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「聞いてるつもり」に募る不満~「まず理解に徹する」ことから始めよ〜:ナッジで身につく、7つの習慣 第5回

「で、私が何に怒ってるか分かる?」
これほど恐ろしい質問があるだろうか。
いや、違う。
これほど、的を射た問いがあるだろうか。
私たちは、普段どれだけ“ちゃんと聞いている”のだろう?


ある日の出来事。
職場の同僚が、昼休みにパートナーとの喧嘩の話をしていた。
「昨日さ、彼に“もうちょっと話聞いてよ!”って言ったら、向こうが“ちゃんと聞いてるよ?”って返してきたのよ」
私は「あ~、誰もが通る道だなぁ」と心の中でつぶやいた。
彼女は続けた。 「私、意見が欲しかったんじゃなくて、ただ“そっか、それは大変だったね”って共感してほしかったの」

これ、男女のすれ違いの定番エピソードとしてよく聞くけれど――
実は、あらゆる人間関係で、同じことが起きています。
相手の話を、 「どう答えるか」目線で聞いていないか?
「正解を探す」姿勢になっていないか?
心当たりのある人も多いのではないでしょうか。


■ 第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」とは?
『7つの習慣』の第5の習慣は、単なる「聞く」ではなく、「理解しようとする姿勢で聞く」ことの重要性を説いています。
多くの人は、話を聞きながら、次に自分が何を言うかを考えている。
でも、それでは本当の意味での「信頼」や「共感」は生まれません。
まず相手の立場に立ち、その感情や背景を“共に感じる”努力をする。 その上で、はじめてこちらの意見が届くようになるのです。


■ ナッジで“理解に徹する姿勢”を育てる
第5の習慣を身につけるには、「共感的傾聴」や「まず相手を理解する」行動が自然と選ばれるような環境や仕組みをナッジ理論でデザインすることが有効です。
◆ ナッジ1:「聞き方スイッチ」
会議室やデスクに「まず理解する」チェックリストを貼っておく。
例:「相手の話を最後まで聞く」「質問をひとつ用意しておく」「話の途中で自分の意見を挟まない」など。 視覚的なリマインダーが、聞く姿勢を自然にスイッチオンしてくれます。

◆ ナッジ2:「共感スタンプ」
チーム内で、1on1や面談のあとに「共感できたらスタンプを押す」ルールを設けておく。 話を聴き切ることに意識が向くだけでなく、スタンプが小さな成功体験として積み重なります。

◆ ナッジ3:「“まず聞く”デフォルト」
議論のはじめに「まず相手の意見を聞く時間」を設ける。 これをルール化・仕組み化しておくと、最初に理解する行動が習慣化しやすくなります。


■ まとめ:理解されたいなら、まず理解する努力を
人は「自分をわかってくれた」と感じたとき、はじめて相手の意見に耳を傾けます。
聞くふりではなく、聞く姿勢を。 意見より、共感を。
時には、AIとの会話で自分を俯瞰する“聴く力”を養ってみるのも一つの手です。


■ 我が身で実践
そういえば、さっきの同僚の話。 私は「それ、あるあるだよね〜」と返したところ、彼女がちょっと微笑んで言った。
「そうそう、そうやって頷いてくれるだけで、なんかスッとするんだよね」
……よしよし、今回は、「判断し」「意見する」前に「共感し」「理解する」ことが出来たぞ。
あとは、家に帰ってからの“本番”で実践するだけだ(笑)


第5回スピンオフ編
聞いてるのに怒られる理由、やっと分かった話。〜世界平和のために中学で教えるべき重要事項〜

次回予告: 第6の習慣 × ナッジ:「相乗効果を発揮する」 〜“足して2で割る”を超えるナッジ〜


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AiYo⭐心と行動のストーリーテラー|哲学・行動経済学・占星術 × AI共創 私の記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。よろしければ応援お願いします。