WAI-illustrious-SDXL-v16 の紹介! Civitai のライセンスを注意深く見てみよう 【画像生成 AI・アニメイラスト】
はじめに
こんにちは、きまま / Easygoing です。
今回は、SDXL の大人気の アニメモデル WAI-illustrious-SDXL-v16 についてご紹介します。

WAI-illustrious-SDXL-v16 ってなに?
WAI-illustrious-SDXL シリーズは、 WAI0731 氏 が公開されている、ローカルの画像生成でおそらく 最も人気のあるアニメモデル です。

WAI-illustrious-SDXL シリーズは頻繁にバージョンアップが行われていますが、2025年12月18日 に最新版の WAI-illustrious-SDXL-v16 が公開されました。
WAI-illustrious-SDXL-v16 は、最新のイラストで学習を行っていて、さらに瞳や手の描写も正確で、全ての用途で隙のないアニメモデル になっています。
v16 と v15 を比較してみる
それでは、v16 モデルの出力を前作の v15 と比較してみます。
左が今回公開された WAI-illustrious-SDXL-v16、右が前作の v15 のイラストになります。
山の夜明け

プレゼント

拡大図

両者を比較すると、v16 は全体的に 出力がクリアー で 顔が明るく 描写されています。
また、髪の部分を拡大すると、v16 は 線がきれい で自然な表現になっています。
Illustrious-XL シリーズとその派生モデルは、品質を上げようとするとプラスチックのような硬い質感になることが多いのですが、WAI-illustrious-SDXL-v16 モデルは ぷにぷにした張りのある質感 を表現することができます。
WAI-Illustrious-SDXL-v16 を改良する!
WAI-Illustrious-SDXL-v16 モデルはとても完成度の高いモデルですが、さらに独自の調整を行って画質の向上を目指してみます。
左が筆者が調整した WAI-illustrious-SDXL-v16_clear モデル、右がオリジナルの v16 モデル のイラストです。

今回調整した clear モデルは、モデル本体に微妙な調整を行ったのに加えて、VAE をアニメイラスト専用の FP32 形式 にアップグレードしているので、ディティールと色の表現がさらに良くなったと思います。
SDXL のアニメモデル専用の VAE
画像の違いを検出するツール
WAI-illustrious-SDXL のライセンスは?
ここから、WAI-illustrious-SDXL モデル のライセンスについて見ていきます。
WAI-illustrious-SDXL モデルは、Civitai ・TensorArt・Seaart AI の各プラットフォームで公開されています。
Civitai

Tensor Art

Seaart AI

これらのライセンスの表記は、それぞれのプラットフォーム独自の形式ですが、まとめると次のようになります。
モデルのマージと公開は可
出力物の商用利用も可
生成サービスでの利用は不可
モデル及び派生モデルの販売は不可
Civitai のライセンス表記は注意!
3つのプラットフォームのライセンス中で、特に注意が必要なのが Civitai のライセンス です。
Civitai では、WAI-illustrious-SDXL モデルのライセンスは Illustrious License と表記されていますが、実際にはそのようなライセンスは存在せず、Illustrious-XL シリーズには バージョン毎に異なるライセンス が設定されています。
Illustrious-XL_v0.1: Fair AI Public License 1.0-SD
Illustrious-XL_v1.0, 1.1: CreativeML Open RAIL++-M
Illustrious-XL_v2.0: CreativeML Open RAIL-M
Illustrious-XL シリーズのライセンス
Civitai の Illustrious License のリンクは、一番上の Fair AI Public License 1.0-SD に繋がっていますが、これは Illustrious-XL_v0.1 のライセンスを指していて、v1.0 以降のモデルが公開された後も 適切にアップデートされていない可能性 が高いです。
ライセンスの設定は、公開者の任意
ライセンスとは、本来は モデルの公開者が任意で設定 するものです。
一方で、Civitai ではモデルをアップロードするとき、モデルの種類を選択すると 自動でオリジナルのモデルと同じライセンス が適用されて、公開者が変更できない 仕様になっています。


もし、オリジナルのモデルと異なるライセンスを設定する場合は、正しいライセンスをモデルの説明文に書く しかありません。
以上のことから、Civitai のライセンスの表記は、かなり誤りが多い ので、ライセンスを確認するときはモデルの説明文をよく読み、迷ったときは他の公開サイトも確認するようにしておきましょう。
WAI-illustrious-SDXL-v16_clear のワークフロー
今回は、ライセンスの設定に迷ったので、WAI-illustrious-SDXL-v16_clear モデルは公開しませんが、代わりにマージレシピを公開します。

モデル
このワークフローを使うと、WAI-illustrious-SDXL-v16_clear モデルで出力することができます。
もし出力が気に入った場合は、Save Checkpoint ノード を接続すればモデルを保存することもできます。

なお、公式の WAI-illustrious-SDXL-v16 では、短い Negative Prompt の利用が勧められていますが、筆者の環境では抜いてもあまり変わりが無かったので、今回のワークフローでは省略しています。
もし Negative Prompt を使用する場合は、ConditioningZeroOut から繋ぎ変えて利用して下さい。
Negative Prompt を省略するメリット
Upscaler と Detailer の高画質のワークフロー
最後に、通常の画像生成に加えて Upscaler と Detailer の処理も行い、高画質なイラストを生成するワークフローをご紹介します。

モデル
ベースモデル:waiillustrioussdxl_v160
AI アップスケラー:IllustrationJaNai_V1_ESRGAN_135k
領域検出モデル:sam3.pt
このワークフローは、以前にご紹介した SAM3 のワークフローと基本的に同じですが、SAM3 モデルの処理を comfyui_sam3 カスタムノード に変えて、VRAM の処理を最適化しています。
筆者の環境では、こちらのカスタムノードの方が VRAM 超過エラーが起こりにくくなりました。
なお、新しいワークフローでも SAM3 モデルは別途ダウンロードする必要があるので、その方法は先ほどの記事をご覧ください。
まとめ:WAI-illustrious-SDXL-v16 を使ってみよう!
WAI-illustrious-SDXL-v16 は最新のアニメモデル
色とディティールが正統に進化
ぷにぷにの質感
今回は、WAI-illustrious-SDXL-v16 モデルをご紹介しました。
WAI-illustrious-SDXL-v16 は SDXL の定番アニメモデルで、アニメイラストで迷ったらこのモデルを使えばまず間違いないと思います。

最近では、Z-Image をはじめとした新しい画像生成モデルも登場していますが、WAI-illustrious-SDXL-v16 モデルの圧倒的な完成度を見ると、アニメイラストはまだまだ SDXL の時代 は続くのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます!
