フェイクニュース、陰謀論、疑似科学、デマの歴史
フェイクニュースや陰謀論、疑似科学などの歴史
Gamini 2.5 Flash Deep Research とNotebookLM を使用して、歴史をまとめてみました。
紀元前6世紀頃: 占星術が古代メソポタミアで天文学と深く結びついて発展し、その時代の世界観と融合する。
紀元前3世紀頃: 錬金術がエジプト、ギリシャ、中国などで発展。初期の科学的探求の一部となるが、やがて疑似科学として分類される。
17世紀:
1620年: フランシス・ベーコンが科学的思考の重要性を提唱し、イドラ(Idola)と呼ばれる人間の偏見や誤謬を指摘。
18世紀:
1717年: 近代フリーメイソンがロンドンでグランドロッジを結成。啓蒙思想に基づき「自由、平等、友愛、寛容、人道」を掲げる友愛団体として各国に広がる。
フランス革命期 (1789年以降): 旧体制側の聖職者アブル・バリュエルらが「革命の黒幕はフリーメイソンやイルミナティだ」と主張し、フリーメイソン陰謀論がヨーロッパ各地に拡散。
19世紀:
1843年: フランスの生理学者フランソワ・マジャンディーが骨相学を「現代の疑似科学」と称し、「疑似科学(pseudoscience)」という言葉を初めて用いる。
1844年: 「pseudo-science」という言葉が『Northern Journal of Medicine』第387号の記事で初めて使用され、広く普及し始める。
19世紀末: 「ユダヤ・フリーメイソン陰謀論」が形成され、フリーメイソンがユダヤ人と結託して世界支配を企むといったデマが流布される。
20世紀:
20世紀初頭: ロシア発の偽書『シオン賢者の議定書』が作成され、フリーメイソンがユダヤ人秘密政府の手先として描かれ、反ユダヤ・フリーメイソン陰謀論が体系化される。
1923年: 関東大震災が発生。情報網の遮断と治安悪化の中で「外国人が放火している」などのデマが広がり、虐殺事件に発展。オルポートとポストマンの「噂の法則」が示す「重要性×曖昧さ」が高まる状況の典型例。
1930年代~1940年代: ナチス・ドイツが「ユダヤ人とフリーメイソンが世界を乱す元凶である」というプロパガンダを展開し、フリーメイソン会員を迫害、多数が逮捕・投獄される。陰謀論が政治的弾圧の根拠として悪用された最たる例。
1942年: ロバート・K・マートンが真の科学を示す5つの「規範」(独創性、分離性、普遍性、懐疑心、開放性)を提唱。
1947年: G.W.オルポートとL.ポストマンが社会心理学の古典的著作『デマの心理学(The Psychology of Rumor)』を出版。「噂の伝播量(R)=情報の重要性(i)×情報の曖昧さ(a)」という「噂の基本法則」を提唱。
1952年: マーティン・ガードナーが著書『奇妙な論理(Fads and Fallacies in the Name of Science)』を出版し、多数の疑似科学的・超常現象的言説を批判的に検証。
1973年12月: 豊川信用金庫事件発生。女子高生の雑談をきっかけとしたデマが社会不安と伝聞ゲームの中で誇張され、「信用金庫が倒産する」という噂が広がり、取り付け騒ぎに発展。無線によって広範囲に拡散。
1978年: ポール・サガードが、疑似科学を科学と区別できるのは、長期にわたる進歩のなさ、提唱者が問題点を認めず対処しない場合であると提案。
1980年代後半~1990年代: 日本でUFO、オカルト、超能力、予言といった超自然現象や疑似科学への関心が高まり、「トンデモ本」ブームが起こる。
1989年: 女子高生コンクリート詰め殺人事件が発生。のちに、スマイリーキクチ中傷被害事件のデマと結びつけられる。
1990年代: 「と学会」が結成され、『トンデモ本の世界』シリーズを刊行。ユーモアを交えながら疑似科学やトンデモ言説の論理的破綻を指摘し、情報リテラシーの重要性を訴える。
1999年春頃: スマイリーキクチ中傷被害事件発生。インターネット掲示板「2ちゃんねる」でスマイリーキクチ氏が女子高生コンクリート詰め殺人事件の実行犯であるというデマが拡散され、長期にわたり誹謗中傷被害を受ける。2009年に加害者が摘発される日本初の事件となる。
2000年頃: 「マイナスイオン」がテレビや雑誌で取り上げられブームとなるが、科学的根拠がないとして批判される。
21世紀:
2003年: 伊勢田哲治が『疑似科学と科学の哲学』を出版。「線引き問題」にベイズ主義的アプローチを提唱。
2006年: 森達也が『世界を信じるためのメソッド』を刊行(後の『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』初版)。メディアの虚構性、多面性、偏りを指摘し、メディア・リテラシーの重要性を説く。
2011年: 東日本大震災が発生。「人工地震」デマや電力会社の情報に関するデマが広がり、混乱を引き起こす。また、「コンスピリチュアリティ」という概念が提唱される。
2015年: 山本弘が『ニセ科学を10倍楽しむ本』を出版。対話形式で血液型性格診断、ゲーム脳、アポロ陰謀論などのニセ科学を批判し、科学的懐疑主義と情報リテラシーを啓発。
2016年:
2月15日: 石川幹人が『なぜ疑似科学が社会を動かすのか ヒトはあやしげな理論に騙されたがる』を出版。疑似科学が人間の「物語志向」や「自己正当化」といった心理的脆弱性に根ざしていることを分析。
4月: 熊本地震発生。直後に「動物園からライオンが脱走した」というデマがSNSで拡散し、投稿者が逮捕される。
米国大統領選挙: フェイクニュースが社会を分断し混乱させる現象が世界的な注目を集め、「フェイクニュース元年」と呼ばれる。
12月8日: ジャーナリストのマイケル・V・レバインが、ウェブサイト「Natural News」が危険な反医薬品・反ワクチン・反GMOの疑似科学を拡散していると指摘。
2017年:
烏賀陽弘道が『フェイクニュースの見分け方』を出版。ジャーナリストとしての経験に基づき、事実と意見の峻別、情報源の評価、多角的な視点の導入など、フェイクニュースを見抜く実践的なノウハウを提示。
10月: Qアノンが匿名画像掲示板「4chan」に現れ、「Qドロップス」と呼ばれる投稿を開始。トランプ大統領が「ディープ・ステート」と戦っているという陰謀論を拡散し始める。
2018年:
笹原和俊が『フェイクニュースを科学する』を出版(単行本)。計算社会科学の手法を用い、フェイクニュースが「事実よりも遠く、深く、早く、幅広く拡散する」という現象を、認知バイアス、情報環境の偏り、認知の限界という三つのメカニズムから構造的に解明。
環境相がEM菌について「効果があるとの科学的な検証を承知していない」と否定的な見解を示す。
2019年: Qアノンが著しく成長し、「神は勝利する」というスローガンを共有し、終末論的な信仰体系へと変貌。
8月: 常磐道あおり運転事件発生。「ガラケー女を特定した」というフェイク情報が拡散され、無関係な女性の実名が晒される。
2020年:
新型コロナウイルスのパンデミックが発生。公衆衛生に関わるデマや陰謀論が爆発的に拡散する「インフォデミック」という新たな段階に情報環境が進化。
トイレットペーパー・ティッシュペーパー売り切れ騒動が発生。SNSでのデマが発端となり、日本中で買い占めが発生。
Qアノンがパンデミックを利用して「子どもたちを救え」といったメッセージを拡散し、信者を拡大。
米国大統領選挙で、Qアノンが「不正選挙」神話の形成と拡散に決定的な役割を果たす。
2021年:
1月6日: Qアノンを妄信する人々によってアメリカ連邦議会議事堂襲撃事件が発生。陰謀論が現実の政治に影響を与え、暴力事件にまで発展しうることを象徴する出来事となる。
2022年:
秦正樹が『陰謀論-民主主義を揺るがすメカニズム』を出版。政治学的な実証研究に基づき、「政治に関心が高く自分は正しいと信じる善意の者ほど陰謀論に染まる」という衝撃的な知見を提示。
2023年:
3月: 論集『コンスピリチュアリティ入門 スピリチュアルな人は陰謀論を信じやすいか』が創元社から刊行。陰謀論とスピリチュアリズムが交錯する「コンスピリチュアリティ」を多角的に分析。
大野智が『民間療法は本当に「効く」のか』を出版。健康食品や代替医療の科学的根拠を検証し、ヘルスリテラシーの重要性を説く。
2024年:
1月30日: マイク・ロスチャイルド著、烏谷昌幸・昇亜美子訳『陰謀論はなぜ生まれるのか:Qアノンとソーシャルメディア』が慶應義塾大学出版会から発行。Qアノン現象の深層を心理学的・社会学的メカニズムから分析。
2025年:
5月: 論考集『社会分断と陰謀論 虚偽情報があふれる時代の解毒剤』が文芸社から出版。「トランプ時代の『陰謀論が武器化・日常化した』世界」を読み解き、各国事例やテーマ別考察を通じて、社会分断と陰謀論の関連性を分析。
キャスト・オブ・キャラクターズ
著者・研究者
G.W.オルポート(Gordon Willard Allport):社会心理学者。1947年にL.ポストマンと共著で『デマの心理学(The Psychology of Rumor)』を出版し、「噂の伝播量(R)=情報の重要性(i)×情報の曖昧さ(a)」という「噂の基本法則」を提唱した。
L.ポストマン(Leo Postman):社会心理学者。1947年にG.W.オルポートと共著で『デマの心理学(The Psychology of Rumor)』を出版し、「噂の基本法則」を提唱した。
マーティン・ガードナー(Martin Gardner):著述家、数学者。1952年に『奇妙な論理(Fads and Fallacies in the Name of Science)』を出版し、多数の疑似科学的・超常現象的言説を批判的に検証した。
山本弘(やまもとひろし):SF作家、「と学会」初代会長。2015年に『ニセ科学を10倍楽しむ本』を出版。血液型性格診断、ゲーム脳、アポロ陰謀論などのニセ科学を批判し、科学的懐疑主義と情報リテラシーを啓発した。
森達也(もりたつや):ドキュメンタリー映画監督、作家、明治大学特任教授。2006年に『世界を信じるためのメソッド』(増補新版『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』)を刊行。メディアが本質的に持つ「虚構性」「多面性」「偏り」を解き明かし、メディア・リテラシーの重要性を説いた。
伊勢田哲治(いせだてつじ):科学哲学者、名古屋大学教授。2003年に『疑似科学と科学の哲学』を出版し、科学と疑似科学の「線引き問題」にベイズ主義的アプローチを提唱した。
石川幹人(いしかわまさと):認知情報論・科学基礎論学者、明治大学情報コミュニケーション学部教授。2016年に『なぜ疑似科学が社会を動かすのか ヒトはあやしげな理論に騙されたがる』を出版。人間の認知特性と進化生物学の視点から、疑似科学が社会に広まる心理的・社会的メカニズムを分析した。
笹原和俊(ささはらかずとし):計算社会科学研究者、東京大学大学院教授。2018年に『フェイクニュースを科学する』を出版。SNS上のビッグデータ分析を通じ、フェイクニュースが「事実よりも遠く、深く、早く、幅広く拡散する」構造を認知バイアス、情報環境の偏り、認知の限界という三つのメカニズムから解明した。
烏賀陽弘道(うがやひろみち):フリージャーナリスト。2017年に『フェイクニュースの見分け方』を出版。長年の記者経験に基づき、事実と意見の峻別、情報源の評価、空間軸・時間軸の拡張など、フェイクニュースを見抜く実践的なノウハウを提示した。
左巻健男(さまきたけお):理科教育研究者、元法政大学教授。ニセ科学批判の第一人者。書籍『学校に入り込むニセ科学』を執筆し、日本の教育現場に蔓延するニセ科学(『水からの伝言』、EM菌、ゲーム脳など)の危険性と、教員の善意につけ込む構造を分析した。
ジョゼフ・E・ユージンスキ(Joseph E. Uscinski):マイアミ大学政治学教授。陰謀論研究の第一人者。著書『陰謀論入門—誰が、なぜ信じるのか?』で、陰謀論を学術的に定義し、それを信じる人々の心理的・社会学的要因を分析した。
辻隆太朗(つじりゅうたろう):宗教学者。著書『世界の陰謀論を読み解く—ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ』で、陰謀論を「たったひとつの視点で世界のすべてを明瞭に説明する、非常に便利な思考のフィルタ」と捉え、その発生と流布の構造、人々が陰謀論を求める心理的要因を考察した。論集『コンスピリチュアリティ入門』や『社会分断と陰謀論』にも寄稿。
秦正樹(はたまさき):政治学者。著書『陰謀論-民主主義を揺るがすメカニズム』で、実証研究に基づき「政治に関心が高く自分は正しいと信じる善意の者ほど陰謀論に染まる」という知見を提示し、ソーシャルメディアの役割、保守とリベラルの陰謀論を分析した。
マイク・ロスチャイルド(Mike Rothschild):ジャーナリスト、陰謀論・カルト団体研究家。著書『陰謀論はなぜ生まれるのか:Qアノンとソーシャルメディア』で、Qアノン現象の誕生から拡散、信者の心理、ソーシャルメディアの役割を詳細に分析した。
大野智(おおのさとる):医学博士、島根大学医学部附属病院臨床研究センター教授。著書『民間療法は本当に「効く」のか』で、健康食品や代替医療の科学的根拠を検証し、EBM(科学的根拠に基づく医療)とヘルスリテラシーの重要性を説いた。
ヘルムート・ラインアルター(Helmut Reinalter):歴史学者、フリーメイソン研究所所長。著書『フリーメイソンの歴史と思想――「陰謀論」批判の本格的研究』で、フリーメイソンの歴史的実像と、それを取り巻く陰謀論の根拠の薄弱さを詳細に分析した。
横山茂雄(よこやましげお):英文学、思想史、オカルティズム研究者。論集『コンスピリチュアリティ入門』の「コンスピリチュアリティとは何か」を執筆し、概念的定義と歴史的源流を論じた。
堀江宗正(ほりえむねまさ):宗教学者。論集『コンスピリチュアリティ入門』の「神真都Qと陰謀論団体とコンスピリチュアリティ」を執筆し、日本の陰謀論団体を事例分析した。
清義明(せいよしあき):フリーランスライター、社会問題・メディア史研究者。論集『コンスピリチュアリティ入門』の「宗教と陰謀のブリコラージュ」を執筆し、宗教と陰謀論の構造的類似性を分析した。
竹下節子(たけしたせつこ):比較文化史、カトリック史、エゾテリズム史研究者。論集『コンスピリチュアリティ入門』の「フランスとアングロサクソンのコンスピリチュアリティはどう異なるか」を執筆し、文化的背景による陰謀論の受容の差異を論じた。
栗田英彦(くりたひでひこ):宗教学者。論集『コンスピリチュアリティ入門』の巻末対談「コンスピリチュアリティは『新しい』のか?」に参加し、陰謀論の歴史的・思想的位置づけについて総括的な議論を行った。
雨宮純(あめみやじゅん):ライター、オカルト・スピリチュアル・悪徳商法研究家。論考集『社会分断と陰謀論』の共著者の一人。『あなたを陰謀論者にする言葉』も執筆。
上野庸平(うえのようへい):論考集『社会分断と陰謀論』の共著者の一人。フランス、アフリカの偽史について論じた。
烏谷昌幸(からすやまさゆき):慶應義塾大学出版会で『陰謀論はなぜ生まれるのか』の翻訳者の一人。政治とメディアの関わりを研究。論考集『社会分断と陰謀論』の共著者の一人。
長迫智子(ながさことみこ):論考集『社会分断と陰謀論』の共著者の一人。情報セキュリティ分野の専門家であり、個人の情報リテラシー向上や偽情報対策について提言。
真殿琴子(まどのことこ):論考集『社会分断と陰謀論』の共著者の一人。トルコの社会分断について論じた。
水野俊平(みずのしゅんぺい):論考集『社会分断と陰謀論』の共著者の一人。韓国の左右対立について論じた。
内田樹(うちだしげる):哲学者。岩田健太郎との共著『リスクを生きる』で、現代社会の不確実性と陰謀論の関連性を哲学的に論じ、「不条理な現実を受け入れ、粘り強く対処する『ハードボイルド』な生き方」を提言した。
岩田健太郎(いわたけんたろう):医師。内田樹との共著『リスクを生きる』で、現代社会の不確実性と陰謀論の関連性を哲学的に論じ、「不条理な現実を受け入れ、粘り強く対処する『ハードボイルド』な生き方」を提言した。
下村健一(しもむらけんいち):情報リテラシーの専門家、インターネットメディア協会メディアリテラシー部門理事。「ソ・ウ・カ・ナ」(速断するな、鵜呑みにするな、片寄るな、スポットライトの中だけ見るな)という情報判断の心得を提唱。
歴史上の人物・組織
アブル・バリュエル(Abbé Barruel):フランス革命期の聖職者。フリーメイソンやイルミナティがフランス革命の黒幕であるという陰謀論を提唱し、その後の陰謀論の原型を築いた。
フリードリヒ2世(大王)(Friedrich II. der Große):プロイセン王国の啓蒙君主。自身もフリーメイソンであり、その時代にはフリーメイソンが比較的保護された。
トーマス・クーン(Thomas Kuhn):科学哲学者。「パラダイム・シフト」という概念を提唱し、科学の進歩が連続的ではなく、不連続な科学革命によって起こると主張した。
イムレ・ラカトシュ(Imre Lakatos):科学哲学者。「リサーチプログラム論」を提唱し、科学理論が単独で評価されるのではなく、保護帯に守られた「ハード・コア」を持つ研究プログラムとして、その進歩性や問題解決能力によって評価されるべきだと主張した。
ラリー・ラウダン(Larry Laudan):科学哲学者。「リサーチトラディション論」を提唱し、科学と疑似科学の区別は「擬似問題」であり、信頼できる知識と信頼できない知識というより一般的な区別に焦点を当てるべきだと主張した。
カール・ポパー(Karl Popper):科学哲学者。「反証可能性(falsifiability)」を科学と非科学を区別する基準として提唱。マルクス主義、フロイトの精神分析、占星術などを疑似科学の例とした。
ロバート・K・マートン(Robert K. Merton):社会学者。真の科学を示す5つの「規範」(独創性、分離性、普遍性、懐疑心、開放性)を明らかにした。
ドナルド・トランプ(Donald Trump):米国元大統領。彼の支持者の間でQアノンや「不正選挙」陰謀論が拡散し、2021年の連邦議会議事堂襲撃事件につながるなど、陰謀論の「武器化」と「日常化」を象徴する存在となった。
Q:2017年10月に匿名画像掲示板「4chan」に現れた正体不明の人物。Qアノンの始まりとなる「Qドロップス」を投稿し、「ディープ・ステート」と戦うトランプ大統領の物語を拡散した。
ジェイク・アンジェリ(Jake Angeli):通称「Qアノン・シャーマン」。2021年のアメリカ国会議事堂襲撃事件において象徴的な存在として知られるようになり、「コンスピリチュアリティ」の概念が世界的に注目を集めるきっかけとなった。
江本勝(えもとまさる):『水からの伝言』の提唱者。「水に優しい言葉をかけると美しい結晶ができ、汚い言葉をかけると結晶が崩れる」という、科学的根拠がないとされる主張を広めた。
比嘉照夫(ひがてるお):琉球大学名誉教授。EM(有用微生物群)菌の提唱者。EM菌が農業や環境浄化、さらには医療や放射能無害化にまで効果があるという主張を広めたが、科学的根拠が乏しいと批判されている。
世界救世教(せかいきゅうせいきょう):EM菌の起源に関連するとされる新興宗教。
向山洋一(むかいやまよういち):教育技術の普及を目的とする団体TOSS(教育技術の法則化運動)の設立者。その権威の下でニセ科学に基づく学習指導案が「教育技術」として正当化されたと指摘されている。
森昭雄(もりあきお):「ゲーム脳」の提唱者。ゲームのやりすぎが認知症のような状態を引き起こすという説を広めたが、科学的根拠がないと批判されている。
やなせたかし(柳瀬嵩):漫画家、絵本作家。「アンパンマン」の作者。物江潤は、デマや陰謀論に囚われた人々を救う解決策として、アンパンマンの「誰かの役に立つという『自分なりの小さな物語』」の哲学を引用している。
団体・コミュニティ
旧統一教会:安倍元首相の事件をきっかけに注目された組織的な「カルト」。物江潤は、これまでの組織的なカルトとは異なる、より身近で不可視な新たな脅威「スマホ教」の台頭を指摘する対比として言及した。
光の銀河連合:トランプ大統領と闇の政府の戦いを描く陰謀論に登場する存在。
と学会(とがっかい):オカルトなどを扱う「トンデモ本」を研究する批評団体。山本弘が初代会長を務め、『トンデモ本の世界』シリーズを刊行し、ユーモアを交えながら疑似科学を批判した。
ASIOS:石川幹人が発起人メンバーを務める、超常現象の懐疑的調査を行う団体。
EM研究機構:EM菌の商標登録を行い、その普及に関わる団体。
TOSS(教育技術の法則化運動):教育技術の普及を目的とする団体。向山洋一を教祖化し、その権威の下でニセ科学に基づく学習指導案が広められたと指摘されている。
Qアノン:2017年に匿名掲示板「4chan」から始まった陰謀論ムーブメント。トランプ大統領を「光の戦士」とし、「ディープ・ステート」と戦っていると主張。2021年の米連邦議事堂襲撃事件を引き起こした。
神真都Q:日本の陰謀論団体の一つ。論集『コンスピリチュアリティ入門』で事例分析された。
参政党:日本の政治団体。論集『コンスピリチュアリティ入門』で、日本国内で政治的影響力を持ちつつある事例として取り上げられた。
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