【妄想日記】汗まみれのりつ 2
彼の唇が、私の胸元からゆっくりと下へ移動していく。
レギンスに包まれた太ももに、じっとりと唇が吸い付く。
布越しなのに、彼の体温と湿り気がダイレクトに伝わってきて、ゾクゾクする。
そのまま彼は、私の足を掴んで、履いていたソックスを無遠慮に脱がせた。
空気に触れて、足先がひやりとした瞬間、彼の温かい口が私の足の指を捉える。
「い、いやっ…、そんなとこ…」
ジョギングしたままシャワーも使っていない。
スニーカーの中で蒸れた足先。
それを彼は口に含む。
指を一本ずつ、丁寧に、まるで宝物を扱うみたいに舌で転がされる。
足の指の間まで、執拗に。
恥ずかしい…、でも…。
くすぐったいのに、それ以上に、脳みそがとろけそうなほど気持ちいい。 何でこんな場所が……っ。
まず、親指の先からだった。
彼がじっくりと舌を巻き付け、根元までゆっくりと吸い上げる。
吸い付くたびに、口の中で音がして、それが私の耳にダイレクトに響く。
ただ舐められるだけじゃない。
彼は舌の腹を使って、指の関節を一つ一つなぞり、裏側の柔らかい肉まで執拗に責め立てる。
足の指なんて、普段は靴に閉じ込められているだけの場所なのに。
そこを彼に、これほどまでに丁寧に、あるいは淫らな愛撫を向けられるなんて。
羞恥心で胸が押しつぶされそうになる。
なのに、彼が私の足の指を、一本ずつ口に含んで、舌先でカリカリとこするたびに、そこから得体の知れない熱が昇ってくる。
「んっ……あ、だめ、そこ……っ!」
抵抗しようとしたけれど、足を固定されていて逃げられない。
彼が右足の小指から薬指へ、中指へと順々に舌を這わせるたびに、私の足先はピクリと痙攣し、そこから得体の知れない快楽がふくらはぎを伝って、恥ずかしいところまで駆け上がる。
自分でも信じられない。
ただ足を舐められているだけなのに、お腹の奥がじりじりと焼けるように熱い。
彼は、私の足の裏まで、まるで獲物を味わうみたいに執拗に舐め上げる。
土踏まずのあたりを舌先で強く押されると、それだけで全身がビクンと跳ねる。
「やだ……そんな、汚いよ……」
懇願しても、彼は笑うだけ。
むしろ、私が恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、彼は楽しそうに私の足の指を深く口に含み、喉の奥まで押し込もうとする。
指の隙間に舌が入り込み、かき回される感覚。
そこには、自分でも知らないような神経が通っていたのかと思うくらい、敏感に反応してしまう。
まるで、私の身体の地図を書き換えるかのように、一寸の狂いもなく私の敏感な箇所を攻めてくる。
足首の内側、膝の裏、そして太ももの付け根……。
汗ばんだレギンスの布地越しに伝わる舌の動きが、さっき脇を舐められた時よりも、もっと深く、もっとねっとりと私を追い詰める。
あぁ、もう……!
恥ずかしい。
誰かに見られたらと思うと、生きた心地がしない。
でも、彼が私の足の裏をぺろりと舐め上げると、私は思わずシーツを強く握りしめて声を殺した。
恥ずかしすぎて涙が滲むのに、身体は正直で、彼が舌を動かすたびに私の秘所が勝手に熱を帯びて、じくじくと疼き出す。
「……そんなに感じてるのか」
耳元で囁かれたその言葉に、私は顔から火が出るほど恥ずかしくて、必死に彼から顔を背けた。
でも、彼は許してくれない。
私の足の指を口に含み、そのままじゅるりと吸い上げる。
もう駄目だ。
私の身体は、もう彼に触れられることを拒めない。
足の先から始まったこの快楽の波が、全身を飲み込んでいく。
私はシーツの上で身体をよじり、ただ彼にされるがまま、自分の中の理性が音を立てて崩れていくのを感じていた。
足の先から始まった彼の愛撫は、容赦なく私の身体を侵食してくる。
「次は、ここだ」
彼が短くそう言うと、汗で肌に張り付いたレギンスの裾を、力任せに引き下げた。
布が皮膚を擦る音が、静かな部屋にやけに大きく響く。
空気に触れた肌が、ヒリつくような冷たさを感じたのも束の間、すぐに彼の熱い掌が私の素肌を掴み上げた。
汗でぬるついた太もも。
普段はジョギングで鍛えているだけの、何の変哲もない足。
それを彼が、獲物を味わうように、ねっとりと舌で舐め上げる。
レギンス越しじゃなくて、直接。 ダイレクトに伝わる彼の体温に、私は息を呑んだ。
「っ……ぁ、やだ……!」
やだ、と言いながら、私は無意識に腰を浮かせている。
彼の手は止まらない。
今度は私の腕を掴み、スポーツブラを、音を立てて外した。
胸元が解放され、空気に晒される。
汗でびしょ濡れになった肌に、彼の視線が突き刺さるのがわかる。
恥ずかしい。
誰かに見られるはずのない私の汗まみれで無防備な姿を、彼は一分一秒も逃さず、執拗に堪能しているんだ。
彼が、私のショーツの上から、私の中心を弄び始めた。
そこはもう、運動の汗だけじゃない。
彼に弄ばれ、恥ずかしさで火照りきった私の「オンナ」の汁で、ぐしょぐしょに濡れている。
「……こんなに濡れてる。りつ、そんなに感じてるのか?」
そんなこと、言わないで。。。
自分でも気づいていないふりをしたいのに、彼の手がショーツ越しに私のひだを強く圧迫するたび、クチュクチュという卑猥な音が漏れる。
布地が愛液を吸い込んで、濃い色に染まっていくのが、見なくても分かった。
恥ずかしい。
汚い。
最低だ。
でも、その汚れを彼が愛おしそうに舐め取り、指先でぐりぐりと入り口をこねくり回すたびに、脳が焼き切れるような快感が走る。
「あ、ぁ……っ! だめ……っ!」
彼がショーツの上から、私のクリトリスを執拗に転がすたび、私は声を殺すこともできずに、ベッドの上で激しく体をくねらせた。
私の声は、私自身の羞恥心を、より一層追い詰めていく。
それでも、彼が手を止めてくれない限り、私はこの恥ずかしさと快楽の沼から、決して這い上がれないんだ。
彼の舌先が、ショーツの食い込んだひだの奥を、ピンポイントで突き刺すように動く。
ショーツの布地が邪魔だなんて、考えもしなかった。
でも今は、そのわずかな布越しだからこそ、かえって摩擦が刺激になって、私の理性がバラバラに壊れていく。
「あ、だめぇ……そこ……」
自分でも何が言いたいのか分からない。
彼に私の全部を見られている恥ずかしさと、彼にしか私の本当の姿を引き出せないという諦め。
それが混ざり合って、私の下半身は彼の手や舌が動くたびに、ビクンビクンと止まらなくなっている。
彼がショーツの上から、親指の腹で私の入り口をグリグリと押し込む。
あふれ出した愛液が、ショーツの隙間から溢れて、シーツにシミを作っていく。
その汚れが恥ずかしくて、でも彼がそれを「いい」と笑ってくれるたびに、私は自分の「メス」としての欲求を、否定できなくなる。
もっと……もっと汚していいから……
そんな言葉まで喉から飛び出そうになるのを、私は必死に唇を噛んで堪えた。
今の私は、ただの汗だくの女じゃない。
彼の手の中に飼いならされた、一匹のメスなんだと。
その事実が、全身を駆け巡る快感よりも、何よりも、私を狂わせていく。

