プレコンセプションケア講演会~若い世代からの健康づくり~
令和7年7月12日(土)
新井総合コミュニティセンター 大会議室にて
医療法人社団栄賢会 梅ヶ丘産婦人科ARTセンター センタ長の齊藤先生を講師に
妙高市主催のプレコンセプション講演会が行われました。
第1部 「妊娠適齢期とプレコンセプションケア」14:00~15:30
第2部 「プレコンセプションケアの必要性と人口減少に対する戦略」16:00~17:30

第1部「妊娠適齢期とプレコンセプションケア」
0.ヒトの生殖
1.妊娠・出産の適齢期の啓発の必要性
2.妊娠・出産に適した時期
3.不妊治療
4.プレコンセプションケア
~齊藤先生のお話の抜粋~
・妊娠しやすさの知識を早いうちに知る事でライフスパンを自分で考え、行動につながる。
・若い女性の健康課題となっている「やせ」
やせていることで、死亡率上昇、栄養素欠乏、心電図異常、無月経、不妊などがあり、
やせの女性の妊娠では、早産、低出生体重、子宮内発育遅延、先天性疾患等のリスクが上昇する。
・遮光の習慣の影響もあり、ビタミンD欠乏しやすい。ビタミンDが不足するとうつのリスクが増す。
・食生活が貧しくなり、葉酸も不足しがち。妊娠の少なくとも1ヵ月以上前から食品に加え、栄養補助食品から1日0.4㎎の摂取が望ましい。
・精子は高温に弱いことから陰嚢の温度は低くなるように体は作られている。膝上PC、きつい下着等で陰嚢表面温度は上昇する。サウナにより、精子濃度は低くなる。
第2部 「プレコンセプションケアの必要性と人口減少に対する戦略」
1.日本の人口の推移
2.人口減少に対する国の取り組み
3.我々生殖医療専門医が担うべき課題
ー特に、プレコンセプションケアー
4.私(齊藤先生)の視点
~齊藤先生のお話の抜粋~

(リンクが貼れなかったので、詳しく知りたい方は検索してみてください)
・人口が減り、2100年に4000~6000万人の予測となっている。(↑のグラフ参照)100年前と同じくらいの人口規模となるが、100年前は、高齢化率が4.9%で、現在と大きく異なり、社会保障の維持ができない。
公共施設や水道、道路等、公共サービスが危機。蛇口をひねれば安全な水がでる、ごみ収集に来てくれるのは当たり前ではない。
・2013年に「地域少子化対策強化交付金」が創設される等、少子化対策をしてきた。お金が得られなかったため、十分な政策になっていなかったが、全世代から徴収することになった。
(2024年1月人口戦略会議について、説明がありました。)
・卵子凍結保存について、妊娠には体外受精の手技が必要であることや妊娠・出産時が高齢のためのリスク等がある。
初婚行動を早める政策が大切。

~岩澤愛の感想~
講師の齊藤先生は、46年間不妊治療に携わられ、厚労省の審議会で委員や座長を務められているそうです。
医療面からだけでなく、社会動向や政策も含めてのお話でした。
一生懸命働き、食生活が貧しくなっている事で、病気のリスクが増しているとのお話は衝撃的でした。妊産婦死亡の原因として増えている自殺も、ビタミンDを摂る事でうつの予防になるとのこと。
食育や健康づくりについて、更に取り組んでいくことが大切だと思いました。
今回の講演会は、プセコンセプションケアの必要性を感じるものでした。
この講演会をきっかけに、
次は広く普及するための具体的な取り組みが必要だと感じました。
おひとりおひとりの心と身体、
社会も健康になるよう、継続して効果的に事業が行われることを期待し、活動して参ります。
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