働いた一週間と、知っていたのに忘れたこと|労務課長の備忘録
今週は、よく働いた。
労基署への対応、上期の人事評価の依頼と評価集計方の検討、8月1日付の事業部の組織変更・人事異動、休職者の復職対応、勤怠の打刻修正分析、DC関連の対応、育休中社員の異動確認など、判断が必要な案件がいくつも重なった。
目の前の案件を処理するだけでなく、次回も使えるようにチェックリストを作ったり、年間で管理できる資料に整えたり、社内説明用の文章を作ったりもした。
私のチームには3人の部下がいる。
今週も、部下が給与計算、各種証明書の発行、高年齢雇用継続給付、育児休業給付の申請などを進めてくれた。
私は自分の案件を進めながら、業務の割り振り、相談対応、進捗確認、申請内容のチェックを行った。
単純に仕事を3等分すればよいわけではない。
それぞれの経験、得意不得意、現在の業務量、本人が今後やりたい仕事も考えながら割り振る必要がある。
経験者に任せ続ければ仕事は早い。
でも、それではほかのメンバーが覚える機会がなくなる。
新しい仕事を任せれば育成にはなるけれど、本人の負担も増えるし、確認する側の時間も必要になる。
仕事を割り振ることは、作業を振り分けるだけではない。
チーム全体の業務量と、本人の思いと、今後の成長を見ながら調整する仕事なのだと、改めて感じた一週間だった。
そして今週、高年齢雇用継続給付の申請が返戻になった。
原因は、通勤費の按分。
任せたメンバーは高年齢雇用継続給付金の申請は初めてだった。
複数月分をまとめて支給している通勤費について、支給月から月ごとに按分し、最後の月に端数を計上する必要があった。
この処理方法をわたしは知らなかったわけではない。
以前に確認して、知っていた。
それでも、チェックの時に忘れてしまった。
「知らなかった」よりも、「知っていたのに忘れた」のほうが悔しい。
ただ、労務の仕事では、制度を一度理解しただけでは足りないのだと思う。
処理の頻度が低いもの、例外があるもの、通常とは違う計算が必要なものは、記憶に頼らず、確認事項として残しておかなければならない。
今回の備忘録は、これ。
高年齢雇用継続給付で通勤費を複数月分まとめて支給している場合は、支給月から各月へ按分する。割り切れない端数は最終月に計上する。
知識として知っていることと、実務で漏れなく処理できることは別物だ。
忙しいから忘れた、で終わらせず、次に同じ返戻を出さない形にしておく。
今週はたくさん働いた。
自分の仕事を進め、部下の仕事を確認し、チームの今後を考え、そして一つ失敗もした。
管理職になっても、失敗がなくなるわけではない。
むしろ、自分の仕事だけでなくチーム全体を見るようになった分、確認する範囲は広くなる。
だからこそ、記憶ではなく仕組みにする。
今週も、そのための材料がまた一つ増えた。
