イラストレーターが「誰でもOKです」をやめたら仕事が増えた理由
あなたは今、こんなプロフィールや自己紹介をしていませんか?
「キャラクター・背景・ロゴなど幅広く対応しています」
「ジャンル問わず、お気軽にご相談ください」
「どんなご依頼もお受けします!」

一見、間口を広げているように見えるこの言葉。
じつは、依頼が来にくくなる最大の原因のひとつです。
「えっ、広く受けたほうがチャンスは増えるんじゃないの?」
そう思いますよね。
でも、クライアントの立場で考えると、答えは逆になります。
今回は、「ターゲットを絞ること」への不安を解消しながら、今日からすぐ実践できる"ターゲット設定3ステップ"をお伝えします。
🎯 なぜ「誰でもOK」は逆効果なのか
「間口を広げれば、それだけ多くの人に依頼してもらえる」
この考え方は、一見正しく見えます。
でも、クライアント側の視点で考えてみてください。
たとえば、あなたが子ども向けの絵本を出版したいとします。
SNSでイラストレーターを探して、こんな2人を見つけました。
Aさん:「子ども向け絵本イラスト専門のイラストレーター」
Bさん:「キャラクター・背景・ロゴなど幅広く対応しています」
どちらに声をかけますか? おそらくAさんですよね。

「専門家に頼みたい」という心理は、依頼者に共通しています。「何でもできる人」より「この分野なら任せられる人」のほうが、信頼感も安心感も高いのです。
さらに、「誰でもOK」な発信をしていると、SNSのアルゴリズムにも引っかかりにくくなります。 発信の言葉が絞られていないため、悩みを抱えている人の目に止まりにくいのです。
「自分のプロフィールを見た人が、依頼しようか迷っている」という場面を想像してみてください。「何でも描けます」という人と「あなたのジャンルが得意です」という人。どちらに背中を押されますか?
ターゲットを絞ることは、「お客さんを減らすこと」ではなく、「自分にぴったりなお客さんだけを集めること」です。

✨ ターゲットを絞ると何が変わるのか
実際にターゲットを絞ったイラストレーターには、こんな変化が起きやすくなります。

📌 依頼の質が上がる
自分が得意で楽しいジャンルの仕事が来るようになるため、制作のストレスが減り、クオリティも上がります。
📌 値下げ交渉が減る
「この人しかいない」と思われると、価格よりも"あなた自身"に価値を感じてもらえます。相見積もりを取られることも自然と少なくなります。
📌 発信の言葉が決まりやすくなる
「誰に向けて書くか」が明確になると、SNSの投稿内容や言葉えらびに迷わなくなります。結果として発信が続けやすくなります。
📌 紹介・指名が増える
「〇〇といえばこの人」という認知が広がると、口コミや紹介での依頼が増えてきます。
これらの変化は、「たくさんの人に向けて発信すること」ではなく、「特定の誰かに深く刺さる発信をすること」から生まれます。
広く浅くではなく、狭く深く。これが、長く安定して仕事をするための鉄則です。
🔹 実践! ターゲットを絞る3ステップ
では、具体的にどうやってターゲットを絞ればいいのか。今すぐ紙とペン(またはメモ帳)を用意して、一緒にやってみてください。
🔹 ステップ① 過去の制作・依頼をすべて書き出す
まず、これまでに描いたイラストや受けた依頼を、できるだけたくさん書き出します。
商業依頼だけでなく、個人で描いた作品、SNSに投稿した絵、同人活動の作品なども含めてOKです。ジャンル・テーマ・用途(SNS用、書籍用、グッズ用など)を思いつく限り書き出してみましょう。
例)キャラクターデザイン、LINEスタンプ、書籍カバー、子ども向けキャラクター、ゲームのUI、ファンアート、季節のイラスト、ロゴデザイン…

この段階では、良し悪しの判断は不要です。とにかく量を出すことが大切です。
💡 イラストレーターとして活動を始めたばかりで「依頼がまだない」という方は、「描いてみたい・得意だと思う」ジャンルをリストアップするだけでOKです。実績がなくても、ステップ②③は十分に実践できます。
🔹 ステップ② 「一番楽しかった/得意だった」ものを3つ選ぶ
書き出したリストの中から、次の質問を自分に投げかけてみてください。
「これを描いているとき、一番テンションが上がったのはどれ?」
「"これは得意だ"と自信を持って言えるのはどれ?」
「もし報酬がなくても描き続けたいのはどれ?」
この問いに引っかかるものを3つ選んでみてください。「楽しい+得意」が重なる部分が、あなたの強みの核心です。

「好きなだけでは仕事にならない」という声もありますが、好きでないものを長く続けることのほうが難しいです。まずは「好き」「得意」を起点にすることを恐れないでください。
💡 もし「楽しかった仕事」が思い当たらない場合は、「描いていて苦じゃなかった」「意外とほめられた」という観点で選んでも大丈夫です。強みは「大好きなもの」だけでなく、「自然とできてしまうもの」の中にも眠っています。
🔹 ステップ③ 「誰が・なぜ・どんな場面で」必要としているかを書く
ステップ②で選んだ得意ジャンルについて、次の3つを考えます。
「誰が」 → どんな人・どんな企業がそのイラストを必要としているか? (例:子育て中のママ向け商品を作っているメーカー、絵本を出版したい著者、SNSの世界観を整えたい女性起業家…)
「なぜ」 → その人はなぜそのイラストを必要としているか? どんな悩みや目的があるか? (例:「商品の雰囲気をやわらかく見せたい」「ターゲットである子どもに親しみやすい絵にしたい」)
「どんな場面で」 → どのメディア・どのタイミングで使われるか? (例:子ども向けアプリのキャラクター、書籍の挿絵、ブランドのSNS投稿画像)

これらを実際に文章で書き出すことが重要です。頭の中で考えるだけでなく、紙やメモ帳に「言葉」として書くことで、初めて解像度が上がります。
書いてみて違和感があれば修正すればいい。まず書くことが第一歩です。
この3つが揃ったとき、あなたの「ターゲット像」が見えてきます。書いてみると、意外と「自分はこういう仕事がしたかったんだ」と気づく方が多いです。
ターゲット設定は、単なるマーケティングの作業ではなく、自分が本当にやりたいことを言語化するプロセスでもあります。
完璧に決めなくて大丈夫です。まず「仮のターゲット」を設定して、発信しながら調整していくのがおすすめです。
🤔 よくある不安:「絞ったら仕事が減りませんか?」
ターゲットを絞ることへの一番多い不安が、この質問です。
結論から言うと、短期的には問い合わせ数が減ることもあります。でも、中長期的には依頼の質と単価が上がります。
「誰でもOK」でたくさんの依頼を受けている状態は、値下げ交渉・急な修正対応・相性の合わない案件など、消耗することも多いです。
一方、ターゲットを絞って「この人にしか頼めない」と思われると、クライアントはあなたの価格に納得して依頼してくれます。結果として、同じ労力でより多くの収益を得られる状態に近づいていきます。
もうひとつ大事なポイントがあります。
ターゲットを絞っても、「専門外のご依頼はお断りします」と書く必要はありません。発信の軸を絞るだけで十分です。

実際、多くのイラストレーターは「子ども向け専門」と発信しながら、大人向けの依頼も柔軟に受けています。発信と受注は別物です。発信のターゲットを絞ることで認知を得つつ、来た依頼については柔軟に対応する。このバランスで十分うまくいきます。
✅ まとめ:今日やること
今回お伝えした3ステップを、まずは30分で試してみてください。
① 過去の制作・依頼をノートに書き出す(15分)
② 「楽しかった・得意だった」を3つ選ぶ(5分)
③ 「誰が・なぜ・どんな場面で」を1セット書く(10分)

合計30分あれば、あなたの「仮のターゲット像」が見えてきます。完璧でなくていい。まずはここから始めてみてください。
📩 最後までお読みいただき、ありがとうございました
「学んだことを、自分のイラストレーター活動にどう落とし込もうか?」
そう感じていただけたなら、次の一歩として 公式LINE をご活用ください。
▼ 友だち追加で受け取れる特典
🔍 イラストレータータイプ診断(3問・所要1〜2分)
📚 タイプ別おすすめnote記事のご紹介
🎬 ロードマップ動画(Session 0〜順次公開中)
🎟️ セミナー・勉強会の優先案内&登録者限定クーポン
自分のタイプがわかると、SNS発信も営業も「何をすべきか」が明確になります。
登録は10秒、完全無料です。
▼ 今すぐ友だち登録する
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップはイラストレーター向けマーケティング記事の活動費に使わせていただきます🙇