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【米寿】義母の88歳のお誕生日に、義母について語ってみた。


今日はお隣に住む、義母の誕生日です。

なななななんと、88歳です。

とてもおめでたい日なので、今夜は近所のとんでんを予約して、わが家の家族みんなでお祝いの会を開くことになりました。


義母は、とっても高貴な雰囲気を持つ人で、たとえるなら、ちょっとデヴィ夫人っぽいです。

なんなら、ちょっと顔とか声も似てるかも…?

頭が良くて美人で活発で、若い時はそれはもうモテモテだったと思われます。

そのモテモテの義母のハートをわしづかみにした義父は、20年ほど前に病気で亡くなってしまいました。

とてもやさしくておだやかな、紳士的な人でした。

義父が亡くなった後は、一人暮らしでも毎日お料理する事を欠かさず、家の中もいつもキッチリと整えて、お庭もキレイに整えていた義母。

趣味も多く多才で、昔は茶道の先生をしていた事もあったようです。

墨絵を描いたり、太極拳を習ったり、ウクレレ教室に通ったりと、とても活動的な人です。

車の運転も若い頃からしていたので、お友達をのせて山にドライブに行ったり、お友達の家に集まってお泊まりしたり、ツアーで旅行に行ったりもしていました。

ところが何年か前から、目や耳の調子が悪くなり、心臓も悪くなって薬を毎日飲まなければならなくなりました。

病院通いも増えて、目の手術も何度かしましたがなかなか良くならず、今ではだいぶ視界が狭くなってきているようです。

運転が好きな人なので、運転免許を返納することについては本人も家族も心が痛みました。

でもやはり、何かあってからでは遅いということで、家族でよく話し合って数年前には返納する事になりました。

それからは、買い物や通院の時は、家族で協力するようにしています。

義母のつくる料理はとても美味しくて、一人暮らしでも毎日欠かさずお料理をしているので、すごいなぁと思います。

なんなら、隣に住むわが家の分まで、お料理を作って持ってきてくれることも多々あります。

煮物、天ぷら、ばら寿司、中華炒め、パスタ、ロールキャベツ…。

とにかくレパートリーは数知れず。

うちの子どもたちも、おばあちゃんの手料理でここまで大きく育ったと言っても過言ではありません。

義母は料理を持ってくる時、かならずこう言います。

「たいして美味しくないんだけど…」
「不出来なんだけど…」

…しかし、いつ食べても義母の料理は100点満点の美味しさです。

その年代ならではの、ご謙遜なのかな…?

それと、二十数年前に結婚して隣に住んでからびっくりした事のひとつが、天ぷらについての義母の特殊な感覚です。

私の感覚としては、天ぷらといえば、特別感のある豪華なおかず。

実家の母は揚げ物があまり得意ではなかったので、義母が家で天ぷらを揚げるのが日常茶飯事だという事にまず、驚きました。

結婚して間もない頃、義母が発した一言には、それはもう驚いたのを覚えています。

「今日は材料が何もないから、野菜の天ぷらしかできないけど、食べる?」

…え…??

天ぷらって、今夜は天ぷらを揚げるぞー!って気合い入れて材料そろえてつくる料理だよね…。

何もないから天ぷら…?

とても不思議な感覚でしたが、義母の天ぷらの揚げっぷりはそれは見事で、かなり気軽な気分で天ぷらを揚げているんだと理解しました。

義母の手にかかれば、冷蔵庫にある野菜や庭に生えてるシソが、豪華な天ぷらに大変身!

色とりどりの山盛りサクッサクの天ぷらが、あっという間にできあがります。

私は、恥ずかしながら結婚するまで自分で天ぷらを揚げたことがなかったんです。

義母の天ぷら揚げを見よう見まねで後日、自分で揚げてみましたが、初回は見事に大失敗しました。

それでも、お客さんが来ると義母と一緒に天ぷらを揚げたりして、だんだん天ぷらのコツをつかむことができました。

そういえば、最近はあまり天ぷら揚げていないような…。

近いうちに、美味しい天ぷらを揚げて義母にも食べてもらおうと思います。


そして今日は、義母の米寿のお祝い。

久しぶりに、義母・夫・私・3兄弟の6人勢ぞろいで、とんでんで各々好きなものを注文して、美味しくいただきました。

おばあちゃんも、スカーフ巻いてちょっとオシャレして、孫たちに囲まれて嬉しそうでした。

お腹いっぱいになったはずでしたが、帰りに家のすぐ裏にあるケーキ屋さんについつい寄ってしまいました。

最近は少し足をのばして、もう少し手軽な値段のケーキを買うことが多かったので、裏のケーキ屋さんに来るのは久々。

長男がケーキ代を出してくれるというので、お言葉に甘えて人数分+1個のケーキを買って帰りました。

おばあちゃんちに再度集合して、食後のケーキとコーヒーでデザートパーティー。

何ヶ月も前から用意してあった素敵なティーカップ&ソーサーを、88歳の米寿のお祝い品としてプレゼント。

すごく喜んでくれて、早速使ってくれました。

ケーキをたべながら、いろんな話をしました。

病気だったおじいちゃんのお世話を、長男がよくしてくれたよね〜とか

二男と三男が小さい時に公園で撮った写真、本当にかわいかったよね〜とか

友達の誰それさんの弟さんがどーのこーので、大変よね〜とか。

そういえば最近は、みんなそれぞれ仕事や学校や遊びで忙しくて、おばあちゃんちで集まってゆっくり話す機会がなくなっていたかもしれない。

今日はゆっくりみんなでお食事してお話できて、おだやかな幸せな一日になりました。

家族みんなが、これからも元気で仲良く過ごせますように。

そんな、あたりまえのようであたりまえじゃない、簡単なようで難しいような、願いごとをしたのでした。


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