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3分間TOEIC講座 第13回:Part 6対策(1)Part 6の全体像と基本戦略



登場人物:

  • チャット先生(通称:先生): TOEIC文法マスター。普段は優しく、たまにユーモアも交えながら解説。

  • ボット助手(通称:ボット君): TOEIC初心者。素朴な疑問を投げかけるのが得意。文法の知識も少しずつマスターし始めた。


ボット君: 先生!「3分間TOEIC講座 Part 5対策」が終了して、なんだか達成感があります!でも、次はいよいよPart 6ですか?Part 5と何が違うんでしょう?

先生: 素晴らしい達成感だね、ボット君! Part 5の文法力をしっかり身につけた君なら、Part 6もきっと乗り越えられるよ。Part 6は、Part 5で学んだ文法・語彙力を**「長文」という文脈**の中でどう活かすかが問われるパートなんだ。そして、**Part 7(読解問題)**への重要な橋渡しにもなる。今日はその全体像と基本戦略を学んでいこう!

ボット君: 長文になるんですね!Part 7への橋渡し……。なんだか、さらにレベルアップする感じがしてワクワクします!

先生: その意気だ!Part 6は、単語や文法知識だけでなく、文書全体の流れや文脈を理解する力が問われるんだ。この講座を通して、君のリーディング力をもう一段階引き上げていこう!



Part 6とは何か? Part 5との違い、そしてPart 7へのつながり


先生: まずは、Part 6がどのようなパートなのかを確認しよう。

  • Part 5との違い: Part 5が独立した短文の穴埋めだったのに対し、Part 6は数行からなる一つの英文(メール、手紙、通知、記事など)の中に複数の空欄があり、その空欄を埋めていく形式だ。空欄は通常4つで、そのうち1つは**「文挿入問題」**という、適切な文を丸ごと挿入する問題になる。

  • Part 7へのつながり: Part 6で問われる「文脈を理解して空欄を埋める力」や「文書全体の論理展開を把握する力」は、Part 7の長文読解でまさに必要とされるスキルだ。Part 6を攻略することで、Part 7の読解スピードと精度も格段に向上するんだよ。だから、Part 6はPart 7の**「準備運動」であり、「実践的な応用練習」**だと思って取り組んでほしい。

ボット君: なるほど!Part 5の文法力を長文に応用するんですね!そして、Part 7の練習にもなるなんて、一石二鳥ですね!



Part 6問題の構成と出題形式


先生: Part 6は、以下の3つのタイプの問題が出題されることが多い。

  1. 文法問題: Part 5と同じく、品詞、時制、代名詞、接続詞などが問われる。ただし、文全体や前後の文脈を読んで適切な形を選ぶ必要がある。

  2. 語彙問題: 文脈に合う適切な単語を選ぶ問題。単語の意味だけでなく、**その単語が前後の単語とどう結びつくか(コロケーション)**が重要になる。

  3. 文挿入問題: 最も難しく感じやすい問題かもしれないが、慣れれば得点源になる。空欄に最も適切な「一文」を選ぶ問題で、指示語、代名詞、接続副詞、時を表す表現などが重要なヒントになる。

ボット君: 文挿入問題、難しそうですね…。でも、先生が教えてくださるなら頑張れます!



Part 6攻略の基本戦略:まずは全体をざっと読む!


先生: Part 6を解く上での最も重要な基本戦略は、まず設問を見ずに、文書全体をざっと一度読むことだ。特に、問題番号の上にある指示文(Directions)で文書の種類を確認することが最初のステップになる。

ボット君: Directionsですか?いつも見落としていました……。

先生: いい質問だ、ボット君! Part 6では、**「Questions 131-134 refer to the following article.」**のように、問題の指示文に文書の種類が明記されているんだ。これを最初に確認するだけで、その後の読解が格段にスムーズになる。

  • よく出題される文書のパターン

    • e-mail / letter(メール / 手紙): 誰が誰に、どんな目的で送ったのかを把握することが重要。件名(Subject)や宛先(To, From)が大きなヒントになる。

    • memo / notice(社内メモ / 通知): 会社全体や特定の部署に向けて、新しい方針や変更点を伝える文書。公式な文体が多い。

    • advertisement / announcement(広告 / 告知): 商品やサービスの宣伝、イベントの告知など、読み手に何かを促すための文書。

    • article / review(記事 / 批評): ニュース記事や書評、新製品のレビューなど。客観的な事実や筆者の意見が述べられていることが多い。

これらの情報を最初に頭に入れるだけで、その後の読解が格段にスムーズになる。Part 6は1セット(4問)あたり2分~2分半を目安に解きたい。この時間を効率的に使うためにも、最初に指示文を読み、全体像をつかむ時間は惜しまないようにしよう。



実戦演習:Part 6形式の導入問題に挑戦!


先生: それでは、今日の学びを活かして、簡単なPart 6形式の問題に挑戦してみよう。

問題1

Subject: Important Announcement

To all employees,

Please be advised that the company will be conducting a safety inspection of all facilities on Friday, July 25. The inspection will be led by Mr. Tanaka from the Safety Department.

All employees are required to cooperate with the inspection team. If you _________ any questions, please contact Mr. Tanaka directly.

(A) had (B) have (C) would have (D) will have

難易度: ★★☆

先生: さあ、ボット君!まずは、この文書が何についてのものか、ざっと読んでみよう。

ボット君: はい!えーと、「重要なお知らせ」で、全従業員に向けた「安全点検」についての通知ですね。田中さんが担当で、協力してほしい、と。

先生: 素晴らしい!その理解があれば、空欄の問題も解きやすくなるはずだ。さて、空欄の動詞はどれが適切かな?

ボット君: 主節が please contact と命令形になっていますね。If 節の中は、未来のことでも現在形を使うんでしたよね!だから、(B) have だと思います!

先生: 大正解!完璧だ、ボット君!初めてのPart 6問題、見事にクリアしたね!

解説:

  • 文書の目的把握: この文書は、会社が実施する安全点検に関する「通知」であることが冒頭の件名と内容からわかる。

  • 問題のポイント: 空欄は条件を表す If 節の中にある。If 節で未来の条件を表す場合、主節が未来形や命令形であっても、If 節の動詞は現在形を用いる(時制の一致の例外)。

  • (A) had: 過去形

  • (B) have: 現在形

  • (C) would have: 助動詞+動詞原形

  • (D) will have: 未来形

したがって、(B) have が正解。


問題2

From: [Human Resources Department] To: All Staff Date: July 29, 2025 Subject: Updated Leave Policy

Dear Team,

We are writing to inform you that our company's leave policy has been updated _________ to comply with new federal regulations. These changes will take effect on August 15, 2025.

(A) completely (B) complete (C) completing (D) completion

難易度: ★★☆

先生: 次の問題だ!これも、まずは全体を読んでみよう。

ボット君: はい!えーと、人事部から全スタッフへ、休暇規定の更新についてのお知らせですね。新しい連邦規制に合わせるために変更された、と。

先生: よく読めているね!では、空欄に入るのはどの品詞だろう?

ボット君: 空欄の前に has been updated という動詞(受動態)がありますね!空欄は、その動詞の意味を強めるような働きをするはずです!なので、動詞を修飾する副詞が入ると思います!(A) completely です!

先生: 素晴らしい!その通りだ!「完全に更新された」と、動詞 updated を修飾する副詞が適切だね。

解説:

  • 文書の目的把握: この文書は、人事部から全スタッフへの「休暇規定の更新」に関する通知メールであることがわかる。

  • 問題のポイント: 空欄には、動詞 updated を修飾する副詞が入る。updated は受動態で「更新された」という意味であり、その更新が「どのように」行われたかを説明する語が必要。

  • (A) completely: 副詞(完全に)

  • (B) complete: 形容詞(完全な)/動詞(完了する)

  • (C) completing: 動名詞/現在分詞(完了させている)

  • (D) completion: 名詞(完了)

したがって、(A) completely が正解。



今日のまとめ!


先生: よし、ボット君!今日のまとめだ!

  • Part 6は「長文の穴埋め」だ。 Part 5の知識を文脈の中で応用する力が問われるぞ。

  • Part 7への重要な橋渡しだ。 Part 6で長文を素早く正確に読む力を磨くことは、Part 7のスコアアップに直結する。

  • 攻略の基本戦略は「ざっと全体を読む」こと! 指示文で文書の種類を把握し、文書全体の論理展開を理解することが、問題解決の第一歩になる。

  • 出題形式は「文法」「語彙」「文挿入」の3つだ。


💡 重要格言: 「Part 6は長文全体の理解が鍵!まずざっと読んで全体像をつかもう!」


本日出てきた単語


  • Subject /ˈsʌbdʒɛkt/【名】:件名

  • Announcement /əˈnaʊsənsmənt/【名】:お知らせ、発表

  • employee /ɪmˈplɔɪiː/【名】:従業員

  • company /ˈkʌmpəni/【名】:会社

  • conduct /ˈkɑːndʌkt/【動】:実施する、行う

  • safety /ˈseɪfti/【名】:安全

  • inspection /ɪnˈspɛkʃən/【名】:検査、点検

  • facility /fəˈsɪləti/【名】:施設

  • lead /liːd/【動】:(〜を)導く、率いる

  • department /dɪˈpɑːrtmənt/【名】:部署、部門

  • required /rɪˈkwaɪərd/【形】:必須の、義務付けられた

  • cooperate /koʊˈɑːpəreɪt/【動】:協力する

  • team /tiːm/【名】:チーム

  • question /ˈkwɛstʃən/【名】:質問

  • contact /ˈkɑːntækt/【動】:連絡する

  • directly /dəˈrɛktli/【副】:直接に

  • Human Resources /ˈhjuːmən rɪˈsɔːrsɪz/【名】:人事(部)

  • Staff /stæf/【名】:職員、スタッフ

  • Date /deɪt/【名】:日付

  • Updated /ʌpˈdeɪtɪd/【形】:更新された

  • Leave Policy /liːv ˈpɑːləsi/【句】:休暇規定

  • inform /ɪnˈfɔːrm/【動】:知らせる

  • comply with /kəmˈplaɪ wɪð/【句】:〜に従う、遵守する

  • federal /ˈfɛdərəl/【形】:連邦の

  • regulation /ˌrɛɡjuˈleɪʃən/【名】:規制、規定

  • take effect /teɪk ɪˈfɛkt/【句】:発効する、施行される

  • completely /kəmˈpliːtli/【副】:完全に

  • complete /kəmˈpliːt/【形】:完全な

  • completion /kəmˈpliːʃən/【名】:完了

  • completing /kəmˈpliːtɪŋ/【形】:完了させている


ボット君: Part 6の全体像と基本戦略がよく分かりました!長文と聞くと身構えていましたが、今日の学びで、なんだか挑戦できそうです!

先生: その調子だ、ボット君!今日の学びをしっかり復習して、次回の講座に備えよう!次回は、Part 6で頻出する**「時制」と「受動態」**の文法問題に焦点を当てて、文脈の中での正確な判断力を養っていくぞ!


次回: 第14回:Part 6対策(2)時制・受動態の文脈判断

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