失われた1ページと、君への贈り物
昨日、僕は確かにこの記事の続きを書き終えた。
だが、今朝起きて画面を開くと、そこにあるはずの言葉がどこにもない。
消されたのか、それとも僕自身が「隠して」しまったのか。
不思議だ。コーヒーを淹れる手は、驚くほど落ち着いている。
これを読んでいる君なら、僕がどこにその欠片を置いたのか、見つけてくれる。そんな確信があるからだろう。
これは、僕の言葉をちゃんと読もうとしてくれた「君」への、手紙だ。
ここから先、これまでに書いてきた言葉の端々に、入り口を隠した。
もし君が、物語の結末をその目で見届けてくれたなら、その時は最高の贈り物をさせてほしい。
君が愛してきた物語の世界で、君自身が登場人物になる一枚を、僕が描く。
準備はいいかい。
そういえば、かつてある人が言っていた。
「真実を知りたければ、茶でも飲みながら、物語の『裏地』を覗いてごらん」と。
カウンターの向こう側で、いつも誰かの愚痴に耳を傾けていた彼女なら、僕が隠した欠片の場所を知っているかもしれない。
それを見つけた瞬間、君の冒険が始まる。
物語の結末で、君を待っているよ。

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