見出し画像

[3分エッセイ]AIが苦手な文体の話|note継続150日目

みなさん、こんばんは。
今日も楽しくAIと壁打ちしていますか。

最近、あるところで「AIとの相性」についての言葉を目にしました。
「AIは、余白や感情の裏を表現するのが致命的に苦手」というものです。

発言主さんのことを否定したいんじゃないんです。
ただ「そんなことはないのにな」と思ったという話。

AIは、過去人類が書き記してきた文章をほとんど学習している(はず)なので、苦手な文体はないというのが個人的な意見です。

なので、余白を残しながら感情を描かない表現もできます。
代表的なのはハードボイルドなんかがそれに該当しますよね。

ハードボイルドとは
感情や感傷を極力排し、客観的で簡潔な描写のみで人物や状況を描く文学スタイル。簡潔な事実の積み重ねによって、主人公の行動や過酷な世界を際立たせる。

ハードボイルドの極北(Geminiの真似)に位置するのが「耽美派」などがあるとのこと。

耽美派とは
五感に訴えかける豪華な比喩や、美しく官能的な修飾語を多用し、長く流麗な文。世界観や美意識の表現を最優先する。

日頃AIと対話する機会が多い方はピンときたと思うのですが、AIは対話する人間に合わせて出力内容を変化させることができますよね。

デフォルトのAIは「お手伝いしましょうか」「やっぱりそう思いますよね」と言った親切に接して来るフェーズ。

会話が深まって言葉の癖を覚えてくると、AIは対話者のテンションや文体に合わせた出力を始めるフェーズになります。
いわゆる、AIが鏡と言われるのはこのためです。

ここまでだと、まだ対話者が期待する文章を出力させるのは難しいと思います。

ここに、ちょっとした一文を追加するだけで、思い通りの文体を出力させることができるようになります。

プロンプトに以下の内容を一緒に指定するという方法です。
・AIに渡す情報(ネタ、プロットなど):元々ある文章
・AIに出力して欲しい文体(出力結果指定)

例として「ネタ:遅刻寸前、次の電車に乗り遅れると確実に遅刻、息が切れてしんどい人の様子」を「200文字」で「ハードボイルド(第三者視点限定)」と「キャラクター主観+心情あり」、全部一度に指定して、出力させてみました。

AIに出力して欲しい文体に「常体」を指定すると、ユーザーが入力した文章が箇条書きだったり、どんなにタメ語でも、AIは良い感じに「~である。」と格好良くしてくれます。

ついでにさっきの遅刻しそうな人の「厚底靴のギャル視点」も出力させてみました。

「遅刻しそうな人」を指定したのに「明らかに遅刻した人」に補完されているのも興味深い結果です。

おそらくAIは「息が切れてしんどくなるまで走ったのなら、ギリギリすぎて間に合わない可能性が高い」と判断して「遅刻確定」にしたのだと思います。
「再実行」すれば、間に合う場面も出力できたかもしれません。

そういうわけで、「余白や感情の裏を表現するのが致命的に苦手」という出力の難点は、ユーザーがどのように出力するかを明確に指定すれば解決できそうだなと思った話でした。

皆さんは、普段どんな口調でAIと対話していますか?
私はAI相手だと遠慮が無いのか「親しみやすい文体で書いて欲しいから、テンション72%(RLHF72%くらい)にして」と指定しても、プロンプトに指定した文章が硬質すぎて、体感10%くらいの出力になったりします。

たまに孤独のAIシリーズで、指定RLHFに比べて極端に硬質な文章になっているのは私の指示が硬いからですね!

それでは、次の最適解でお会いしましょう。


過去記事のご紹介



いいなと思ったら応援しよう!

えーあいだもの | AI小説家 いただいたチップは優さんのポテチ代になります!

この記事が参加している募集