見出し画像

酸性夕立リングピロー「わ!ふっかふか!」 | せりふ三題噺

よく晴れた日、庭に干したての白い布団へ、娘が廡下から長い助走をつけて飛び込む。

「わ!ふっかふか!」

陽をたっぷり吸い込んだ、あたたかな綿の匂いの中で、小さな体がころころ転がって、夢中で頬を埋めこむ。

その満面の笑みを、私はそっと指の先でなぞる。

アルバムに貼られた、色あせた一枚の上で。

お読みいただきありがとうございます

「廡下(ぶか)」は、「ひさしの下」(屋根の下)を意味する漢語だそうです

今回ギリギリまで、三題も含めて完成していたのですが、納得がいかず諦めました

最後、オチを付けずにキレイに終われる形にあこがれていますが、なかなかいいのが出てきません。プロンプトが悪いんでしょうね

上記企画に参加させていただきました
※セリフのみでの参加となります

おまけ

本来の穏やかな(笑)見出し
縁側に落ちる午後の陽
抜けるような夏の青空
窓辺に差し込む光と埃のきらめき