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2025年11月、いすみ市長選挙。量より質の投票行動を支援したい。

※主に千葉県いすみ市民の方向けのポストです。

2025年11月30日(日曜)に、いすみ市長選挙が行われます。
20年間続けた前市長が退任し、新市長に変わります。
ぼくは数年前までいすみ市に約10年住み、現在も隣町です。

都内からいすみ市に来た時、選挙の際に各立候補者の肩書き以外の情報が、ほぼどこにも見つけられず、投票が難しく感じました。それは今住んでいる自治体でも同じで、全国どこでも地方の選挙は投票する際の立候補者の比較検討が難しいのではないかと思っています。

誰かを選びたいと思ったときに、正しい比較検討が出来るための情報は必要だと思います。「さっぱりわからん」では投票できないし、結果が出たあとから当選者の情報を得て「あー、投票先まちがっちゃった」となるのはやはりいいことではありません。

とにかく投票率が上がればいい、とは思わないし、若者に「誰でもいいから、まず投票しな」と言う人もいますが、情報なしに年齢や性別や印象や少なすぎる情報だけで適当に選べというのは無責任だと思います。
投票の数量も大事かもしれませんが、投票行動の質が上がることも大切です。

今回、いすみ市長選挙に先立ち、勝浦いすみ青年会議所が主催して「いすみ市長選挙公開討論会2025」が行われ、YouTubeに全編公開されています。これはわたしたちが投票先を比較検討する際にとても役に立つ取組みだと思います。

ただ、全編見るのは大変だし、もし見たとしても、要点がわかりにくいと感じるかもしれません。
そこで!
要点をまとめてAI(=AtsuhiroIsoki)が手動でテキスト化しました。実際、ただ動画を見るよりも各候補者3人の個性がはっきりわかると思います。

ぜひ投票の参考にしてみてください。なお、発言内容をより詳しく知りたい方は元動画を見てください。

ちなみにぼくがこのまとめを作った動機は、下記3点です。
・学校教育に5年間関わっていたときの生徒の多くが18歳以上になり、正しい比較検討をおこなうための情報共有をしたいと思ったから
・大人にも役に立つと思ったこと
・隣町に住んでおり、広域連携の観点からまったくの無関係ではないこと

※なお、候補者の誰かを応援する意図はありません。発言の要点が伝わるように務めて丁寧にまとめたので、その点はテキストと元動画と比べてもらえれば理解してもらえると思います。

投票者のみなさんが、納得のいく比較と納得のいく投票ができたらいいなと思っています。これは候補者の応援ではなく、投票者の応援です。
また、候補者のみなさんのまちへの思いと行動力を尊敬しています。

元生徒のみんなも人に流されず、自分の頭で考えて投票してね!

勝浦いすみ青年会議所主催「いすみ市長選挙公開討論会2025」


2025年11月13日開催。
候補者3名。

・髙原かずえさん(新人・元いすみ市議会議員、まちづくり支援業)
・小路正和さん(新人・元千葉県議会議員、会社役員)
・佐久間はるゆきさん(新人・元東金市議会議員、農業)
※届出順
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・敬称略
・質問内容に対して、具体的な施策について語っている箇所を抽出して要約。
・時間切れなどで話しきれていない箇所や、聞き取れない箇所は省略、または必要最低限の意訳。
・固有名詞や内容の正誤確認はしていません。回答者の発言のままです。
・立候補者3人に内容確認は取っていません。※3人全員の連絡先を知っているわけではなくフェアにするため
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■Q.市の人口減少が進むなかでどのようにスポーツ振興していくか?

小路:
「感動のスポーツタウン構想」を立ち上げたい。長期的にスポーツアリーナやプロスポーツチームの誘致にチャレンジしたい。学生の部活動の地域移行は慎重におこないたい。学校の部活の顧問の先生方にはしっかり手当を出していきたい。

佐久間:
学生の部活動の地域移行のために指導者育成のための補助をおこないたい。集団競技が難しくなるなら剣道や卓球などの個人競技に特化して優秀な教員を育てていきたい。

高原:
若い人も年配の人も様々なスポーツに触れる機会づくりをしていきたい。部活動の地域移行については、学校と地域とスポーツ協会と連携して取り組みたい。

■Q.地域経済の活性化策は?

佐久間:
地域全体のブランド力を高めたい。須賀谷地区にある26ヘクタールの土地にヨウ素会社を誘致したい。また、大きなスポーツ公園を作って人を呼び込みたい。

高原:
商工会と連携し、地域事業者の声を聞いて、創業支援や経済支援をおこなっていきたい。

小路:
太田市長の行った「エネルギー価格高騰対策事業」「プレミアム商品券」はすごくいい事業なので、新年度も続けていきたい。国の「持続化補助金」に市で補助金を上乗せする仕組みを作りたい。農林水産業と観光業に力を入れたい。インバウンドを呼び込みたい。

■Q.いすみ鉄道の今後についての考えは?

高原:
いすみ鉄道は地域資源。県や近隣自治体と連携しながら、いすみ鉄道を生かし、人を呼び込むための政策づくりに必要な議論をしていきたい。地域の人の声も聞いていく。

小路:
現在、脱線からの復旧に向けて、令和9年度の開通を目指しているが、それでは遅い。令和8年度の開通を目指したい。また、大多喜から先の上総中野までの復旧も目指すべき。商店街の活性化や観光施策もおこなった上でやるべき。今後は必ずしも公募社長でなくてもいい。いすみ鉄道をまちの活性化に繋げて残していく。

佐久間:
小湊鉄道と直通して観光列車にしたい。たとえば、地元高校や大学の学生に音楽演奏などのパフォーマンスをしてもらう。大多喜、国吉、上総東の駅にお土産屋をつくり、30分ほど停車をして観光客に利用してもらう。郷土料理などを発信する。こうしたことで活性化に繋げていく。

■Q.近隣市町村との今後の合併についての考えは?

小路:
今すぐにすべきとは言い切れないが、10年、20年、30年後までの持続可能なまちということを考えると、合併はもう一度必要。合併に成功したいすみ市が他に呼びかけることも考えていかなければ責任を持ったまちづくりとは言えない。

佐久間:
いすみ郡市の連携や合併は将来必ず必要。一方、それと同時に片貝から太東御宿大原勝浦までの海沿いの広域連携が必要。

高原:
地域を限定せずに広域連携するのが大事。どんな連携の形があるかを議論していく。市民の声を聞いていく。

■Q.JR含め、地方交通についての考えは?

佐久間:
外房線について答弁します。過去にあった東京に行くまでの補助の打切り理由はわからないが、良い試みだった。

高原:
外房線の本数が減っているが、地域間連携で強く要望を出していく。地域の魅力を高めて本数を増やす施策ができないか考えていく。

小路:
京葉線快速の復活について、近隣自治体や千葉県とともに、JRに対して「補助を出すことで復活できないか」という提案をみなさんの意見を聞きながら進めたい。また、快速が減った分、特急列車が増えているので、利用者への特急への補助は必要だと思う。

■Q.漁業についての考えは?

高原:
漁業や釣り船業のみなさんに支援策をしていく。漁業やサービス業の魅力で人を呼び込むようなことが出来たらと思う。

小路:
港を漁業だけでなく観光にも活かす。港の朝市のある大原漁港から小浜八幡岬までは「まるごと港町活力プロジェクト」として賑わいを整備していく。太東海岸は「サーフタウン構想」として漁港と観光を混ぜ合わせていく。

佐久間:
魚を獲れる海域が変わってきているので広域連携が必要。また、大原海岸の器械根を活かして漁業と観光を結びつける。そして、魚の消費拡大のために給食や家庭に広めたい。

■Q.各商店街の活性化のための考えと将来ビジョンは?

小路:
4大商店街でプロジェクトを立ち上げる。大原では祭をイメージした通年で人を呼べる商店街づくり。長者の天神さま、苅谷の出雲大社、椎木の梨、「まるごと鉄の駅構想」として昭和レトロの企画を立てて活性化。

佐久間:
この指止まれの強烈なリーダーが人を呼び込むようなことができたらと思う。

高原:
商店街の各お店の魅力がもっと伝わるといいなと思う。空き店舗の活用や既存のお店の魅力をどう伸ばしていけるかも議論をしていきたい。歩いて地域を回る観光にも繋げていきたい。

■Q.人口減少に対してどう取り組むか?

佐久間:
これからよく勉強したい。「フランスがなぜ少子化対策に成功したか」という本で子育ての大切さを学んだ。

高原:
広域連携しながら子育てできる環境づくりをしていく。ハード面は難しいが、お母さんたちが安心して出産や子育てについて相談できる場所づくりなどのソフト面を重点的に充実させたい。

小路:
子育て支援金、結婚支援金、出産支援金のそれぞれの具体的金額を議会と相談したい。住宅手当もしっかり支援したい。

■Q.保育園や小学校の統廃合の今後についての考えは?

高原:
もし今後、統廃合になったとしてもしっかりした教育を行っていく。バス通学になると体力低下が心配されるが、どのように解決をしていくと良いかの議論をしていきたい。

小路:
現段階では、これ以上の統廃合はするべきではない。統廃合ではなく、各学校間の連携をするとよい。また、すでに統廃合した岬高校、千町小学校、布施小学校にはたとえばインタナショナルスクール、オルタナティブスクール、フリースクールを誘致するとか、企業誘致することも考えていく事が大事。

佐久間:
小集団でも子どもたちにはできることがたくさんある。地域住民とよくよく考えていくべき。

■Q.好きな言葉は?

佐久間:
「花を見たければ種を蒔け。森を見たければ木を植えろ。100年後を見たければ人を育てろ」と「この地域を守り育て育んでくれた高齢者を敬い守り、その方たちが安心して暮らせるまちづくり」。

高原:
皆様との「ご縁と感謝」。皆様に感謝をしながら活動しています。

小路:
「情熱」。情熱だけでは政治ができないので政策を作っているが、政策だけでもだめで情熱が大事。それと「チェンジ&ブレイク」。変えるべきは変え、守るべきものは守る。

■Q.これまでのいすみ市政を継続したいこと、変化させたいことは?

高原:
継続させたいのは、人口減少対策に取り組む移住定住政策と、学校給食の有機化、地域の地道な支援策。これらを進化させていきたい。空家の問題や観光についてもスピード感を持ちながら進めていく。

小路:
太田市政の功績は続けていかなければいけない。特に移住定住政策とオーガニック給食は続けていく。従来の慣行農業も水産業も日本一を目指す。

佐久間:
変えたいのは地域人材育成の部分。いすみの有機農業の素晴らしさは承知しているが、慣行農業も侮れないし育てていく。有機米は安全と言われているが、おいしさでも日本一の学校給食を目指したい。

■Q.自然災害への対策強化への考えは?

小路:
平常時に便利で、かつ非常時にも役立つ防災のまちづくり(フェーズフリー構想)をしていく。一宮までは津波対策があるがいすみでは進んでいないので、進めていく。

佐久間:
津波対策として高台に避難するための縦道路の整備をする。土砂災害対策として市内に11カ所ある危険区域の診断と予防が必要。倒木や崖崩れの点検が必要。

高原:
伐採も進んでいるが、市内にはまだまだ通るのが難しいところもある。道路や堤防の整備は危険箇所を考え予防していく。また、日頃の備えとして、繋がりを活かした情報共有やコミュニティ強化をして防災意識を高めていく。

■Q.市長になった際に一番力を入れて取組みたいことは?

佐久間:
1つ挙げるなら医療。もし市長になったら給料を50%カットし、浮いた400万円以上のお金を地元医師会や関係各所と相談し、できれば市内の医療従事者への福利厚生に充てたい。大学や看護学校を卒業後にいすみに来てくれる人への奨学金制度の設立もしたい。

高原:
市民のみなさんの声を聞くのが一番重要だと考えている。いろんな分野で活動しているみなさんと課題を共有し、声を聞きながら、政策に反映させていきたい。

小路:
最初に絶対やらなければいけないのは、いすみ医療センターの大改革。目安箱でアンケートを取った結果、一番多い声はいすみ医療センターのこと。夜間でも休日でも受け入れられる救急体制を作る。

■Q.いすみ市議会のネット動画の録画配信をすることへの考えは?

高原:
個人的には必要だと考える。

小路:
当然必要。千葉県内で録画配信されていないのはいすみ市議会だけ。今すぐにでもやるべき。

佐久間:
賛成。録画配信が無いことを知った時はショックだった。市長になったら一番最初にやりたい。

■Q.最後のPRタイム

小路:
3人とも市の未来を思う気持ちは同じ。市長になったら、なにかを決める際にはそれぞれまずしっかり協議会を立ち上げてやっていくことが大事だと考える。洋上風力発電についてもそう。古い慣習をブレイクしてやっていきたい。

佐久間:
市長の給料50%カットの話をしたが、市役所職員の給与はそのままなので安心してください。いすみ市を教育のまちにしたい。人を育てて、小さくても強いまちを作りたい。学校教育、地域医療、産業振興、高齢者福祉の4本柱をひとつずつしっかりやっていきたい。

高原:
これまで移住定住、学校給食、空き家問題に取り組んできた。農業や漁業の問題も山積みなので、多くの皆様と知恵を絞りながらやっていきたい。太田市政の成果を継続し、皆様と進化させていきたい。


以上です。

いすみ市では、この討論会のほかに有志の市民による「千葉県いすみ市長選挙、立候補予定者に質問する会(2025年11月1日(土)開催)」というものが行われており、Youtubeに動画公開されていて、こちらもまとめようかと思いましたが、やや力尽きました。

上記の「いすみ市長選挙公開討論会2025」の内容と被るところもありますが、興味のある人はぜひ見てみてください。


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