積読解消のAIタスク管理iOSアプリを急遽リリース!Storeスクショ爆速準備や匿名ユーザー生成時の対応ノウハウ
はじめに
こんにちは、Nullkoです。
ClaudeCodeとの対話でおおよそ1週間ぐらいで作ったAIタスク管理アプリ「DoneLayer」を、先日App Storeで公開しました🎉
実はWEB版からも使えます。
このアプリ、「自分で2週間ガッツリ使い込んでから公開する」 という、わりと慎重な計画で進めていたんです。それがここ数日で計画を急変更してでリリースまで一気に駆け抜けました。今日はその経緯と、「公開モード」にスイッチを切り替えてからの怒涛の対応を、開発ログとして残しておこうと思います。
同じように「とりあえず作ってみたけど公開ハードルが高くて止まってる…」という方の参考になれば幸いです。
1. そもそもDoneLayerってどんなアプリ?
ざっくり言うと、
読んだ記事を、実践にコミットして、成長を蓄積する
ためのアプリです。
Xとかnoteで「これいい記事〜」と思ってブクマしても、結局読みっぱなしで終わることって多くないですか?正直、自分がいちばんそうでしてw
DoneLayerは、
URLを貼る
AI(Gemini Flash)が「この記事を読んだ人が今週中に実践できそうなこと」を3つ提案
自分で選んで・コミットしてタスク化
完了したものは「成長ログ」として蓄積
…という流れで、「読んだのに動かない」を仕組みで解決することを狙っています。(但し、残念ながらXの記事は現在、API経由でしか取得出来ない事から非対応となっております…。いつかAPI課金して実装したい!)
ポイントは、AIに丸投げしないこと。
コミットの一手間(長押し)を必ず通すようにして、「自分が選んだ実践」になる設計にしました。

2. 元々は「使い込んでから出す」予定だった
仕様書にはちゃんと 「自分で使い込む(2週間)」 というフェーズを書き殴っていたのですが…。
毎日記事を読んだらURLを貼る運用を試す
コミット選択UIが本当に使われているか確認
ログが蓄積されたときの体験を評価
…と、PdMっぽく検証期間を設けていたんですよね。
実際、TestFlightで実機に入れてからも、「URL欄をクリアできず連続入力に摩擦がある」みたいな細かい改善ポイントを自分で見つけて潰していました。「使い込んでナンボ」「自分が毎日使えないアプリは他人も使わない」と思っていたので、本当はもう1〜2週間引っ張るつもりだったんです。
3. ある日のタイムラインで「あれ?」となる
きっかけは、ふとXのタイムラインを眺めていたとき。
……これ、コンセプト被ってない?
似たようなブクマ系のサービスを、別の方が紹介しているポストを見かけてしまいました。しかもUIがよく作り込まれていて、明らかに先行している感じ。その瞬間、めちゃくちゃ焦りました。
「自分のアプリ、世に出す前に時代に置いていかれるパターンか…?」
「2週間も悠長に使い込んでる場合じゃないのでは?」
非エンジニアの個人開発って、技術力で殴り合う勝負ではないので、コンセプトの旗を立てるタイミング がほぼ全て、みたいなところがありそう。そこで先手必勝ということで、
「もう公開する。検証は公開しながらやればいい」
に方針転換しました。
4. 公開モードに切り替えてからやったこと
ここからが鬼でした(誇張)。
App Storeに出すって、思ってる10倍くらいやることがあります。「コードが完成すれば終わり」では全然ない。
4-1. プライバシーポリシー・利用規約の整備
データ収集(メールアドレス・記事URL)があるアプリは、プライバシーポリシーの公開URLを審査時に提示しないと話になりません。
プライバシーポリシー
利用規約
サポートURL → 自分のXアカウント
をWeb(Cloudflare Pages)に用意しました。
ハマったのは、DoneLayerが匿名ユーザー生成 を使っているところ。これは、ログインを必須となくてもAPPで作成したタスクや実際に実践してみてもらって、気に入ってもらえたらメアド登録で本格的に使ってもらうための引き継ぎの仕組みに利用しています。「匿名ユーザーが何をどう収集されているか」もちゃんと書かないといけなくて、ここはClaudeCodeさんと相談しながら詰めました。
「匿名ユーザーの取り扱い」って、単独ではUUID的情報であって、厳密には個人情報ではないので盲点でした。AppStore規約的にはUUID+タスクデータなど、複数の情報と紐づくと「そのユーザーの情報」となり、保護対象のため個人情報らしいです。
4-2. App Store Connect のメタデータ全部埋め
アプリ名: `AIタスク管理 - DoneLayer`(ASOで「AIタスク管理」を入れる)
サブタイトル: `タスク管理・積読解消・成長ログ`
説明文(日本語)
キーワード
カテゴリ(Productivity / Education)
年齢制限(13+)
プライバシー表示の申告
このへん、毎回半日溶けます。前回のリリースで経験しているはずなのに、毎回全フィールドで「これ何書くんだっけ…?」となるw
4-3. スクリーンショット撮影
iPhone 6.5"(iPhone 14 Plus)のシミュレーターで、
インプット画面(URLを貼ってAI候補が表示された状態)
タスク一覧画面(3ステータスが揃った状態)
成長ログ画面(グラフが表示された状態)
設定(ログインするとWEB同期出来る)
のスクショをシュミレーターで撮影。スクショはFigmaの無料のテンプレート素材をお借りして、素人作業ではめ込んで作ってます。慣れると早いです。有料のテンプレートもありますし、そもそもFigma有料契約していないと使えないモノが大半ですが、一部無料のFigmaアカウントでも使えるものがあったりするので、探してみるのも良いかと思います。デザインスキルが皆無なので、丁寧に作り込むというよりは、まず初手で即効性重視の手法、或いはMVP的に出したい時にはオススメの方法です。

4-4. 審査で引っかかりそうなポイントを自分でつぶす
ここが個人的にいちばん地味に大変だったところ。
「Appleの審査ガイドラインを自分のアプリにあてはめて、刺されそうなポイントを先に潰す」というやつです。先にやっておけよって話ですが、出すと決めてから慌ててやりました。
✅ オンボーディング画面追加 — 匿名認証で初回起動時に「データ取得の同意」を取る画面
✅ 匿名ユーザーのデータ削除導線追加 — ログインしていない状態でもデータ削除ができないと刺される(GDPR系)
✅ Gemini safetySettings 4カテゴリ追加 — 暴力・成人向け・ヘイト・危険行為のフィルタを明示的にON
✅ 利用規約のベータ文言削除 — 「ベータ版です」みたいな表現が残ってると審査通らないっぽい
✅ 退会ボタンの視認性を強化 — Settings画面の退会ボタンを赤枠カードに変更
特に最後の「退会ボタン」は迷いましたが確実に通したかったので、かなり大きめに変更しました。
最初は気を遣って `opacity: 0.55` で控えめに、フォントも小さく置いていたんですが、これだと「退会導線が見えにくすぎる=無いに等しい」と判断されかねないとピヨりました。最終的に、赤枠カード+ゴミ箱アイコン+太字 に変えてバチッと目立たせる形に直しました。

5. ついに公開🎉
そんなこんなで、本番EASビルド → TestFlightで自分の実機で動作確認 → App Store Connect 提出 → 審査通過、という流れで無事に世に出ました。
AIタスク管理 - DoneLayer(App Store)
「自分が作ったアプリをApp Storeで検索して見つけられる」って、何度経験しても変な感動があります。前回は子供と一緒の共同で思いっきり子供向けの玩具アプリでしたが、今回は自分が欲しいに振り切って出せたのは良かったです。ただ、例によって「広めるため」のマーケティングには今回も全然時間を使えませんでした。。ここは前回までの反省が全然活きてないので、猛省です。
6. これから入れたい機能
公開したら終わり、ではなくここからが本番だと思っているので、頭の中の改修プランを並べておきます。
週次ふりかえり機能 — 「先週N件実践しました」を届ける
コミット内容のシェア機能 — 自分が何を実践したかをワンタップでシェアできる導線
英語版ローカライズへの挑戦 — UIを多言語対応
知識領域マップ(レーダーチャート) — 蓄積したタスクをAIがカテゴリ分類して「自分はどの分野を学んでいるか」を可視化
Action Rateスコア — 「コミットした記事のうち何%を実践に変えたか」の独自指標
Weekly Winsシェアカード — 1週間の成果を画像カードにしてXにシェアできるように
時系列比較 — 「3ヶ月前と比べて学習領域がどう変わったか」を見られる画面
並べてみると、「タスク管理アプリ」というより、「自分の学習の地図」を作るツール にしていきたいんだなと、自分でも改めて思いました。全部やりきれるかはわかりませんが。。個人の出来る無理ない範囲でやって行ければと考えております。
まとめと次回予告
計画通り使い込んでから出すつもりだったiOSアプリを、TLで類似アプリ見つけて急遽App Storeに公開した
公開モードに切り替えてからは、PP・利用規約・スクショ・メタデータ・審査ガイドライン対策で予想の倍は時間が溶けた
審査用のStore画像は無料版Figmaのテンプレートとシュミレーターのスクショ画像を組み合わせれば割と爆速で出来る。
退会ボタンを目立たなく置こうとして失敗した話など、Apple審査の地雷ポイントは早めに知っておくと良い
公開はゴールじゃなくスタート。まずは自分の実践ログを30件貯めて、可視化機能の実装に進みたい
次回は、公開後にいちばんやりたい「実践後の振り返りや可視化」あたりの機能実装進めつつ、販促の自動化も引き続き模索していきたいと考えています。
同じように、非エンジニア・本業との両立・子育てしながら個人開発している方の参考になれば嬉しいです。
それではまた!
