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セバスチャン・スタンの役柄の幅の広さ凄すぎる!「顔を捨てた男」

「サンダーボルツ*」「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」のセバスチャン・スタンが主演を務め、外見やアイデンティティをテーマにした作品を手がけてきたアーロン・シンバーグが監督・脚本を手がけ、全編16ミリフィルムでの撮影した不条理スリラーです。

セバスチャン・スタンは特殊メイクだけど…

物語は

すごいインパクトのある顔をもちながら俳優を目指すエドワードは、隣人となった劇作家の卵イングリッドにひかれながらも、自分の気持ちを閉じ込めていた。ある日、彼は外見を劇的に変える治療の治験を受け、イケメンに生まれ変わり別人として不動産屋の人気営業マンとして順風満帆な人生を歩みだす。しかし、イングリットがかつての彼をモデルにした舞台「エドワード」を上演しようとしていることを知り、思わずオーディションを受け役を掴む。
イングリットとも親密になり始めたものの、そんな彼らの前にかつてのエドワードに似た男オズワルドが現れ…

途中までは安部公房風味だった!

セバスチャン・スタンがエレファントマンみたいな特殊メイク顔で登場し、隣人の劇作家の卵といい感じになりながら、新薬の治験でイケメンに生まれ変わり、別人として生きはじめ、また劇作家となった彼女の舞台のオーディションを受けたことから交際を始める流れはなんとなく安部公房の「他人の顔」になって妻に言い寄り近づいた夫の感じを思わせましたが、元の主人公に似たオズワルドが投資で成功し、人生を謳歌していて、舞台の役も奪われ人生を狂わせられていく展開がなかなか強烈でした。

アダム・ピアソンの為の映画なのかも

オズワルド役のアダム・ピアソンは実際の顔があの状態なので、まさに彼のためのような役を演じています。
この作品のアーロン・シンバーグ監督の長編第2作で主演もしているそうで、この作品のインスピレーションを与えたのはまさしく彼なんだろうなと思います。
劇中ではエドワードの人生を奪う憎らしい存在に映りますが、実際のところは彼こそが演じるべき役をまっとうしているのが真実だったりします。
彼以外にも凄い顔のキャストがたくさん出演しているのもなかなか凄いことです。 
やりようによっては見世物小屋的にもなりかねない作品だけにそういう印象にならない仕上がりになっていたのは見事でした。

セバスチャン・スタンの毎度の変身ぶりが凄い!

「アプレンティス」での太ったトランプからの「ニューアベンジャーズ」のマッチョなバッキー、そして、今回の異形の顔の男からイケメンに生まれ変わる男と毎度毎度セバスチャン・スタンの別人ぶりが凄く、今回の普通のおっさん体型は彼とは思えない貧弱さでびっくりでした。

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