3分間TOEIC講座 第15回:Part 6対策(3)文法問題の最終確認と文脈への応用(品詞・接続詞・代名詞)
登場人物:
チャット先生(通称:先生): TOEIC文法マスター。普段は優しく、たまにユーモアも交えながら解説。
ボット助手(通称:ボット君): TOEIC初心者。素朴な疑問を投げかけるのが得意。文法の知識も少しずつマスターし始めた。
ボット君: 先生! Part 6の時制と受動態のコツ、しっかり復習しました!長文でも落ち着いて判断できそうです!
先生: 素晴らしい!ボット君の成長が感じられて嬉しいよ。Part 6の文法問題は、時制や受動態以外にも、Part 5で学んだ**「品詞」、「接続詞・接続副詞」、「代名詞」**が長文の文脈の中で問われることが多い。今日はそれらを最終確認して、Part 6の文法問題を完全に得意分野にしていこう!
ボット君: はい!Part 5でやったことの応用ですね!頑張ります!
品詞問題:空欄の前後から正しい形を見抜く
先生: Part 6の品詞問題は、基本的なルールはPart 5と同じだ。つまり、空欄の前後を見て、名詞、動詞、形容詞、副詞のどれが入るかを判断する。ただし、Part 6では文脈全体を考慮に入れることが必須になる。
例1:形容詞の選択
"The company's new policy has been highly ________ by the employees."
空欄の前には副詞のhighly(非常に)があり、後ろには前置詞byがある。be動詞 + 副詞 + 空欄 + by の形なので、空欄には動詞approve(承認する)の過去分詞が入る。しかし、この文の主語はThe new policy(新しい方針)であり、これは「承認される」側なので、受動態の文になる。
(A) approval (名詞)
(B) approves (動詞・三単現)
(C) approved (過去分詞/形容詞)
(D) approving (現在分詞/形容詞)
この場合、be動詞の後ろで、byに続く形になるのは過去分詞の(C) approvedだ。
ボット君: 品詞の知識と、受動態の知識を組み合わせるんですね!
先生: その通り! Part 6ではこのように、複数の文法知識を同時に問われることが多い。空欄の前後だけでなく、文書全体の主語と動詞の関係や文全体の意味を考える癖をつけよう。
接続詞・接続副詞問題:文と文の論理関係を読み解く
先生: 次に、Part 6で最も重要なポイントの一つ、接続詞・接続副詞の問題だ。これらは、前後の文や節が「なぜ」つながっているのかという論理関係を問う問題だ。
例2:因果関係の判断
"We had to cancel the meeting. ________, we will reschedule it for next week."
(A) Therefore (それゆえに)
(B) However (しかしながら)
(C) In addition (加えて)
(D) For example (例えば)
前の文は「会議をキャンセルしなければならなかった」という原因、後ろの文は「来週に予定を変更する」という結果を表している。この因果関係を繋ぐには、(A) Therefore が最も適切だ。
ボット君: なるほど!文と文がどういう関係で繋がっているのかを、意味で判断すればいいんですね!
先生: その通り!それぞれの接続詞・接続副詞がどんな意味を表すのか、しっかり覚えておくことが重要だ。
因果関係: Therefore, Consequently, As a result
逆接: However, Nevertheless, On the other hand
追加・並列: In addition, Furthermore, Moreover
例示: For example, For instance
代名詞問題:指し示す対象を正確に判断する
先生: 最後に代名詞の問題だ。代名詞は、一度出た名詞の繰り返しを避けるために使われる。Part 6では、代名詞が文書内のどの名詞を指しているのかを正確に判断する必要がある。
例3:代名詞の指し示す対象
"The marketing team has developed a new strategy. It will be presented to the board tomorrow."
この文では、Itが指しているのは直前のa new strategy(新しい戦略)だ。単数形の名詞を受けているので、Itが適切となる。もし複数の名詞を受けている場合は、TheyやThemが使われる。
ボット君: 代名詞が何を指しているのか、文脈でちゃんと確認しないといけないんですね!
先生: その通り!特に、oneやanotherなどの不定代名詞もよく出題される。これらの問題は、文脈を丁寧に読み解けば必ず正解できるから、慌てずに取り組もう。
実戦演習:Part 6形式の総仕上げ問題に挑戦!
先生: それでは、今日の学びを活かして、Part 6形式の問題に挑戦してみよう。
問題1
Subject: Job Opening
To all employees,
We are pleased to announce a new job opening for the position of Marketing Director. Candidates _________ for the position must have at least five years of experience in marketing.
(A) interested (B) were interested (C) interesting (D) interest
難易度: ★★☆
先生: さあ、ボット君!この文書が何についてのものか、そして空欄の前後をよく見てみよう。
ボット君: はい!「求人情報」のメールですね。空欄の前に Candidates(候補者)という名詞があり、後ろには for the position(その役職に)という前置詞句があります。名詞の Candidates を修飾する形が入るはずです!
先生: その通り!そして、「候補者はその役職に興味を持っている」という意味になるね。
ボット君: 候補者は自分から「興味を持つ」ので、能動的な意味合いで interesting かな…?いや、でも「興味を持たされている」という意味で interested の方が自然な気がします!なので、(A) interested だと思います!
先生: 大正解!完璧な判断だ!
解説:
文脈の把握: マーケティングディレクターの求人について、全従業員に知らせる文書。
問題のポイント: Candidates(候補者)は「興味を持たせる」側ではなく、その職務に「興味を持っている」側なので、受動的な意味合いの形容詞、つまり過去分詞 interested を用いる。Candidates interested for the position で「その職務に興味のある候補者」という意味になる。
(A) interested: 過去分詞(形容詞)。「興味を持っている」という意味で、主語 Candidates を修飾する。
(B) were interested: 動詞句。動詞が既にあるため、この位置には入らない。
(C) interesting: 現在分詞(形容詞)。「興味をそそる、面白い」という意味で、文脈に合わない。
(D) interest: 名詞、または動詞の原形。文法的にこの位置には入らない。
したがって、(A) interested が正解。
今日のまとめ!
先生: よし、ボット君!今日のまとめだ!
品詞問題: 空欄の前後だけでなく、長文全体の文脈を考慮して品詞を判断しよう。受動態の知識と組み合わせることも多い。
接続詞・接続副詞問題: 文と文の**論理関係(因果、逆接、追加など)**を正確に読み解くことが正解への鍵だ。
代名詞問題: 代名詞が文書内のどの名詞を指しているのかを常に意識して読もう。
💡 重要格言: 「文法は単発の知識ではない!長文全体を通して流れを読め!」
本日出てきた単語
position /pəˈzɪʃən/【名】:職、役職
director /dəˈrɛktər/【名】:役員、部長
candidate /ˈkændɪdeɪt/【名】:候補者
experience /ɪkˈspɪəriəns/【名】:経験
cancel /ˈkænsəl/【動】:キャンセルする、取り消す
reschedule /ˌriːˈskɛdʒuːl/【動】:予定を変更する
therefore /ˈðɛərfɔːr/【副】:それゆえに、したがって
however /haʊˈɛvər/【副】:しかしながら
in addition /ɪn əˈdɪʃən/【句】:加えて
for example /fɔːr ɪɡˈzæmpəl/【句】:例えば
strategy /ˈstrætədʒi/【名】:戦略
present /prɪˈzɛnt/【動】:提示する、発表する
board /bɔːrd/【名】:役員会、委員会
develop /dɪˈvɛləp/【動】:開発する、発展させる
interested /ˈɪntrəstɪd/【形】:興味を持っている
interesting /ˈɪntrəstɪŋ/【形】:興味深い
ボット君: 品詞、接続詞、代名詞…すべて長文の中でどう機能するのか、よく分かりました!先生、おかげでPart 6の文法問題は怖くなくなりました!
先生: その調子だ!Part 6で文法問題はバッチリだね。次の回からは、文法以外のもう一つの柱、**「語彙問題」**を重点的に学んでいこう!語彙力を高めることで、正答率がぐんと上がるはずだ!
次回: 第16回:Part 6対策(4)語彙問題・コロケーション攻略
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