利益は消え、「税金」だけが残った。FP資格を取った私が暴露する、副業初心者の甘い罠
はじめまして。あるいは、第1話から続けて読んでくださり、ありがとうございます。
家族の生活基盤を作りたい——その一心で、私はファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取り、お金の猛勉強をしました。
そこで学んだ、ビジネスとお金における「残酷な真実」があります。
それは、「お金を守ること」と「お金を稼ぐこと」は、車の両輪であるということです。
どちらか片方だけでは、その場でぐるぐると空回りするだけ。両輪がガッチリ噛み合って初めて、思いもよらない遠くへたどり着くことができます。
過去の私は、「稼ぐ(アクセル)」ことばかりに気を取られ、「守る(知識)」ことを完全に怠っていました。だから大事故を起こし、200万円を失ったのです。
今日は、皆さんが私と同じ事故を起こさないために。私が具体的にどんな罠に引っかかってしまったのか——「地雷マップ(守りの知識)」をすべて公開します。
■ 地雷① ルールを知らない「投資」の数々
当時、「お金を増やしたい」と焦っていた私は、とにかく儲かりそうなものに手当たり次第に手を出しました。
よく調べもせずに個別株・外国株を購入
金融機関に勧められるまま、手数料の異常に高い投資信託を購入
目先の小銭に釣られ、毎月分配型の投資信託を購入→元本割れ
※毎月分配型は一見お得に見えますが、実は自分の元本を取り崩して受け取っているだけ。その罠にすら気づいていませんでした。
失敗が続き、さらに焦った私が「一発逆転」を狙って手を出したのが、FX(外国為替証拠金取引)でした。
動きもよくわからない豪ドルを適当に買っていたところ、たまたま円安のトレンドが続いていました。「ただ持っていれば稼げる」という、異常な状況です。
どんどん増えていく数字を見て、私は完全に勘違いしてしまいました。「自分には投資の才能がある」と。完全なビギナーズラックでした。
しかし、リーマンショックという急激な経済変化が襲いかかります。相場は急変動し、何が何だかわからないうちに利益はすべて吹き飛びました。
一番恐ろしかったのは、ここからです。
利益が消え去ったにもかかわらず、翌年、過去に一瞬でも確定した利益に対する「雑所得の税金」だけが、重くのしかかってきたのです。
儲けはないのに、税金だけは払わなければならない恐怖。細かいルールすら知らずによくわからないものに投資することは、目隠しをして高速道路を歩くのと同じでした。
■ 地雷② 無在庫を謳う「海外物販スクールとツール」
投資に懲りた私が次に見つけたのは、こんな甘い言葉でした。
「円安の今、海外物販が儲かります!ダイソーの商品や日本のアニメグッズが、海外では高く売れます!手出しゼロ、リスク最小限で稼げます」
専用ツールでeBayに大量出品し、売れてから仕入れて発送する「無在庫転売」。「これだ!」と飛びついた私でしたが、現実は全く違いました。
実際に始めてみると、「隠れた経費」が想像以上に高かったのです。eBayの手数料、変動する海外への発送料、そして毎月引き落とされる専用ツールの利用料。
売上は立っても、経費を引けば手残りはほとんどありません。手元に残ったのは、疲労感とクレジットカードの請求、そしてツール代による赤字だけでした。
情報発信者たちが本当に儲けていたのは、物販そのものではありません。「物販で稼ぎたい初心者に、高額なツールやスクールを売ること」だったのです。
私たちはただ、彼らのビジネスの養分にされていたのでした。
■ ビジネスもリハビリも、本質は全く同じだった
お金の知識を正しく身につけた今だからこそ、痛いほどわかることがあります。それは、「ビジネスの世界に魔法はない」という真理です。
思えば、私が30年向き合ってきた理学療法の現場も全く同じでした。
ルールを知らないFXや、高額ツールでいきなり大金を稼ごうとする行為——これはリハビリで言えば、「素人がいきなり100kgのバーベルを上げるようなもの」です。筋肉は断裂し、体を壊してしまいます。
病気で落ちた筋力を取り戻すのに、ドーピングはありません。軽い負荷から始め、正しい方法で地道に続ける。適切な負荷を、適切な期間行うことでしか、安全に筋力は戻らないのです。
もちろん、借金をしてレバレッジを効かせ、大きく勝負するビジネスも存在します。それを否定するつもりはありません。
しかし、時間も資金も限られている私たちが「副業」として始めるスモールビジネスにおいて、それは絶対にやってはいけない戦い方です。
まずは1円、100円といった「軽い負荷」から、借金ゼロで小さく稼ぎ始める。そして時間をかけて収益という筋肉を育てていく。それこそが、凡人が安全に勝つための唯一の正しい方法だったのです。
■ ビジネスを始めるのに、高価な教材は一切いらない
これで皆さんは、絶対にお金を減らさない「守りの知識」を手に入れました。もう、得体の知れない情報商材やツールの養分になることはありません。
ここではっきりと断言します。手堅い収入の基盤を作るのに、高価なツールやスクールは一切必要ありません。
「お金を守る」という片方の車輪は、これで準備できました。では、もう片方の車輪である「お金を稼ぐ」ためにはどうすればいいのか?
借金や税金の恐怖に怯えることなく、凡人が安全に1円・100円から収益を育てていくには、何を使えばいいのか?
その答えこそが、この「note」でした。
次回(第3話)は、私が数ある副業の中からなぜ「note」を最強の武器として選んだのか。その最大の理由をお話しします。
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