てないでほしいって思っちゃうんだから、わがままだよな。
終りだけがずっと怖い。

歌詞以外のテキストは読まなくていいです。
いや!!ほんとうに!!読まなくていいです!!
だってもう、それは作品っていうより吐瀉物じゃない?って内容ですからね!?
でもまあ多分読むよね、書いてあったら。
私が聴き手だったら絶対読むもんね?
短くとも一拍分の0.5秒は加工なしで表示したし、キリのいいフレームにしているので、一時停止すれば全部読めるはず。プレビューでは読めた。
書かないと一生言えないし、言わないともうだめだ、と。
真夜中は「絶対これ投稿してやる!」って思っていたけれど、朝になると冷静になる。その繰り返しで結局投稿まで漕ぎつけてしまった。
間奏部分のテキストは「人を殺したかえりみち」のアンサーです。
note まで来てくれた人の中には知りたい人もいるかもしれませんので。
最後にテキスト内容を書いておきましょう。
あなたは何かを誤魔化して笑う。
あなたは悩みを忘れようとお酒をあおる。
あなたは私に隠れて薬を飲んでいる。
一緒に外泊するときには
私が歯を磨く時に薬を飲むのよね。
気づいてないとでも思った?
今はそんな話がしたいんじゃない。
それとも、
あなたが私の生活を支えていることを引き合いに出せば、
私が何も言い返せないことを知っていた?
あなたはそうやって
いつも私の話を聞かない。
私の感情をぶつけてしまえば
あなたはきっと全力で直そうとするのだろうけど、
手に負えなくなったら
この手を振りほどきそうな脆さがあって、
それがずっと怖かった。
結局言えないのは私のせいだ。

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