陰風流念写(インフル念写)|毎週ショートショートnote
平安末期、陰陽師・鴨川幻斎が編み出したとされる秘術「陰風流念写」は、文字通り死と隣り合わせの高熱にうなされる瞬間、意識が朦朧とする状態を利用し、心に浮かんだ映像を紙に転写するというものだ。
この術を使った者は必ず高熱に苦しみ、それがまるで「悪い風」のように広がるため、「陰風流」の名がつけられたという。
戦国の世、この術を極めた兵法家・紙谷文蔵は決戦前夜、高熱で意識が朦朧とする中、敵の全配置だけでなく、わずかな油断や隠された罠まで克明に写し取った。翌朝、図の通りに攻め、完勝を収めた彼は、こう語ったと記録されている。
「熱は迷いを溶かし、真を残す」
江戸期には恋文に応用され、
「熱に浮かされて書いた言葉こそ真心」
と信じられ、わざと風邪をひいて筆を取る者もいた。
そして現代、我々がSNSに投稿する
「熱を帯びた言葉」が、瞬く間に世界を駆け巡るのは、この陰風流念写の影響である。
「インフルエンサー」という言葉の起源が、
この秘術に関係しているとする説は、
今なお文化史研究家の間で根強いが、
本当に恐れるべきは、
その言葉を打ち込ませている「熱」が、
平安の昔から変わらぬ、誰かの
「迷いを溶かし、真を残す」
冷たい念写の力ではないのかということである。

あとがき
いかがでしたでしょうか?
自分はいくつかの作風を持っているのですが、
実はこの架空の妄想の話を、
如何にもありそうに書く
『民明書房シリーズ』が実は一番好きです😅
ショートショートの基本である
『奇笑転結』に沿っていて、
(えっ、漢字が違う?😓)
書いていて、突っ込みどころが多く、
自分でもニヤけながら書いてます😆
みなさまも、色々突っ込みながら
楽しんでいただければ幸いです。
あと、このシリーズ、実は同じ人物を
過去にも出してます。
過去の作品も読んでいただけると、
歴史の奥深さとくだらなさが
分かるかと思いますので、是非
お手にとってみてください😌
(そのうち、作品にでてきた人物図鑑とか
歴史年表も作ろうかな←誰が興味あるか)
今回参加させていただいたのは、いつも感謝。
たはらさんのこちらの企画になります。
※ご注意:本記事の内容は創作であり、実在の書籍や史実とは関係ありません。
民明書房は、漫画『魁!!男塾』などで登場する架空の出版社で、当時のパロディ文化を象徴する存在です。
本記事をきっかけに、そのユーモアと背景を知っていただければ幸いです。
#毎週ショートショートnote
#インフル念写
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