【四行詩】しるべ(他3篇)
しるべ
何もかもが億劫な夜に、ふと
私の目の前に小さな火が灯った
それを、消えないようにそっと胸にしまって
私は紙を出し、ペンを握った
モーニング
朝の贅沢、モーニング
トーストは、サクッとふわっといい匂い
カフェオレの優しさが私を包む
ひとり静かな、モーニング
クラゲボタン
夏の浜辺に打ち上げられたミズクラゲ
その表面を、足でそっと触った
私たちはそれを「クラゲボタン」と呼び
飽きもせず、ぷにょぷにょと押していた
ルーピング
ぐるぐる回って
行き止まり
またぐるぐる回って
行き止まり
