サフランが安くならない理由が面白い
GIGAZINEで「サフランが安くならない理由」の記事を読んだのですが、とても面白い内容でした。
サフランは「世界で最も高価なスパイス」として知られていますが、その理由は単に希少だからではありません。
記事によると、サフランは花の「めしべ」の先端部分だけを手作業で摘み取って作られます。しかも、一輪の花から採れるのはわずか3本。大量に収穫するには、気が遠くなるほどの花を人の手で処理しなければなりません。これだけでも十分高価になる理由がわかります。
さらに驚いたのは、現在商業生産されているサフランクロッカスはすべてクローンだということです。
種を作ることができない植物なので、人間が球根を株分けして育て続けなければ絶えてしまうのだそうです。
そして、サフランが今も高価なままである理由が、まさにそこにありました。
種ができないということは、一般的な植物のように交配による品種改良ができません。そのため、収穫量を大幅に増やしたり、栽培しやすい品種を作ったりすることが難しく、長い年月が経っても劇的に生産性を向上させられないのです。
「なるほど、そういうことか」と思いました。
種のない植物というもの自体、あまり身近ではありませんし、「品種改良はどんな植物でもできるもの」と何となく思い込んでいました。言われてみれば当然なのですが、種がなければ交配もできないわけで、その発想はまったくありませんでした。
う~ん。面白い。
こういう記事がたまにあるから、ネットサーフィンはやめられませんね。
短い記事ですが、「なぜサフランはこんなに高いのか?」という疑問に対して、生物学・歴史・農業の観点からわかりやすく解説されていて、とても読み応えがありました。雑学が好きな人には特におすすめです。
