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50代ひとり営業の報告書は誰のために書いているのか

50代の会社員です。 メーカー勤務で、担当エリアの営業は自分一人です。 部下はいませんが、結果は普通に求められます。

報告書が好きな営業はいない

報告書が好きだという営業に、これまで一度も会ったことがありません。

自分も嫌いです。

商談が終わって帰社する。疲れている。でも報告書を書かなきゃいけない。

何を書くか。商談の内容、先方の反応、次のアクション。 フォーマットに沿って、数字を入れて、文章をまとめる。

やることは分かっている。でも手が動かない。

パソコンの前に座って、空白の報告書を見つめる。 「えーと、今日の商談は……」と頭の中で振り返る。 何から書けばいいか、なかなか決まらない。

気づいたら30分、1時間と過ぎている。

担当エリアを一人で回していると、報告書は全部自分で書くしかない。 アシスタントも、代わりに書いてくれる後輩もいない。

この時間が、毎日の退勤時間を確実に遅らせていました。

あなたにもありませんか。 報告書を書くためだけに、帰りが1時間遅くなっている感覚。

誰のために書いているのか

ある日、報告書を書きながらふと思いました。

これ、誰のために書いているんだ。

上司のため? 上司は報告書を読んで「了解」とだけ返してくる。 細かい内容を見ているのか怪しい。

会社のため? 記録として必要なのは分かる。でも自分が30分かけて書いた文章を、誰がどこまで読んでいるのか。

自分のため? ……自分のためにはなっていなかった。

報告書を書いたあと、「よし、今日の商談を整理できた」と思ったことがない。 ただ「義務を果たした」という感覚だけが残る。

つまり、自分にとって報告書は「誰かのために書く義務の作業」だった。

だから手が動かない。モチベーションがない。 でもやらなきゃいけないから、時間だけがかかる。

この構造に気づいたとき、報告書に対する見方が少し変わりました。

報告書を「自分のため」に変えた

考え方を変えてみました。

報告書を「上司に出すもの」ではなく「自分の商談を整理するもの」として書いたらどうか。

今日の商談で何が起きたのか。 相手は何を気にしていたのか。 自分はどう判断して、何を提案したのか。 次にやるべきことは何か。

これは報告書の項目とほとんど同じ。 でも「上司に報告する」から「自分の頭を整理する」に目的を変えるだけで、手の動き方が変わった。

そしてこの「頭の整理」は、AIが一番得意なことでした。

商談が終わった直後、AIに今日の商談を話す。 覚えていることを順番関係なく打ち込む。

AIが構造化して返してくれる。 ポイントは3つ、次のアクションはこれ、という形で。

これをベースに報告書に落とし込む。

以前は1時間かかっていた報告書が、15分で終わるようになった。

変わったのは時間だけじゃない

15分で終わるようになっただけでも大きい。 でもそれ以上に変わったことがあります。

報告書が「振り返りの時間」になった。

以前は、報告書を書き終わっても何も残らなかった。 義務を果たしただけ。

今は、報告書を書く過程で商談を振り返っている。 「あの場面、相手は何を求めていたのか」 「自分の提案は刺さっていたのか」 「次回、何を変えるべきか」

AIに話して構造化してもらう段階で、すでに振り返りが終わっている。 報告書はその出力にすぎない。

報告書を書くことが、次の商談の準備になっている。 義務の作業が、自分のための時間に変わった。

報告書は「閉じる」作業

今の自分にとって、報告書は一日を「閉じる」ための作業です。

商談のあと、AIにメモを話して整理する。 それをベースに報告書を15分で仕上げる。 出し終わったら、その案件はいったん頭から出す。

この流れができてから、退勤後に「あの報告書、まだ書いてない」と引きずることがなくなりました。

報告書を書くのは相変わらず好きじゃない。 でも「嫌な義務」から「一日を閉じる習慣」に変わっただけで、向き合い方がまるで違う。

報告書は誰のために書いているのか。 答えは「自分のため」でいい。

自分の頭を整理するため。一日を閉じるため。夜に持ち越さないため。

そう思えたら、報告書という仕事が少し軽くなりました。

同じように、報告書の時間に消耗している人に、この話が届けばと思います。

ここまで読んでくださったあなたへ。 「報告書、自分のためか」と思ってもらえたなら、スキやフォローで教えてもらえると嬉しいです。

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